ーービリケンさんの足を拭きながら実験?したことを忘れたころのある日。
お店の外の雰囲気がざわざわ…と、いつもと違った雰囲気であることに気づきました。
お店から出て行こうとするお客様が、「なんだか、様子が変ですね…」と、私の方を振り返る。
「何かあったんですかね…?」
「なんでしょうね…」
そう言って、お客様は、キョロキョロしながらお店を出ていく。
『なんだろう…?』
外の気配を見てみると…、
…なにやら、2人ほどの男性が厳しい目付きでこちらを見て立っている。
なんだろう…?
難しい顔つきの男性に話し掛ける人もいるが、適当にあしらわれている様子だ。
この付近で、何かあったんだ…。
こわい、こわい…。
何かよくわからないけど、何なら不穏な気配がお店にまで近づかないように…と、願って、私は店の奥へ~。