それからのY子は、何故か私を避けるようになった。
たぶん、『誰にも言えない何か』があることを知られ、それを私に話せないからなんだと思う…。
ある日、突然、Y子は仕事を辞めた。
今回、辞めることも一切相談もしてくれずに突然で、ショックだった。
仕事先のオーナーも、『理由は一切言ってくれない』とのことで…、何だか急に心配になった。
翌日…、
とりあえず、Y子に電話をしてみた。
…出ない。
何度か電話をしてみたが、出ない…。
あんなことがあった後だし…。
Fさんの、
『最悪の展開…』が頭を過り、
何だか、嫌な予感がして、
彼女のマンションへ行ってみた。
「ピンポーン ピンポーン」
何度呼び鈴を鳴らしても出てくる様子が無い…。
寝てるんだろうか…、それとも、留守なのか…。
とにかく、避けているんだろう…と思った。
いろいろあったんだし、今は私が首を突っ込むのは、嫌なのかも知れない。
『大丈夫?何かあったら連絡してね』
メモ書きをして、マンションの扉に挟んだ。
玄関ポストに入れなかったのは、彼女が扉を開けているかどうか、生存を知りたかったからだ。
しばらくしたら、また、訪ねてみよう。
その時は、このメモが彼女の手に渡っていることを信じて。