明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

ここは、爆笑する所ですか?

2007-04-14 | 政治
>安倍首相が参院補選応援 福島県内4カ所で演説

>首相は14日の演説で「野党は格差格差、文句言うばっかり」と野党批判を展開、
>「小泉さんと構造改革を進めた結果、景気は間違いなくよくなった。
>もっと皆さんが実感できるようにしなければいけない」とし、
>地域再生や再チャレンジ支援策の推進を強調した。

http://www.asahi.com/politics/update/0414/TKY200704140361.html

ここは、爆笑する所ですか?

例えて言えば、文化大革命で社会をボロボロにした四人組が、
文革後の中国の経済成長を指して「『文化大革命』をやったから、
景気が良くなったんだ!」と言ってるのと同じ。

お前らの破壊行為が止まったから良くなったんだろうが。

バカも休み休み言え、と。

結果よければ全て良し?

2007-04-13 | 教育
これミスリーディングじゃないの?

>高3学力テスト、「ゆとり世代」で結果改善 文科省
http://www.asahi.com/politics/update/0413/TKY200704130336.html

どう考えても、原因はこれだろう。

>8割が私立中受験する地域も 「ゆとり」公立不信で
http://www.sankei.co.jp/kyouiku/gakko/070212/gkk070212002.htm

要するに

「ゆとり教育」の進行→公立不信→中学受験率のアップ
→小学生からみっちり勉強する子が増える→高校生でも学力アップ

てのが、本当の所だと思う。

また、バカの朝日はこんな解説をしてるけど。

>ゆとり教育には「学力低下を招く」という批判が多く、
>政府の教育再生会議は授業時間の増加や夏休みの短縮などを
>打ち出している。中央教育審議会も指導要領の改訂を進めている。

>学力や意欲は落ちていないという今回の結果は、
>こうした動きに一石を投じそうだ。

まあ、結果よければ全てよし、ということなら
これでいいのかもしれないけど。

って、良い訳ないだろ!

続・畏怖のない擬似司法

2007-04-12 | 政治
>高野連、専大北上を「除名相当」と判断 裏金問題で
http://www.asahi.com/sports/update/0412/OSK200704120071.html

何かと、すぐ上場廃止にする東証と似てるな。

最近、「はやり」なのかね。

真面目にやってる野球部員もいるだろうに、
まとめて連帯責任で、バサッと切り捨てるような
やり方は好きになれないなあ。

前に東証のことを「畏怖のない擬似司法」と書いた。

相手の生殺与奪の権を握っている者は、
もっと、その力を使うことに対して畏怖する感情を持ち、
謙抑的になるべきだと思う。

高野連に対しても同じ気持ちだ。

ただ、高野連としても、マスコミがあれだけ裏金問題で
大騒ぎしているなかで、自分達だけが謙抑的であれば、
今度は自分達がマスコミに吊るし上げられるのではないかという
恐怖心からの行動でもあったのだろう。

明確にマスコミに対して恭順の意をアピールしておく
必要があると。

こうやって、マスコミが騒ぐことで、
事実上の司法的な権力を持つ組織が追い込まれて、
致命的な私刑が一方的に実行される。

こういう流れの繰り返しを何とか止める術はないのだろうか?


流れの変わり目

2007-04-11 | 政治
>菅総務相:民放業界を批判「信頼を裏切り続けてきた」
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070410k0000m010071000c.html

一昔前の政治家なら、思ってても絶対に口にできない発言だね。
時代は確実に変わってきている。

先日のコラムで私はこう書いた。

>政治家も今はマスコミの尻馬に乗って公務員叩きをやってるけど、
>そろそろマスコミ叩きの方が票になる時代がくると思うよ。
http://blog.goo.ne.jp/fwhh1899/e/4cf3df6b0dac731fff9af3a3792c4fd6

この菅とかいう政治家は、前回の総裁選びに先立って、
真っ先に安倍支持を打ち出して、功労報償で大臣の座を
手に入れたような人だ。

よく言えば機を見るに敏、悪くいえばあざどい政治家の
代表格と言ってもよい。

そういう人がマスコミ批判を始めたということは、
そろそろ流れの変わり目なのではないだろうか?

