福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

(通称:たねまきネット)
農と食を中心に、小さな種をまきながら、永続的な支援活動を行う。

今年の落ち葉はき

2012年02月12日 | ニュース

恒例の落ち葉はき 東京都西多摩郡瑞穂町 S農園にて

福島原発事故による放射能汚染はこの三多摩地区にも及んでいる。落ち葉を堆肥として利用する有機農家にとっては深刻な問題。今年はどうするか。生産者と運営委員で検討した結果、例年通り「落ち葉掃き」を実施することにした。ただし、今年の落ち葉は堆肥には使用せず、別途保管することにした。因みにこの雑木林の線量(地表面での測定)は0.11~0.12マイクロシーベルト/毎時。

落ち葉掃きには絶好のお天気。今年は子どもたちの声が聞こえない。マスクをつけて黙々と作業を行う。

三多摩たべもの研究会

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「さよなら原発」農業者の訴え

2012年02月11日 | 福島有機ネット

さようなら原発1000万人アクション

東京・代々木公園での「再稼働許すな!2.11さようなら原発1000万人アクション全国一斉行動in東京」に、ふくしま有機農業ネットワークの菅野正寿さんが発言に立った。 主催者発表約12000人。

<発言要旨>

原発事故による放射能の拡散で、福島の里山、農地、海がことごとく汚染され、とりわけ地域資源循環型の有機農業への打撃は深刻だ。

津波によって家も農地も失い避難を余儀なくされた農家、自ら命を絶った農民の苦しみ受け止め、私たちは耕して種をまいてきた。その中で福島の粘土質の土壌は、有機物によって放射性セシウムを土壌に固定化し、野菜、米に移行しにくいことが検証されている。これを消費者に伝えて行きたい。

マスコミに対しては、わずか数パーセント、基準値を超えた米が出たことをセンセーショナルに取り上げ、まるで「福島県民が加害者である」かのような報道には怒りを覚える。

自分たちが食べられる物、孫たちに食べさせられる物を消費者に届けてきた。私たちの台所は消費者の台所である。放射能についても、福島県が地元農産物をきっちり検証し、きめ細かな基準値を設定し、自分たちが食べて安全なものを消費者に示し、信頼をえることで再生していく。

原発に頼らない社会、持続可能な社会は、農業、漁業、林業の第一次産業が再生してこそ実現する。今が転換のとき、地方も都市も、農業者も消費者もともに力を合わせて実現にむけて進んでいこう。

USTREAM (1時間12分ごろから)

http://sayonara-nukes.org/2012/02/120212action_tokyo/

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

放射能からいのちを守る全国サミット

2012年02月11日 | 福島視察
11日、福島市で開かれた、
「放射能からいのちを守る全国サミット」に行ってきました。
12日も健康相談会がありましたが、11日だけ参加しました。
 
300名以上の参加があり、熱気あふれる集会でした。
中心になって活動しているのが、30才~40才代の女性であり、
社会をかえようとする人々が、新しい世代になっていることの息吹も感じました。
 
全国各地の、保養等の受け入れ事例がたくさん報告されました。
しっかりとできているところは、やはり、北海道や大阪のように、
行政と民間のタイアップがしっかりとできて
いるところです。
 
また民間でもかなり大規模にやっている人たちもいて、
プロ並みの資金調達や、職業人が加わってプロジェクトに取り組んでいます。
 
分科会は、「保養」のグループに参加しました。
こちらも、かなり活動の蓄積のあるグループがそれまでのノウハウや、
地域の関係性を活かして体制作りをやっているのは、
当たり前ですが普段の活動の土台がないと、
急にはなかなかできないことだと思いました。
 
たねまきネットも、あせらず、しっかりと活動の基盤作りをしなくてはと
改めて、思いました。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恵泉の一泊二日

2012年02月07日 | 恵泉女学園大学

 

福島とつながる種まきプロジェクト@恵泉は無事終了しました。

 

 

<第一部>

   商業研究部の「だいこんかりんとう」販売

小高商業高校のみなさん

 

