GalleryCafe 月~yue~

「ギャラリーカフェ 月~ユエ~」のご案内

女四人・手しごと展 その8

2019-10-10 15:53:54 | 日記
こんにちは。
今日は早くも2週目の木曜日。
いつも思いますが、なんだかんだで2週間も本当にあっという間です。
明日あたりから台風の影響も考えられます。
まだお越しになっていない方は、ぜひ早めにご来店くださいね!

さて、今日は高田京子さんの作品をご紹介しましょう。

高田京子さんは安佐南区にお住まいで、
今回、福島さんとのご縁で参加していただきました。
手紡糸を使って手織りをするようになった経緯について
ご本人に書いていただいた文章がありますのでもう1度
掲載しますね。

織物が好きで、作品作りを始めて、25年くらいになります。

糸を手紡ぎするきっかけは、青年海外協力隊で1988年から3年間、バングラデシュで手工芸隊員として女性の自立支援に携わった経験です。


当時バングラデシュでは、サリーはもちろん、シーツや手ぬぐいなど生活に使われる布が手織りで、手織り布に囲まれて生活をするという経験をしました。
日本に帰ってからも機械織にはない、その感触が忘れられませんでした。


と、言うことです。
彼女の言うところの「皮膚が喜ぶ感覚の布」、
手紡ぎの糸でしか出せない感触を楽しんでいただきたいと思います。







昨日、日本画の荒木孝子さんがお友達と一緒にきてくださり、
そのデザイン性、手触りに感動してくれました。
紡ぎ車。

糸から紡ぐ、とはいっても、さすがに羊は飼っていません、と
高田さんが笑いながらおっしゃっていました。

糸から紡ぐ、ではありませんが、
佐々木ひろ子さんが、やはり「石見の土で石見で焼く」を
モットーにしていらっしゃいます。
それがどういうことか、全く分かっていませんでした。

土を掘りだし、混じっている木の根、石ころ、ごみなどを
丁寧に取り除き、少しずつたっぷりの水で洗いその水をポタポタ落ちるレベルで
ゆっくりと抜いていく。
生乾きのその固まりを割って広げて乾かして、ようやく粘土として使えるようになるのだそうです。

高田さんも、糸を紡ぎ、染め、機に掛ける(=機ごしらえ)までが大変で、
そこまで出来たらあとは織るだけ、という言い方をされます。

何事も準備が大変なんだということを、しみじみと感じました。
物づくりをされる方たちの、作業の積み重ねの「重さ」を感じました。


今日のきなことげんげん。
もっさり。

どっさり。

ぬぉ~。


では今日はこのへんで。