GalleryCafe 月~yue~

「ギャラリーカフェ 月~ユエ~」のご案内

お大師講

2014-06-27 15:11:50 | 日記
こんにちは。今日は曇り空。
でも気温は高め。熱中症に気をつけましょう!

ツマグロヒョウモンのさなぎは、最後の1つも無事に羽化しました。
3回とも抜け殻を見るだけでおわりました。残念です。

さて、第2展示室の続きです。
こちらは、お大師講で使ってもらうために作った皿です。





直径は18cmです。こんなのが15枚もあります。

祖父の家は代々真言宗で、住まいのあった玉島は
弘法大師様を祭る「お大師講」が盛んだったそうです。
 
このお大師講で、お菓子などを出す時に使う皿を祖父が作りました。
 
しかし、出来上がってすぐに地域のお大師講が解散となり、
ほとんど使われなかったそうです。

  ※お大師講 … 真言宗の信者が、古くから月1回、
            持ち回りで座元を務め、お大師様の
            御影を掲げて般若心経などを唱えて
            拝んだ後、組の連絡事項、相談事を
            する寄り合いの場。他宗派にも同様
            の組織が多くある。




あまり使われなかったお蔭で、とてもきれいな状態で残っています。


さてこちらには、使われる木の材質を見てもらうために、作品を3つ置きました。


祖父の作品に限って言えば、主に3種類の木が使われています。

朴(ホウ)の木…堅いので、下駄の歯など細工物に使われる。
         (「ほおばの下駄」の「ほおば」は、「朴歯」)
         ヤニが少なく加工しやすいので、日本刀の鞘にも
         用いられた。
         祖父の作ったお盆は、ほとんどが朴の木です。


欅(ケヤキ)…温度、湿度の変化に強いので、食器(特に汁椀)によく使われる。
         重さのある木質で、どちらかといえば硬い。
         寺社の建築材として、古くからよく使われる。
         波打つような木目が美しい。

残念ながら、ケヤキのお盆が見当たらなかったので、菓子器を置きました。

栗(クリ)…非常に硬いため、耐久性が高いが、彫りにくい。
       真っすぐな木目が美しい。
       「栗」の字が、「西」と「木」の組み合わせであることから、
       西方浄土になぞらえて、位牌など、仏具にも多用される。


この中で、1番彫りやすいのは、朴の木です。そして→欅→栗 の順に硬くなります。

祖父の写真です。


以上で第2展示室が終了です。
次回は、第1展示室に行きますね。


今日のきなことげんげん。

久々にどこから持ってきたのか・・・


げんげんはお休みです。

では、今日はこのへんで。


お茶道具

2014-06-25 17:12:29 | 日記
こんにちは。今日も暑いですね・・・。
梅雨はどこにいったんでしょう?

昨日お知らせしたツマグロヒョウモン、やはり2匹目も羽化しました。
今朝店に来たら、ラメの穴があいた抜け殻になっていました。
早朝に羽化するのでしょうね。残念!!

さて、祖父の作品です。
今日はお茶に使うものから。

北の出窓に向かって左から、煎茶道具、茶托が2組、菓子器となります。
 
祖父は煎茶を入れるのがとても上手でした。誰かに習った、ということは
なく独学だったそうです。
 
もともと話し上手だったところに、美味しいお茶でもてなしてくれる、ということで、
出入りの方たちにとても喜んでもらっていたそうです。
 
来客用の玄関に面した和室で、火鉢の前にすわっていた祖父を、私もよく覚えています。
火鉢には、鉄瓶が掛けてあり、いつでもお茶が入れられるようになっていました。
 
私は小さい頃から、祖父の入れてくれる煎茶が好きで、
ちょくちょくその部屋に顔を出しては、祖父に煎茶を入れてもらいました。
やさしい甘みのある美味しいお茶でした。
 
本当は、客間なので、こどもが入ってはいけない部屋でしたが、
たまにしか来ない外孫の強みで、怒られたことはありませんでした。
 
茶道具入れだけでなく、お茶を出すときに使う茶托や菓子器もたくさん
作り、皆さんにお茶を出す時に使っていました

祖父の愛用の煎茶道具が入っている茶道具入れです。
ふたは、お気に入りの松とキツツキの柄。



隣は、大きめの茶托。

ミカンとビワ。この茶托の絵はとてもモダンです。



小ぶりの茶托。

菖蒲とモミジにイチョウ。



菓子器。線の細い写実的な彫りです。

筍とカブ。



たぶん、先生に言われて、いろいろな彫り方を勉強しながらの創作だったのだと思います。
次は、お大師講と木の材質について触れますね。


今日のきなことげんげん。
正確には、今日以前。


空中ネコかき。

力が入って肉球が開いてる。





では、今日はこのへんで。






小野立太 木彫り展、スタート!

2014-06-24 21:42:34 | 日記
こんにちは。今日は、朝から気温が上がりましたね。
天気も良かったので、外は相当暑かったのではないでしょうか?

さて、ブログをほったらかしにして、祖父の作品展示に集中していました。
日曜日も休んだので、余裕をもって、仕上げることができました。
(1周年の企画展の時、1日でやろうとしてたいへんでしたので・・・)
手前味噌ですが、いい展示ができたと思っています。

たくさんある祖父の作品を「生活の中で使う」というテーマのもと、
目的ごとにまとめて展示をしました。
並べてみて、改めて15年間の間に、よくこれだけ作ったもんだなあ、と感嘆です。

まだ二人の妹のところ、実家の母にところにもありますし、
祖父のお付き合いの中で、差し上げたものもずいぶんあるらしいのです。

足袋の布を裁断する大きな手刀を彫刻刀に持ち替えて、
足袋を作るのと同じように、ただ黙々と作っていたなあ、と
ちょっと涙が出そうになりました。
もちろん、楽しみの部分もいっぱいあったと思いますが。
昔の人らしい楽しみのあり方のように思います。

さて今、夕方の6時を回りました。
初日に何人も知人が訪ねて来てくれました。
嬉しかったです。
皆さん、ありがとうございました♪

横浜の妹も、初めて来てくれました♪

会場の様子だけ、とにかく見てくださいね!
第1展示室。今回、衝立は主役なので、こちらに移動。


衝立の場所には、暖簾。

たまにはこれも、涼しげでいいですね。

正面のメインコーナーには

DMに使った作品。

右壁面。


左壁面。初期の作品。


第2展示室。北の出窓。


西の出窓。


第2展示室入り口左の壁面。


ピアノの上。祖父の写真。


それぞれの作品については、明日から少しずつ。

実は、今日は盛りだくさんなのです。

ツマグロヒョウモンのさなぎが、1つ羽化しました。このコ。

あの、きらきらのラメのところが、抜けてなくなっていました。

まだ羽化していないのがこちら。

光っていないのがおわかりいただけますか?
色落ちしたのではなく、ラメのとこに穴があいているんです!!

残りの2つも、右の方が色が黒っぽくなっているので、もう間もなく羽化するかも。
羽化するところを見たい~!!


今日のきなことげんげん。
実は、ブログを休んでいるときに限って、面白い写真が・・・!
荷造りヒモにハマったきなこ。






見ていたげんげん、負けじと参戦。




全く、いつナニにハマるやら・・・。
普段なら、見向きもしない荷造りヒモ。

では、今日は、このへんで。


        お知らせ

まことに申し訳ありませんが、7月6日(日)まで、
ランチをお休みいたします。
どうかよろしくお願いいたします。




鋭意取り組み中!

2014-06-19 17:56:33 | 日記
こんにちは。一昨日の蝶の名前がわかりました。
「ツマグロヒョウモン」という名前の蝶でした。
親はいたって普通のきれいな蝶です。


幼虫は、鳥に食べられなように、わざとドギツイ色で身を守っているのかもしれません。

さて、今日は、8月の平和展示のイベントとして開催する、
朗読とピアノのコラボの初打ち合わせでした。

出来るだけ地元にこだわり、朗読はユエのお隣、阿部さんに。
ピアノは阿部さんの知人であり、私が中学校の売店でお世話になった唯間さんに、
それぞれお願いしました。

今日は、ざっとした会の構成と朗読する作品が決まりました。
ピアノ曲は、次回までに唯間さんに決めて来ていただくことになりました。

3人で話しながら、少しずつ内容が出来上がっていくと、
なんだかワクワク・・・♪
「いい会にしましょうね!」と言って解散しました。
本当に、とってもいい会になりそうです♪
皆さん、楽しみにしていてください!

来週の祖父の作品展の準備も何とか進めています。
私が一人なので、手の離せない時、とにかく読んでいただいたらわかるように
説明文を作っています。

明日はさくらぴあにコンサート聞きに行きます。
大丈夫なのか・・・
自信ない・・・
とにかく、頑張るしかない!!

ということで、今日は、このへんで。
写真もなければ、きなことげんげんもなしです。
悪しからず・・・

シューベルトの歌曲の世界

2014-06-17 18:20:00 | 日記
こんにちは。今日は予報より早く、昼前から雨が降り始めましたね。
今日は、ユエのお花担当の天野さんに、春を楽しませてくれた花たちを
来年の植え込みまで養生させるために、地面に降ろす作業をしていただきました。

ユエの裏口を出たとこに小さな花畑、誕生♪




来年まで、しっかり休んでね。(枯らさないようにします~・・・)

この寄せ植えの中に、幼虫がスミレを食べる蝶が卵を産み付けていたようです。
す~っっっっごくドギツイ赤と黒のとげまである幼虫です。
でも、一応蝶なんですよ~。

さなぎになっていました。
かわいそうなので、回収。


金色に光る点々がついていて、地味~な茶色の身体にラメをつけたみたいです。

確か5匹はいたはずなんだけど・・・。
すずめに食べられたかな・・・。

天野さん、いつも本当にありがとうございます♪


さて、日曜日のコンサートです。
今回は、倉石満さん企画の、シリーズ第2回目です。
ドイツの風景を楽しみながら、シューベルトの歌曲を聞かせていただきました。

会場の準備は終了。


倉石さんが、写真の説明を来場者の皆さんにしています。



歌が作られた風土や気候がわかると歌に対する理解度も変わってきます。
倉石さんはそこのところを考えて、今回のような会を企画されました。
皆さん、熱心に聞いていらっしゃいました。

さて、予定より少し遅れてスタート。
倉石さんのご挨拶。


歌ってくださったのは、バリトンの林皐暉(さつき)さんとソプラノの小林良子さん、
ピアノは、武田優希さんです。

先ずは、バリトンの林さんから。
今日のためにしっかり練習して来てくださいました。



良くとおる素敵なバリトンです♪
私は、普段バリトンの声を聴くことがないので、それだけでも新鮮でした。
6曲をうたっていただきました。

15分の休憩。飲み物とピクトハウスの焼き菓子でくつろいでいただきました。

次はソプラノの小林さんです。





胸に染み込むような、澄んだ歌声。

いつも思いますが、人の声も楽器です。
今日は、独唱だったので、いわばソロ演奏。
次は、アンサンブルや、掛け合いの曲も聞いてみたいナ、と思いました。
倉石さん!よろしくお願いしま~す!!

終了。3人でご挨拶。






このあと、アンコールで、もう1曲ずつ歌っていただきました。
林皐暉さん、小林良子さん、武田優希さん、本当にありがとうございました。



さて、来週の火曜日、6月24日からは、私の祖父の木彫り展、

  「再 会」 ~小野立太 木彫り展~

を、開催します。皆様、どうかよろしくお願いいたします。

準備は万端・・・と言いたいところですが、まだ全然できていません!!
それで、まことに申し訳ありませんが、
6月22日(日)・23日(月)を連休とさせていただきます。
どうかよろしくお願いいたします。
頑張って準備しますので、お許しください!

では、今日はこのへんで。