南相馬市の警戒区域から学校ごと、町ごと避難を余儀なくされている小高商業高等学校の生徒さんらによるプレゼンテーション。

生徒の中には、家を流されたり、大切な人を失ったり、家族と離れて仮設住宅で独り暮らしをしている子もいました。

 

詩人でもある斎藤校長の詩を、同級の女優・秋吉久美子さんが朗読しました。

 

齋藤 貢

 

汝は、塵なれば  

 

父母にように

いのちの息を吹き込まれて

わたしとあなたは 死ぬまでこの土地を耕すのだろう。

たとえ、そこが呪われた土地であったとしても

耕しながら 日々の糧を得るのだろう。

 

茨とあざみよ。

苦しみとは分かち合うものなのですか。

堪えきれない痛みは分かち合えるものなのですか。

 

いいえ。

あなたとわたしは 地に撒かれた一粒の種子。

土地の痛みが発芽させる

いのちの苦しみそのものなのですから。

 

喜びを遠ざけて。

悦楽を遠ざけて。

 

野の草を摘みながら つつましき日々に感謝しよう。

 

「汝は、塵なれば塵に帰るべきなり。」*

 

かつての父母のように

わたしとあなたは 楽園を夢見ながら

ひとつの睦まじき容器となって地に眠るのです。

 

空中を浮遊する塵のままに わたしも。あなたも。

わたしたちは塵なれば 塵にすぎなければ

 

父母がそうであったように

やがてはいつか 土にと帰っていくのですから。

 

楽園はとうの昔に失われていて

あやまちは決して許されない。

 

野に雪は降り こころにも雪は降り積もる。

 

地の果てまで浮遊するしかないあなたとわたしなれば

この乾きは いつになったら癒されるのですか。

 

*旧約聖書『創世記 第三章 「楽園追放」』より

 

 

<第二部> 

 

 

 有機農業者のプレゼンテーション

 

マスメディアからは伝わらない福島の「生の声」に耳を傾けました。

福島から東京に避難されている方も多数参加されました。

 

 

福島の有機農業者4人の報告は、USTREAMでご覧になれます。こちらのブログから

 

http://blog.goo.ne.jp/fukushima-tanemaki

 

もしくは「福島を想うプロジェクト」チャンネルで。

http://www.ustream.tv/recorded/20209103 

 

 

米をとぐ、二本松有機農研の大内信一さん

福島からのゲストとともに、二本松の郷土料理をを作りました。

 

料理指導:二本松の女性グループ・ハーモニーのみなさん

 

キャンパスでのお泊りも楽しく、セパタクロー、アフリカンダンス、恵泉教育農場視察などのワークショップに沸き、充実した一泊二日の交流となりました。

 

 参加されたみなさま、お疲れ様でした。

また、お会いいたしましょう。 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

福島の生の声を聴く@恵泉女学園大学

2012年02月05日 | 団体紹介

こちらでご覧になれます。

福島の有機農業者4人の方の現地報告は、

USTREAMでライブ中継をしました。

こちらからご覧いただけます。

「福島を想うプロジェクト」チャンネル

http://www.ustream.tv/recorded/20209103

喜多方市、福島市、二本松市から、それぞれ原発事故と有機農業の現状、里山再生へむけた取りくみ、農業後継者、新規就農者からのお話。

 ・菅野瑞穂氏(二本松市東和)

・浅見彰宏氏(喜多方市山都町)

・小池光一氏(福島市大波)

・大内信一氏(二本松市)

・福島大生によるうた「I love you & I need you ふくしま」

澤登早苗(恵泉女学園大学教授)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恵泉女学園大学で記念イベント

2012年02月04日 | 恵泉女学園大学

 恵泉でのイベントは大成功でした!
21日のパーティーに続き、皆様の協力で、このビッグイベントを盛大に行うことが出来ました。

沢山の出会いがあり、発見がありましたね。

これを力にして、たねまきを続けて行きたいですね。
取り敢えず、お疲れさまでした!

全ての皆様に感謝です!