今や、ネット上を見渡せば官僚なんかよりも、
マスコミの方がよっぽど不信の目で見られている。

マスコミがその独善的で傲慢な体質を改めない限り、
マスコミ批判の流れが加速することはあっても、
止まることはないのではないかと思う。

続・「深層左翼」

2007-04-10 | 政治
都知事選の前に「深層左翼」と題するコラムを書いた。

朝日新聞や「市民団体」のような解りやすい左翼よりも、
深層には同様に破壊や混乱への強い志向を持ちながら、
表面上、「はやり」のトッピングをまとうことで、
それがカモフラージュされている日経新聞やチン太郎のような、
「深層左翼」の方が、よっぽど警戒が必要だと。

そんな「深層左翼」の例をもう一人挙げておきたくなった。

最近、そこそこブログのアクセスを集めているらしい
池田信夫だ。

>地球環境問題は、アル・ゴアに代表されるリベラル派の世界的な
>結集点になっている。市場にまかせていてはだめで規制が必要だ、
>という社会主義的な主張はほとんど相手にされなくなったが、
>この分野だけは規制強化論が勝利を収めているようにみえるからだ。
>社会主義で運営されているNHKが統制経済を主張するのは、
>わからなくもない。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/a82e0465c89ec49f7b01a51a9273e375

彼自身が大好きな、清算主義的な政府のミクロ介入こそが、
昨今では最も社会に害悪をばら撒いた社会主義的な政策なのだが、
彼自身は大真面目で他人に対して、なにかと「社会主義的だ!」と
叫んでしまうのが痛々しい。

というか、日経にしても、チン太郎にしても、
ポルポト竹中にしてもそうなのだが、
ベースの思考回路が左翼的であればあるほど、
むしろバランスを欠くほど声高に市場原理や愛国心を叫んでしまう
傾向があるように見える。

そうしていないと、自分が否定しているはずの世界の方へ、
無意識にひきずりこまれそうで、不安で不安で仕方がないのでは
ないだろうか?

一方で、日本には特に団塊以上の世代を中心に、
社会主義諸国の崩壊などを経験して、
頭では左翼的なものを否定しつつも、
心情的にはそういうものを引きずり続けている人がたくさんいる。

そういう人達が自分と同じ不安やトラウマを持った
「深層左翼」のアジテーターにシンクロしてしまうのだ。

ここ数年の社会の混乱の原因の大半はそこにあると言ってよい。

そろそろ団塊左翼も社会の第一線からは退きつつあるが、
日本がその影響から完全に脱するためには
もう何年かかかるのだろう。

「競争原理」は民間に倣え

2007-04-09 | 政治
>やる気ある教員厚遇、学校に競争原理を…教育再生会議

>学校間や地域間でも競争原理を働かせるため、
>〈1〉教育の質の高い学校や、学校選択制を前提に児童・生徒が
>多く集まる学校を予算配分で優遇する
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070409ia23.htm

確かに、教員に一定の競争原理は必要だとは思うけど、
なんかピントがずれてないか?

もし、ある町に「良い学校」と「悪い学校」があった場合に、
「良い学校」にますます予算配分で優遇したら、
その差はますます開いていく一方だ。

そうなった時に、その「悪い学校」の学区域だった所に
住んでた人は自由に「良い学校」を選択することができるのか?

そんなことは学校に物理的な定員がある以上不可能であって、
結局は抽選か何かになるのだろう。

その結果、何ら落ち度もないのに「悪い学校」に
行かざるを得ない子供がでてくる。

おまけにその学校は予算も少ししか配分されないのである。
まさに、踏んだり蹴ったりだ。

そんなバカげた「競争原理」の導入などあり得ない。

一方で、チェーン展開している多くの塾などでは、
むしろ、うまく行っていない教室をテコ入れして、
全体のネットワークとしての機能を高める方向で
経営がなされている。

