食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

コロナ禍の政権批判タブー?1 「安倍首相の差配ピント外れ」 元知事・片山義博氏/少数派

2020年06月01日 | 新型コロナウイルス
Ns170minoritytp 少数派シリーズ 特設|新型コロナウイルス VOL.521547230b30
コロナ禍の政権批判タブー?1 「安倍首相の差配ピント外れ」 元知事・片山義博氏

1548371m120

■「安倍首相のコロナ対策差配ピント外れ」(抜粋) 鳥取県知事・片山義博氏
投稿者の前説/このコロナ禍・国民一丸となって感染対策に取り組まなければならないとして、安倍首相や政府を批判する人達を罵倒する勢力があります。しかし古くは太平洋戦争・ついこの間の東日本大震災復興など、政府は散々過ちを繰り返してきました。「お上のやることは常に正しい」は妄想に過ぎず、新型コロナ対策でも政権は対策を見誤りました。皮肉なことに著名人や国民が批判することによって改められ、却って政府が助けられる場面が多くなっています。いかなる場合でも政権批判(政権へのチェック)は、国民として健全な行為(権利・義務)なのです。多くの新聞で「安倍政権のコロナ対策の是非」について、著名人にインタビューした記事が掲載されています。そこで当ブログでも「コロナ禍における政権批判はタブー?」と題して、続けてピックアップ致します。

記事紹介  *タイトル付け、文章の省略化、補足は投稿者によるものです
 ↓ ↓


■森友・加計などいい加減なことをいう手法がコロナ政策では通用しなかった
安倍首相がこだわったのが、緊急事態宣言とセットで打ち出した経済対策だ。規模を「史上最大」 「世界的にも最大級」と誇った。かつてない規模だと、胸を張ることに何の意味があるのか。規模の大きさで、ウイルスを封じ込められるのでしょうか。情けないほどに、ピントがずれている。今やるべきは経済対策ではなく、ウイルス対策と生活や雇用などのセーフティーネットづくり。まずは一刻も早く終息させ、国民の命や健康を守るべきだ。それには人の動きをできるだけ止めること、PCR検査(遺伝子検査)の徹底や医療崩壊の阻止、有効な薬を見つけて投与できるように手立てを講じることが必要だと考える。なぜ、積極的にPCR検査をしなかったのか。検査数を増やして感染者が増えれば、入院患者が増えてベッドが埋まる。だから重症者を見つけることが主眼だと強調し、軽症者の検査を抑えたのではないか。であればこそ、軽症者を病院以外の施設に入れられるように、制度を早い段階で柔軟にしておくべきだった。

全世帯に2枚配る布マスクについては、苦笑せざるを得ない。安倍首相が、「3月は月6億枚以上、供給を確保する」と宣言した。(その後)、恐らく確保できなかったのだろう。(そこで)世帯に2枚配れば納得してくれると考えたのかもしれない。危機に瀕した時、政権の本質があぶり出される。これまでも、いい加減な説明を重ねてきた。五輪招致の際に東京電力福島第一原発の汚染水はアンダーコントロールだと言ったり、森友・加計学園問題を巡る不可解な釈明だったり。これまでは国民は、時間が経てば忘れてくれたのかもしれないが、いい加減なことをきっぱり言うという手法が、今回ばかりは通用しなかった。

■民主主義は自業自得の仕組み・安倍政権を国民が選んだ結果報いがきた
それは、新型コロナが広がる今の局面にも当てはまる。セーフティーネット構築が必要なのは、日本社会を守るため。感染が収まるまではまともに事業が続けられず、生活を維持できない。国民が、へこたれてしまうから、政府による、生活再建策が必要だ。手当てをすべきは、社会保障の網からこぼれ落ちてしまう人々だ。これは政権があまり関心を寄せてこなかった分野で、いわば土地勘がない。だから的確な手を打てず、どうしても経済対策が優先されてしまう。今こそ、周囲の英知を結集する時。しかし、長期政権のひずみはここにも表れている。各省には専門家がいるのに、意見が集まってきていないように見える。異論があっても、進言すればしかられる。物言えば唇寒し秋の風。官邸から指示されたことだけやればいい。霞が関は、そんな組織になってしまった。政権の周りが忖度や保身を考える役人ばかりになれば、霞が関が機能するはずもない。

危機に対応するリーダーには、何が求められるのか。大所帯を切り盛りして、要所を見極め、広く目配りができる能力だ。組織管理能力がある人をトップに選ぶという視点がとても重要。安倍政権がこのような体質になったのも、野党を頼りなくしたのも、選挙で1票を入れた国民の責任だ。民主主義とは、自業自得の仕組み。国民が選んだ結果、報いがくるわけだ。

Sankoub
次号/53・プレバト俳句の見過ぎで“東京アラート解除されず”を「現状維持」と思ってしまう
前号/51・ブルーインパルス都心低空飛行は医療関係者への感謝・敬意でも危険極まりない

Ntopkeiji

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ▽[R1江戸前から繋がる世界... | トップ | コロナ自粛で増えた新規テイ... »
最新の画像もっと見る

新型コロナウイルス」カテゴリの最新記事