     

 つながろう!種をまこう!福島の人々と

日時:2月4日(土)~5日(日)
会場:恵泉女学園大学南野キャンパス

 

 「生の声」を聞く

イベントは15時半より2時間、USTREAMでのライブ中継を行います。
中継内容:
福島の有機農業者、喜多方市、福島市、二本松市から、原発事故と有機農業の現状、里山再生へむけた取りくみ、農業後継者、新規就農者からのお話。
チャンネルは「福島を想う」プロジェクトです。
USTREAMトップページより「福島を想う」で検索し、ご覧ください。
イベントにお越しになれない方も、ぜひUSTREAMでのご参加をお待ちしております。

日時:2月4日(土)~5日(日) 一泊二日
会場:恵泉女学園大学南野キャンパス

東京都多摩市南野2-10-1 Tel: 042-376-8211
※駐車場あり、詳しくは事務局までお問い合わせください。

〈プログラム〉

■2月4日(土) 

1、福島からの報告14:00~17:20   

◎南相馬市・福島県立小高商業高等高校

 校長 斎藤貢一氏、 商業研究部のみなさん11名

 ★友情出演 

   詩の朗読 女優・秋吉久美子→公式サイト

 

◎二本松市・ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会

 菅野 瑞穂さん 

◎ふくしま有機農業ネットワーク

 浅見 彰宏さん(喜多方市小池 光一さん(福島市)、大内 信一さん(二本松市)

ゲスト紹介こちら

 2、みんなで作って食べる「福島うまいもん食事・交流会」17:30~

  郷土料理指導:二本松ハーモニーのみなさん

  ゲストを囲んで座談会 

    @恵泉南野キャンパス 


3、キャンパスに泊まろう!

■2月5日(日)

7:00~大学散策、アフリカンダンスほか 

8:00~オーガニックモーニング

9:30~恵泉女学園大学・教育農場視察

12:00 お見送り また会いましょう!


主催:福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク・恵泉女学園大学

事務局:

福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク(通称:たねまきネット)
〒186-0004 東京都国立市中3-11-6 スペースF気付
電話/FAX 042-573-4010 メール spacef@ac.auone-net.jp
 (@を小文字に直して送信下さい)

お問合せ 090-7213-0929 遠藤



◎参加費

1、 福島からの報告 500円(学生無料)
2、 福島うまいもん食事・交流会 1000円(学生500円)
3、 キャンパスに泊まろう (貸し布団、朝食代)1000円(学生500円)

※当日スタッフとしてボランティア登録をして頂いた方、被災者の方、福島からご参加頂いた方は参加費無料となります。

 
◎お申込みは、下記内容を明記の上、事務局までFAX・メールにてお送りください。

 ・お名前
(・ご住所)
 ・連絡先(携帯) (メールアドレス)
 ・参加プログラム ( 1 ・ 2 ・ 3 )ご希望の番号を明記ください。
 ・当日ボランティア登録の有無(可能な方のみ)

  FAX: 042-573-4010  メール: spacef@ac.auone-net.jp (@を小文字に直して送信下さい)

◎郵便振替口座:00190-1-708341
口座名義:福島とつながる種まきプロジェクト


◎会員募集 一口年3000円
◎カンパ歓迎

 また、この企画は、福島在住の生産者、ならびに被災された皆様との交流の機会であるとともに、今後、国立市と市民・事業者等が協働で、国立市の休耕農地を被災者の皆さまに無料で提供し、花作りや野菜作りを楽しんでいただき、土にふれほっとするひとときを過ごしていただきたいとの思いから、それに先立つ交流の機会としても企画させていただいております。

つきましては、2月4日には、国立から恵泉女学園大学までの送迎車を出します。送迎付きでの参加希望の方は、参加申し込みの際、送迎希望と明記して頂き、4日の午後13時に国立市市役所東側入口(土曜日なので正門は空いておりません)においで下さい。また、国立市在住でご自宅まで迎えに来てほしい方は、遠慮なくお申し出ください。その場合はどこへ何時に来てほしいかも明記ください。

※今後土に触れ、国立市の農地を使ってみたいと思われる方も、その旨を明記していただければと思います。

皆さまのお越しを心よりお待ち申し上げております。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゲスト紹介

2012年02月03日 | 恵泉女学園大学

<ゲスト紹介> 

 