「競争原理」という点では、それぞれの持ち場で
受け持ちの生徒の成績をどれだけ伸ばしたかで、
ボーナスなどで処遇されるケースが多いようだ。

公立の「競争原理」もそれに倣うだけで
十分機能すると思うのだが。

それにしても「教育」を看板にしているはずの
安倍内閣の肝いりの会議の提言がこれでは、
本当にどうしようもない。

なんか、最近どんどん安倍が嫌いになってくるよ。
まあ、民主党も嫌いだけど。


北茨城、いわき方面ツアー

2007-04-08 | 雑記
昨日は久々に更新をお休みさせて頂しましましたが。

久々に1泊で北茨城、いわき方面に行ってきました。

個人的に、東名、中央、関越、東北方面は
結構、行きつくした感があるんだけど、
意外と常磐方面ってのは未体験ゾーンだったということで。

行ってみると、海あり、温泉あり、旧跡ありと、
なかなか良い所でありました。

かの、岡倉天心が晩年移り住んだと言われる居宅にも
行ってきましたが、年を取ったらこんな所で
魚でも釣りながら暮らすのも悪くないかも、と思ったり。

一点、閉口したのは、未だに分煙されていない
食い物屋が結構あったこと。

そういう所からは基本的にすぐ出てくるので、
なかなか食い物屋選びが面倒くさい。

そうなると、ついつい地方に行くとファミレス巡りが
多くなってしまったりもするのだが。

ともあれ、たまには旅も良いものですね。



P.S.
結局、都知事選はこれに尽きるだろう。

>無党派層をとりこもうとして、その一環での市民グループなのだけど、
>この市民グループ。市民グループが悪いとはいわないけれど、
>無党派層というよりは、まさに、プロ市民層になってしまっている。

>「あいつらが、騒げば騒ぐほど、無党派層は、離れていく」
>とぼやくのが、民主党の都会議員。
http://blog.goo.ne.jp/fwhh1899/e/8d2e87f01191c0b05e2846f3c31d29e0

私もあれだけ言ったので、一応浅野に不在者は入れておいたが。

それにしてもチン太郎みたいな気味の悪いのに投票する人が
あんなにいるとは、想像を絶する世界だ。

あわてる必要は全くない

2007-04-06 | 政治
久々に郵政ネタ。


>西川郵政―特定局の改革が試金石だ
http://www.asahi.com/paper/editorial20070405.html#syasetu1 

>生田前総裁は、人事と局舎の両面から特定局制度の改革を試みた。
>特定局は地方の有力者が家業として受け継いでいる例が多く、
>個人事業的な色彩も強い。改革の狙いは、それを郵政の一組織として
>直轄していこうとするものだ。

>人事制度では、特定局長を転勤させることができるようにし、
>特定局長の全国組織に事実上は握られていた人事権を取り戻そうとした。

>ところが、昨秋に交渉の主体が西川氏の日本郵政に移ったとたん、
>特定局長の地域組織を認める妥協が成立し、改革の後退が
>心配されるようになった。


別に、生田氏のやり方を否定する訳じゃないけど、
あわてて特定局の「改革」なんてやる必要ないじゃん、
というのが私の考え。

前はずいぶん特定郵便局長制度を批判してたじゃないか、
と思われる方もいるかもしれない。

だけど、民営化した以上は、市場に任せておけば、
だいたい落ち着くべき所に落ち着くだろうと思うのだ。

郵政が国営だった頃は、年間1兆円に上る免税という
事実上の補助金が与えられてきた。

さらに言えば、国家の信用をバックに商売ができたのだから、
国営ゆえのメリットはそれ以上だったかもしれない。

仮に年間1兆円としても、特定局長2万人の政治活動で
そのメリットを守ってたとすれば、一人あたり5000万円の
利益を組織にもたらしていたことになる。

そりゃ、地元の土着の人を世襲させて、
選挙活動に専念させながら高い給料を払っても
組織としては十分ペイしていたことになる。

じゃあ、その1兆円が無くなっても
いつまでも、そういう待遇が続けられるかと言えば、
そんなことはありえない。

例えば、従来、極めて僻地の郵便局にも配達員を置いて、
「ひまわりサービス」などと称して、老人などに声を
掛けるようなことをやっていたらしい。

これにしたって、別に採算度外視という訳ではなく、
それが選挙の時の集票に役立つことで
十分ペイすると考えたからやっていたのだろう。

それについても、民営化決定後は配達拠点を統廃合して、
物流業としての最適化を目指す方向に変わった。

同様に、特定局長の件もあえてドラスティックにやらなくても、
いずれ、間違いなく変わってくるだろう。

別にあわてることは、何もないのだ。

ちなみに、郵便局の統廃合の際には、今までのように
声を掛けてくれなくなるのではないかという
抵抗が一部にあったようだ。

世の中には選挙のための下心があってもいいから、
誰かに声を掛けて欲しいと思ってる人達もいるのだろう。

そういう人達のためには...

ほら、ちょうどいい人達がいるじゃないか!!!



P.S.
明日は更新できない予定です。またのお越しをお待ちしております。
あと、東京の方は日曜日は浅野氏ということで。

こう言い切れない議員は去れ

2007-04-05 | 政治
>「赤坂議員宿舎に入居しますか?」
>という質問。

>もちろん、入居しますよ。
>その分、国会議員として、国政において一生懸命に働きます。
>何か問題ありますか?

>杉村太蔵
http://www.sugimurataizo.net/2007/03/post_276.html

はっきり言って、こう言い切れないような国会議員は
明日にでも辞表を書けよ、と思う。

たかだか、家賃程度の額の付加価値すらも
余計に生み出せないような仕事しかできない奴なんか
国会議員やってる資格はないよ。

すくなくとも、そう言い切るくらいの気概がないと。

また、マスコミが怖くて宿舎に入ることすらも
ビビッてるような国会議員からは、これからも
どうせマスコミに迎合したような下らない政策しか
出てこないだろう。

そんな議員なんて、すぐにでも辞めちまえ!

そういえば、杉村氏は前に最低賃金の議論があった時にも
なかなか的を付いた発言をしていた。

なにかとマスコミは彼を色物のような取り上げ方をするが、
意外と有望株なのではないかと思うようになったぞ。

期待してるから、がんばってね。


「ウミ」は出さない方がいい

2007-04-04 | 政治
>「ウミ出し切るべき」…西武中間報告にプロ野球関係者
http://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/news/20070404it16.htm?from=top

最近、なぜかこの手の「ウミは出し切れ」的な発想が
はやりだが。

これって、結局、正直者がバカを見るだけなんじゃないか?

どう考えても、他球団との競合が無い限り余計な金なんて
払う理由がないんだから、誰も西武だけがやってたなんて
思っている人はいないだろう。

それでも一旦認めてしまった所は、とことんまで
懺悔させられて、一方でそれ以外の所は逃げ切ったと
胸をなでおろしている。

そういう解決はどう考えてもフェアではない。

むしろ、調査の方は一定のあいまいさを残した上で、
全体としての再発防止策を真剣に考えることに
重点を置いたほうが、意味があるし、公平だ。

ちょっと前までの日本人にはそういう知恵があった
ように思うのだが、何か最近ヒステリックな人が増えて
おかしくなっているような気がしてならない。

問題は「官僚」より「現業」

2007-04-03 | 政治
>現業職の公務員給与、民間の1.6倍も
http://www.sankei.co.jp/seiji/seisaku/070403/ssk070403002.htm

昨日、最近の公務員叩きには辟易する、と
書いたばかりだけど。

ただ、こういうのはちょっとね。

民間の大手と競い合って優秀な人を採用する必要のある
中央の官僚の待遇はどんどん引き下げられる一方で、
地方の現業は民間比で大盤振る舞い。

本当は公務員の問題は官僚の問題じゃなくて、
現業の問題なんだよ。

人数だって桁違いに多いだろうし。

2ちゃんねるで見つけたけどこんなのもある。

>バスレーン監視 年収1000万円 大阪市交通局
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1128526222/

