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松尾貴史コラム◇「桜を見る会」招待者リスト廃棄・隠したがるには「何か」がある/少数派

2019年11月19日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ  特設|桜を見る会(桜疑惑) VOL2
松尾貴史コラム◇「桜を見る会」招待者リスト廃棄・隠したがるには「何か」がある

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■これほど性急に隠したがるには法律に抵触する重大なことがあるのだろう
「桜を見る会」の招待者リストが、早々と廃棄されたと言う。またもや安倍政権の“不都合な事実”は、「証拠隠滅」されそうになっています。森友学園・加計学園などでも、都合悪いことは証拠書類が紛失したりなかったことにされる。また70年近く続いてきたこの桜を見る会も、突然、安倍首相の中止(来年)発言、民間英語試験もまた然り、政権に不利な大勢になると止めてしまう体質。これほどまでに性急に隠したがるには、「何か」があるのだろう。それは法律に抵触、特定分野の人間をえこひいきしたなど、探られると困る重大なことが隠されているのでしょう。野党の追及、不正を許さない世論の高まりが期待されます。なお下記に記載した松尾貴史氏コラムでは、原稿締切日時の関係か、隠す理由や中止されたことには触れられていません。

毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムから抜粋した記事をご紹介します。松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*タイトル付け、文章の省略化、補足は投稿者によるものです。

 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■18000人もの招待者リストが廃棄される訳がない・総務省や文科省には存在
総理大臣主催の「桜を見る会」への支出や招待客の選定方法に、疑念が募っている。いや、疑念というよりは確実に安倍晋三氏やその取り巻きが私物化して、公金をほしいままにしていることは明白だと思うが、この政権になってから助長されている「証拠隠滅」の芸風が、ここでもいかんなく発揮されている。税金を使ってやる催しであるにもかかわらず、誰がどういう基準で選ばれ招待されていたかの検証が不可能になるように、リストや経緯の記録をイベント終了後に「遅滞なく」廃棄したのだという。

防衛省のイラクや南スーダンでの日報を廃棄したと偽った問題と同じく、「まずいものは捨てたことにしよう」という体質がここでも顕在化した。廃棄したというけれど、翌年以降、参考にしなければならない資料であることは確実なので、そのデータがどこにも残されていないなどということがあろうはずがない。1万8000人分ものリストがすべて紙だったとしても、原本しか作っていないわけがない。もちろん印刷して配布されてもいるだろうし、デジタル化されたデータはあちらこちらに残されているはずだ。

公表しろと要求されれば「個人情報だ」とおためごかしな言い逃れをするが、多額の税金を使って、各界の功績のあった人たちを、屋外の公的な場所で、テレビや新聞のカメラがわんさか入るところへ招くのに、参加者が「個人情報なので公表しないで」というのは、どういうシチュエーションを想定しているのか。「保存期間1年未満で廃棄」としているのは内閣府人事課だけで、総務省や文部科学省ではもっと長期間保存することが決まっている。総務省の定めている標準文書保存期間基準によると、桜を見る会は「栄典または表彰に関する事項」とされ、選考基準、選考案、被招待者名簿は保存期間が「10年」になっている。内閣府人事課がすぐに廃棄するという特別な理由があるとすれば、隠さなければならない何かがあるのだろう。そして廃棄して出せないというなら、総務省や文科省に出させればいい。

■功績者とは「首相の地元選挙や自民党のために頑張ってくれた」という功績
各界の功績があった人を招待しているというけれど、安倍氏の選挙区の後援会が850人も大挙してバスを連ねてやって来たり、三原じゅん子参議院議員の家族が参加していたり、なぜ呼ばれたのかが分からないと本人たちも言う芸能人らが呼ばれたり、あまりにも不透明なことが多すぎる。功績という名目も、「自分や自民党の選挙の時に頑張ってくれた」という「功績」のことではないかと勘繰りたくもなる。権力者が人気者と並んで写真や映像に納まるのは、昔からイメージアップの手法として使われる手口だが、やるなら税金を使わないでほしい。

それも、予算が数倍に膨れ上がり、5000万円規模になっている。やたらとかけられる金額が増えていることの言い訳として「セキュリティー」を持ち出していたが、説得力が全くない。それが正当な理由ならば、使途を公表すべきだ。こんなことばかりしていると、国民の納税意欲にも障るのではないか。 <省略> 自分の仲良しやシンパを優遇する傾向が顕著な現政権がこれほどまでに隠したがることで、その本質が表れているのではないか。

Sankoub 桜を見る会特集
次号/3・桜を見る会の本質は「安倍首相が“安倍首相のサクラ”(協力者)を見る会」だった
前号/1・「桜を見る会」安倍首相は税金で後援者を接待・明らかに公職選挙法違反

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