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ジャニー喜多川⑦事務所はスマイルアップに社名変更もアナグラムは「ア・スマップ・イル」/少数派

2023年10月19日 | メディア・SNS
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ジャニー喜多川⑦事務所はスマイルアップに社名変更もアナグラムは「ア・スマップ・イル」

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当該の記者会見画像ではありません/フリー素材

■社名スマイルアップでは反省を感じられず被害者へのお詫びになっていない
ジャニーズ事務所(以降、事務所表記)は23年10月17日から、社名を「SMILE-UP.」に変更した。しかしこの社名は、事務所の社会貢献活動に使われたフレーズで、被害者からみれば未だに“ジャニーズ”を引きずっていると感じ、被害者を始め国民への反省やお詫びになっていない。アナグラム(文字の入れ替え)では、“スマイルアップ”にはSMAPが隠れている。確かに“スマイルアップ”→「ア!・スマップ・イル!」。今号も、癒着したTV局(NHK・民放)・スポーツ紙のジャニ担(ジャニーズ専門の担当部署)を追及する。なお当ブログは世の中全般の「社会の弱者・人権」問題を対象にしており、ジャニー喜多川はその1つである。投稿者は大上段に構える訳ではないが、微力ながら「日本の人権意識の向上」と「性被害を無くす」~#Me Too(被害者が声を上げやすくする)などの投稿を主体にしている。従って主題から大きく逸脱した事務所のスキャンダルの投稿はせず、人権に関する内容に絞る。

■ジャニーズ事務所を取り巻く癒着した一部の御用メディアのだらしなさ
ここからは投稿者なりの視点を変えた内容を、項目ごとに簡単にまとめた。今号は、だらしない一部の御用メディアの姿を書いた。従って正義と真実報道に姿勢を示す、「本来のメディア陣」を批判したものではない。

ジャーナリストの鈴木エイト氏は、2回目の記者会見の映像と音声を分析し分かってきたことがあると言う。①井ノ原副社長がたしなめたメディアの品性を問われた罵倒ヤジの大半は、複数人の産経新聞の記者だった。健全な質問を妨害する、悪質な意図だろう。②大勢の記者が声を高めたのは、事務所の偏った態度や司会運営を批判したもの。③(前号でお伝えした事務所に乗っ取られた)スポーツ紙各社は、質問の手を上げなかった。投稿者が思うに、①③は、白波瀬・元副社長から頼まれた(脅された?)のではないか?ところでイノッチは今までいい人に見えたが、案外、曲者だったことも分かった。

スポーツ紙各社を始め、事務所と接触が深いTV局・新聞社・雑誌社の担当部署(ジャニ担)などの関係者は、業務・私的を問わず銀座の高級クラブで飲んだ請求書を、全て事務所に回していたことが明らかになった。恐らく事務所側に都合のいい企画(ジャニタレを多く出演させる)を、メディアに作るよう懐柔のためだろう。ジャニー喜多川の悪事に沈黙した理由が、ここにもあった。

記者会見の「NGリスト」の存在をスクープし、真っ先にNHKが会見当夜の「7時のニュース」で報じた。投稿者はリアルタイムでこのニュースを見て驚き、「NHKもやるな~」と思った。しかしここまでで、だらしないところはNHK元理事(民間会社なら取締役)の若泉久朗氏が、ジャニーズ事務所に“天下り”していたことだ。挙句の果てに、事務所持ちでハワイ旅行に行ったこともスッパ抜かれた。これも、お互いの利害関係がはっきりした証拠だ。

また東京渋谷のNHK放送センター内のトイレで、ジャニー喜多川が5回、候補生の同じ少年に性犯罪を繰り返したことだ。発覚し一転、NHKは厳しい姿勢になった。余談だが、我が家の息子も事務所のオーディションを受けたが、ジャニー喜多川の“好み”ではなかったのか、見事・不合格。ひと言・二言、喜多川から声を掛けられたそうだ。合格していたら、親としてどんな思いになっただろうか。