自民党も参議院選挙に向けて、
このあたりを徹底的に攻めたらいいのに。

コイツらみんな自治労で、
民主党は絶対に手を付けられないんだから。

そういえば、こんなニュースもあった。

>農水省から刑務所へ、国家公務員748人を配置転換

>農林水産省の食糧管理、農林統計の両部門と国土交通省
>北海道開発局の国家公務員計748人が2日、
>刑務所の刑務官や国税局職員などに配置転換となり、
>全く畑違いの職場で仕事をスタートさせた。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070402it13.htm?from=top

これは国家公務員の例だが、
地方でも、またできるなら地方と国を跨いででも
この種の配置転換を積極的に進める必要があると思う。

バスの運転や清掃作業などはどんどん民間に委託して、
公務員がやるのは公務員にしかできない仕事に
限定していくべきだろう。

「マスコミ叩き」が票になる

2007-04-02 | 政治
>新人材バンク―天下りの温存にすぎぬ
http://www.asahi.com/paper/editorial20070402.html

私はあれでは優秀な人が官僚にならなくなるんじゃないかと
心配していたんだけど。

日本のマスコミには官僚は叩くというテンプレートがあって、
パブロフの犬的にこんな社説書いちゃうんだよな。

バカじゃないかと思うよ。

>しかし、天下りを受け入れる企業や団体が期待するのは
>多くの場合、本人の能力ではなく、役所からの見返りだ。
>その官民の思惑が一致する先に、官製談合や随意契約による
>税金のむだ遣いがある。

>役所が退職後の面倒まで見るようなことは、もうやめる時なのだ。

そんなこと言ったら、新聞社だって再販制度や記者クラブなどの
「規制」のレントで食ってるんだろうが。

そのレントがあるからこそ、年に数本の
愚にもつかない社説を書くだけのロートル編集委員を
大勢抱えて高給を払えるんじゃないのか?

他人のことが言えた義理かね。

良識ある多くの国民は、もうマスコミの執拗な公務員叩きには
辟易してるんじゃないか?

政治家も今はマスコミの尻馬に乗って公務員叩きをやってるけど、
そろそろマスコミ叩きの方が票になる時代がくると思うよ。

「少子化対策」タブー

2007-04-01 | 政治

最近、統一地方選挙が近いからかあちこちに
各政党のポスターが大量に張られているのだが、
その中でも見るたびに気分が悪くなるのは、
公明党の「中三まで医療費を無料化しました」というヤツだ。

まず、気に入らないのが「無料化」という言葉。

「無料」などというと「タダ」であるような誤解が
生じそうなのだが、実際は窓口負担に相当する額を
住民や国民の税金から支払っているのである。

「皆様の税金を使って支払います」と正しく書け。

次に、税金を使って肩代わりするのが正しいのかと
いう点。

前に老人医療費の窓口負担がゼロだったり、
ごく僅かの定額だったりしたころは、
コスト意識が働かないことから、
たいした病気でなくても老人は病院に通い、
その結果、病院が老人のサロン化していた。

それによって健康保険財政も大きく悪化したため、
その状況を改善するために、強い政治的困難を乗り越えて、
老人にも一定の割合を窓口で負担してもらい
コスト意識を持ってもらえるように制度を変えてきた。

その反省が全く生かされていない。

それに加えて、現在小児科医の不足は深刻なはずである。

それでも窓口負担がタダであれば、
通常なら市販の薬で済むような軽い風邪でも、
医者にかかった方がトクだという話になってしまう。

その結果、ただでさえ不足している小児科医が、
ますます不足して、本当に困ったときに
すぐに見てもらえないということになりかねない。

やはり、医療にも一定のコスト意識は必要なのだ。

本当に今や「少子化対策」と名前をつければ、
どんなバラマキ政策でも簡単に通る世の中になってしまった。

そうやって通した政策の弊害には誰もが目をつぶる一方で、
「少子化対策」としての効果の方はまともに検証された所を
見たことがない。

誰かが今、この「少子化対策」タブーに切り込まない限り、
数年後に大きなツケだけが残ることになると思う。