山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

8月初旬までは涼しくて、少なかったけど

2013-08-19 12:49:06 | お仕事
梅雨明け以降は
30℃超の日が続き、アブが活性化してきています。

特に、現場作業進行中の茂庭道山林
水質良好で、沢が浅く、流れも緩やかなので
山林作業員の大敵イヨシロオビアブ
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(七ヶ宿ではメジロ)の一大産地だけに
窓を開けた軽トラ(エアコン無し)で
通行するだけで数十頭がキャビン内に侵入してきます。

そこで、先週の土曜日に
昨年製作したアブトラップを設置
明日出荷する丸太の検収がてら
成果を確認しに行ってきました。
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(結構入ってます)

しかしながら、設置初日は上部のビニールに
メジロがぶつかる音で賑やかな感じだったのですが
トラップ内に生きてる個体は見当たりません。

軽トラに付いてきたであろうメジロは
車体から離れてトラップに引き寄せられている様なので
「クルマでご案内しなければならないの?」
などと思っております。








半沢直樹は後回し

2013-08-13 21:13:35 | インポート
ドラマの"半沢直樹"人気ですね
我が家でも毎週欠かさずというところで
一昨日は早池峰山に行ったにも拘わらず
「間に合う様に帰らなきゃ!」と、やや慌て気味で
家に帰りました。

その原作は池井戸潤作の
オレたちバブル入行組 (文春文庫)オレたちバブル入行組 (文春文庫)
価格:¥ 690(税込)
発売日:2007-12-06

ですが、あまり手に取る分野ではないので
一作も読んだことが無かったのですが
ドラマが面白いということで
ようこそ、わが家へ (小学館文庫)ようこそ、わが家へ (小学館文庫)
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発売日:2013-07-05


最終退行 (小学館文庫)最終退行 (小学館文庫)
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を読みました。

作者が元銀行員だけに、2作共に銀行員が主役で
粉飾決算、上司との軋轢、出向等、ドラマで描かれている
銀行内のドロドロドラマですが、テンポ良く書かれているので
ほぼ一気読みでした。

肝心の"半沢直樹は"ドラマが終わるまで
我慢しておきます。



普通じゃないハウスメーカー 

2013-08-07 17:58:59 | お仕事
梅雨明けしたので、午前中は夏空です。
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"完全自由設計"と謳っているハウスメーカーは
巷に何社もありますが
実際はある程度の定型がある
オーダーというよりはイージーオーダー
のような注文住宅だそうです。

ところが我が社の住宅事業部は
ゼロ状態から創り上げていく
設計事務所的な家造りをしているようで

こんな注文が入りました。
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猫の登り木だそうです。

普通のハウスメーカーでは引き受けませんよね?
仮に請け負ったとしても
銘木店から買い付けするぐらいだと思いますが

林業から始まった会社ですから、こうした変わった木を
立木で眺めて、伐木をお見せすることによって
家造りへの思いが高められるのです。

但し、この時期は丸柱を採ってはならない季節で
?皮が上手く出来ません。
(クマが樹皮剥ぎする季節ですが、当年成長した部分が木質化しつつあり
その下の辺材部が水を多量に含み柔らかくなっている為)

そんな訳で今回の施主様には
さび丸太ぽくなりますよ」と解説し
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ご承諾を得られたので、お引き受けし
枝の皮むきに苦戦しつつもなんとか剥き終わりました。

3日前に剥けた部分は
既に変色しつつあります。
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半乾きになったところで
山から下し、磨きをかけます。

20尺物なのですが
どうやって秋田工場に運ぶか、思案中です。
















今日の相棒

2013-08-06 17:23:17 | ブログ
本日は、昨日山林手前まで下した作業機械を
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今週末に備え、再び山に上げに行きました。

人員数に余裕のある事業体ですと
「~君、機械上げるから付き合って」
と言いながら、帰り脚の確保が出来るのですが

零細な七ヶ宿林業所では
多くの事柄を自己完結しなければなりません。

そんな訳で、今日の相棒は
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ビアンキ・グリズリー(26年前の)

BE-PALでマウンテンバイクを特集していた
若かりし頃に、衝動買いした代物です(独身だったので)
今やビンテージバイクの感ありですが
最近になって、重宝しています。

まず、軽トラに載せて目的地まで行き
マウンテンバイクで林道を一気に下り(クルマより速い)
山の麓に置いてある機械を自走で運び
帰りは軽トラで下がってきます。

捨てたり、あげたりせずに
持っていて良かったなぁと思う今日この頃です。