だ・こーじの「いま、思い、考えること」

「目に見え心に思ふこと」をホンネのごとくフィクションとして綴ります。

北海道プロジェクト第4日・授業最終日

2017年08月25日 | 日記

集団行動は時間厳守によって保たれる。
その中で特に個々に委ねられるのが睡眠時間のバラつきである。
この3日間の睡眠時間はなかなかの短さだ。
そりゃ、しっかり準備をして、現地入りをしたなら、体調管理からもよく食べ、よく眠るに越したことはない。
しかし、慣れない緊張、慣れない授業を前にしては、練習、修正、練習。そして教材道具の改良と続く。

朝食にはみな顔を揃え、バイキング形式に並んではいるものの、数名のツワモノを除いて、みな少食傾向となる。
体調の不良を訴えてくる学生もいる。
大事には至らないが、宿泊研修とはそういうものである。
大学生とはいえ、人間関係が常に円滑であるハズもなく、そんな生活環境も彼/彼女たちを成長させていく。

最終日は例年、このプロジェクトがどうだったのか、その成否を見極める大事な1日でもある。
教科の授業だけではなく、プール指導、給食、中休みなどなど、フルに3日間過ごした子どもたちと学生との間には、
予想以上、期待以上のつながりができていく。
結局、このプロジェクトは子どもたちの輝く瞳がすべてを表すように、子どものたちによって支えられている。
それがどんなに未熟な授業でも、真剣に、純粋に子どもたちと向き合いたいと思って準備に耐えてきた学生たちは、
一回りも二回りも成長する。

14時に学生たちは現地を離れた。
子どもたちは校庭を走り、バスを追いかけそうになり、手を振り、涙を流す。
いやーーーーーー、映画のワンシーン以上だなこりゃ。

東京からきた我々スタッフは備品の配送作業を済ませ、しばし一休み。
今宵は教育研究講演会。
途中時間もあったので、このあたりのブランドである、ひこま豚丼を食す。

講演会は熱心な参加者のおかげもあり、盛会。
その後、凾館駅前へ移動し、学生との反省会をマジメにやり、就寝。
明日は最終便で帰京である。


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