山里の暮らしに関する一考察

本州内の町で、人口密度が下から2番目の小さな町・宮城県七ヶ宿に所在する社内で最小の事業所、七ヶ宿林業所のブログです。

キンブチ始まる

2013-04-09 17:58:52 | インポート
キノコ類の植菌作業を七ヶ宿では
「キンブチ」or「ぶち方」と言います。

かつては、植菌用のハンマーを用い
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まさにぶっ叩きながらの作業だったので
こう呼ばれるんでしょうね。

まぁ現在も、穴明けはドリルですが
種駒の打ち込みはハンマーなので
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ぶってはいますけど


キノコ栽培をしていると
「昔はもっと沢山出たのになぁ」と
年寄り達が言うのを耳にし

大概
「種菌が劣化してるのか?」
「原木の質なのか?」
という議論になりますが

私が思うに

昔は榾場に木をよせて
植菌することが出来なかったので
(運搬手段が無かった)
伐採した場所で、植菌をし
伏せ込み(榾木を並べる)をしていた。

林道から近い山林は
スギ等で造林されているので
キノコ栽培は道路=車から
離れた場所で行われていた。

植菌作業は作業従事者に対して
一日の打ち込み種駒数を
ノルマ化していた。

という事情から
原木に対する打ち込み種駒数が
やたら多かったのでは?と推測しています。