週刊文春の追及記事や2004年の最高裁判決まで至るのに、不思議なのは「警視庁」も動かなかったことだ。とは言えこれほど犯罪性がある大きな問題だから、内偵捜査はやっていただろう。アエラ誌によると、安倍首相(当時)就任以来、政権のイメージアップのためにジャニーズを始め芸能人を悪用した。官邸に読んだり、かなり食事もしている。官房副長官時には、国会でジャニー喜多川の件を追及していた時期だ。安倍氏は、統一教会もジャニー喜多川の実態も知らない訳がなく、選挙のために見て見ぬ振りをしていたとも言い切っている。あまりの親密度に、警視庁は捜査を断念したと思われると書いている。安倍氏はジャニー喜多川への思い入れが強く、”極め付け”は19年、東京ドームで行われたジャニー喜多川の「お別れの会」に、長い弔電を送り「稀代のプロデューサー」とまで褒め称えた。近藤正彦氏が、代読した。弔電を抜粋すると「タレントの皆さん一人一人と人間として向き合い~」「次の時代を担う若者たちへの熱心な指導を続けられた~」。投稿者として、意味深に聞こえてくる。こんな人間が、「国葬」として祀られたのである。

ジャニーズファンは、記者会見などの影響で好きなタレントが見られないと「当事者(被害者)の会」に嫌がらせや誹謗中傷が酷いそうだ。ジャニーズファンのレベルは、そんなものなのだろうか。彼女達は、この騒動の本質を全く分かっていない。ジャニタレが出ない?紅白歌合戦の視聴率急落が予想されている。そもそも論として、紅白に限らずNHKの番組構成は、受信料を払っていない若者主体の歌番組やスポーツ構成になっているのはおかしい。将来、払ってもらうための”勧誘サービス”だそうだが、彼らが歳を増しても払うとは思えない。これを機械に、昔、NHKが好んで使った「あまねく国民の皆様」への番組作りを願いたい。

「当事者の会」の方々には敬服する。なかなか言い出すことは困難で、大変な勇気だ。70代の被害者もいたそうだ。しかし、しかしだが、前項などのファンや社会の圧力によってここにきて脱落者が出た。言い分があるにせよ、ここで脱落しては今までの苦労が報われない。一方、被害者はかなり存在するため、名乗り出る対策が取られた。案の定、金目当ての「偽被害者」が多数現われ、当事者の会や事務所を混乱させている。何事にも、倫理観のない奴が出没する。

日本郵便は不祥事が報じられていないが、年賀状の販売では「嵐」が重用された。2016年からTVの年賀状CMを流す、また「嵐年賀状」を販売。元日に届く輪ゴムでくくられた年賀状の束の上には、日本郵便の挨拶状が添えられる。普通は社長挨拶だが、「嵐の写真と挨拶文」が乗っており、当時、不思議に感じた。今思えば、これも事務所の差し金(強引な要求)か?

■事務所も政権も隠蔽を行ってはならず再生の道はしっかり記者の意見を聞くこと
最後に、投稿者なりの記者会見の重要性を書く。記者会見が荒れたことに、ネットは記者側ばかりに非難が集中した。軽薄なネットは、政治も何事においても体制側につく。世の中全ての記者会見の意味は、問題が隠蔽されないかのチェックだ。時々に厳しい質問があると、ネットはすぐイジメだ!暴言だ!と罵る。しかし厳しい追及によって、企業も政権も間違った方向に進まずに体質改善が図られるのだ。そこで曖昧な態度のままなら、その企業や人物はそこで終わる危険性を分かっていない。

散々、事務所の批判をしたが、政治の世界と事務所の杜撰な対応はまるで同じだ。いや官邸の記者会見は、もっとだらしない。以前から、ここにも「NGリスト」が存在している。質問内容を事前に通告することになっており、質問者の順番も決まっている。だから歴代の首相は、質問の最中にあらかじめ作成された回答内容が書かれたページの紙をめくり始める。記者が忖度ばかりの質問で、“茶番” “八百長劇”が繰り返される。投稿者が言わんとすることは、事務所も政権も再生したいならしっかり意見を聞くことだ。記者も堂々と厳しい質問を浴びせ、事務所も政権も真実を述べ隠蔽を行ってはならないのだ。<一旦、終了>

Sankoub
前号/ジャニー喜多川⑥メディアの反省文からすり落ちた「事実報道より視聴率と利益に走った」こと

Ntopkeiji

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