■講演「未来の力を試されている」     資料:地図

福島県立小高商業高等高校  校長 斎藤貢一(さいとう・こういち)氏

サテライト拠点校(福島商業高等学校内)  福島市丸子字辰ノ尾1番地 

サテライト校(相馬東高等学校内) 相馬市北飯渕字阿弥陀堂200番地 

 

福島第一原発から20キロの警戒区域内に6校の県立高校がある。多くの生徒が県外への転校を余儀なくされ、残った生徒たちもサテライト校毎に別々に分かれて学ぶ。

その一つである小高商業高校は福島第一原発から北へ約14キロ、現在も警戒区域指示にもとづき立ち入りが制限され、避難した生徒・教職員らは、20115月から福島市と相馬市に分かれて不自由な学校生活を送る。本年4月には、「緊急時避難準備区域」の指定解除により再開された、南相馬市原町区の原町高校へ移動する。

三月十一日、十四時四十六分、勤務校の職員室で被災。地震、大津波、原発事故の恐怖を実体験。三月十二日、小高の地を追われることになった。創立101周年の伝統校の学校長が震災を語る。

◎講演者・斎藤貢一(さいとう・こういち)氏プロフィール-

1954年福島県いわき市生まれ。県立磐城高校、茨城大学を卒業。1979年より、高校国語教師として県内の各高校に勤務。2009年より、県立小高商業高校校長に就任。

詩人「齋籐貢」としても活動しており、1987年詩集『奇妙な容器』で福島県文学賞受賞。他に『蜜月前後』『モルダウから山振まで』『竜宮岬』などの詩集を出版。歴程同人。今年度のH氏賞の選考委員。

 

  

■研究発表「復活!小高だいこんかりんとう」  資料:だいこんかりんとう

福島県立小高商業高等学校・商業研究部のみなさん  3年生 11名

顧問:中島裕(なかじま・ゆう)教諭     

 

小高商業は、地元農産物を使ったさまざまな商品開発に取りくみ地域に貢献してきた。有名なのが「小高だいこんかりんとう」。廃棄処分される地元だいこんを活用して何か商品にできないだろうか。試行錯誤の末、年間1万袋を売り上げるほどの人気商品となった。今は、警戒区域の小高産だいこんを使うことはできないが、汚染のない福島産だいこんで「復活」をはかる。「東北六県生徒商業研究発表大会」第3位入賞、巧みなパソコン操作とプロ顔負けのプレゼンテーションは必見。

 

※「だいこんかりんとう」試食・販売します

 

 ★友情出演  

詩の朗読 女優・秋吉久美子(福島県立磐城女子高出身) → 公式ブログ

 

■「それでも希望の種をまく」

ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会(二本松市)

遊雲の里ファーム  菅野 瑞穂(すげの・みずほ)

 

福島県二本松市の山間にある東和地区で、米・野菜・加工品などの複合経営をしている専業農家の後継者。東京の体育大学を卒業後、福島に戻り農業の道へ。2年目の今、震災を乗り越え“自分らしく生きる”道と、農業の大切さや良さを多くの人に伝えている。セパタクロー選手としても活躍。

農家娘23歳の農ライフを綴ったブログが人気。

 

  

■「有機農業と原発は共存できない」

ふくしま有機農業ネットワーク(福島有機ネット)  

 

浅見 彰宏(あさみ・あきひろ)氏 喜多方市:ひぐらし農園

小池 光一(こいけ・こういち)氏 福島市

大内 信一(おおうち・しんいち)氏 二本松市

 

福島県内の有機農業に関わる農業者、消費者、研究者・技術者、農業団体や行政などが連携し、有機農業のさらなる発展を目指し2009年発足。お年寄りからこどもたちまで共に生き続けることができる地域コミュニティの再生と地域資源循環型有機農業による食と農の再生をめざす。

地方も都市も高度成長の自縛から脱却して、簡素で心豊かな人間を大事にする「人間復興」のくらしのために、ここふくしまから脱原発を強くよびかける。「直ちにすべての原発の停止と廃炉を」

  

農産物(測定した米・野菜・加工品など)を販売します

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする