寸劇「けつをとります!」二本松市立杉田小学校合唱部
ランドセルをしょった生徒たちが並びます。何が始まるのかと思ったら、寸劇「けつをとります」でした。
さあ、何のけつをとるのでしょうか?
福島から東京に避難し、今また福島に帰ってきたA君は 、「自分だけ逃げてしまった!そしてまた帰ってきた」ということに後ろめたさを感じて、みんなとなじめずに、いつもみんなから離れていました。友達が声をかけてもかえって反発し、みんなと仲良くすることができずにいて、ある日、気持ちが爆発します。そのときみんなが怒ってつかみあいのけんかになってしまうのですが、先生が「大事なことは、その時、どこにいたかとか誰がいたか、ではなく4年間何を考えたかでしょ!?」と叱ります。すると子どもたちはハッとして我に返り、考えます。
「けつをとります!」とだれかがいいます。「A君を許す人?」 全員挙手。そして次に「福島に未来があると思う人?」全員挙手。
そして子どもたちは会場の大人たちに向かってもいいます。「大人の人は考えてほしい!」
左はしにたっているのは佐藤敬子先生。観客席に入っての指揮です。ここから、「大事なことは・・・」と子どもたちに檄を飛ばしました。
そして「しあわせ運べるように」を歌います。
次は多摩市立東落合小学校合唱団 「夢の世界を」「風は今」を歌ってくれました。wさすがNHK全国合唱コンクール銀賞経験の合唱団!透き通る声が響きます。
次は多摩グリーンロタキッド・クラブの歌。ラテン語と英語で歌ってくれました。小さい人から大きな人まで素敵でした。
もう一度二本松杉田小学校合唱部が「笑顔の向こうに」を歌います。
最後に3つのグループ全員で「しあわせ運べるように」を歌いました。 指揮はこの歌の作者、神戸から来た 臼井 真 さんです。
このコンサートの主催者、共催者、協賛者等、市長も一緒に全員で記念写真をとりました。
どんな説明よりも、今の福島の子どもたち、大人たちの気持ちが伝わってくる、福島を主張するコンサートでした。
福島・神戸・多摩の子どもたち、ありがとう!!
プログラムと歌詞カードです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます