明日への道標~みんなが幸せになるために

さあ、また書き始めよう。どうしても伝えたいことがあるから。

「競争原理」は民間に倣え

2007-04-09 | 政治
>やる気ある教員厚遇、学校に競争原理を…教育再生会議

>学校間や地域間でも競争原理を働かせるため、
>〈1〉教育の質の高い学校や、学校選択制を前提に児童・生徒が
>多く集まる学校を予算配分で優遇する
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070409ia23.htm

確かに、教員に一定の競争原理は必要だとは思うけど、
なんかピントがずれてないか?

もし、ある町に「良い学校」と「悪い学校」があった場合に、
「良い学校」にますます予算配分で優遇したら、
その差はますます開いていく一方だ。

そうなった時に、その「悪い学校」の学区域だった所に
住んでた人は自由に「良い学校」を選択することができるのか?

そんなことは学校に物理的な定員がある以上不可能であって、
結局は抽選か何かになるのだろう。

その結果、何ら落ち度もないのに「悪い学校」に
行かざるを得ない子供がでてくる。

おまけにその学校は予算も少ししか配分されないのである。
まさに、踏んだり蹴ったりだ。

そんなバカげた「競争原理」の導入などあり得ない。

一方で、チェーン展開している多くの塾などでは、
むしろ、うまく行っていない教室をテコ入れして、
全体のネットワークとしての機能を高める方向で
経営がなされている。

「競争原理」という点では、それぞれの持ち場で
受け持ちの生徒の成績をどれだけ伸ばしたかで、
ボーナスなどで処遇されるケースが多いようだ。

公立の「競争原理」もそれに倣うだけで
十分機能すると思うのだが。

それにしても「教育」を看板にしているはずの
安倍内閣の肝いりの会議の提言がこれでは、
本当にどうしようもない。

なんか、最近どんどん安倍が嫌いになってくるよ。
まあ、民主党も嫌いだけど。