福島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

(通称:たねまきネット)
農と食を中心に、小さな種をまきながら、永続的な支援活動を行う。

「内部被爆を生き抜く」上映会

2012年10月20日 | 多摩市

EARTH VISION 多摩プレイベント

  鎌仲ひとみ監督作品「内部被爆を生き抜く」上映会

          に、ブースを出しました。

             

主催:EARTH VISION 多摩実行委員会 / 共催:たえのは / 協力:恵泉女学園大学・福 島とつながる種まきプロジェクトネットワーク

  

       

4人の医師が語る経験・広島-チェルノブイリ-イラク-福島を映像化した作品です。4人の医師は、それぞれに福島での、主に子どもたちの内部被爆についての危惧を語っています。この4人の医師の話の間に、福島・二本松真行寺幼稚園の副園長さんとその家族のお話が、現地の現実的な悩み~子どもに食べさせるものの調達の苦労や保養を実現するための困難~が強く印象に残りました。

事故直後よりも半年たってからの発症が多くなってきて、その後もガンに限らず様々な疾病が出てくる。26年たったチェルノブイリもいまだ新たな被爆者の発症が続いているということです。時間がたてば有害な放射能は減ってきて、だんだん被爆量も発症も減ってくるというのは嘘であることを、4人とも強調していました。

とにかくできることは何でもして、子どもを内部被爆から守り生き抜かなくてはいけない。もう安全だとか、減ってきたという話を鵜呑みにせず、徹底した防御策を継続する必要があるということです。

鎌仲さんのお話もあり、NHK時代に製作したイラクのウラン弾被害の取材番組に全く反響がなかったことにショックを受け、テレビを見ても人は動ないと思い、映画を作ろうと思ったお話から、この映画製作までの事情や背景を語り、とにかく正しい情報を一人一人に語りかけるように丁寧に伝えていきましょう!と呼びかけられました。

映画を見た後に、主催者のお一人と話しました。その方は、この映画はその通りなのだが、見た人が放射能の危険性ばかりを気にして、福島のものを食べないようにしなくてはと思うだけで終わってほしくない。農業や漁業やそこで暮らす人々のことも一緒に考えて見てほしい、と話していました。そんな思いもあって、恵泉女学園大学や私たち、福島とつながる種まきプロジェクトネットワークの協力を得たかったということです。

皆さん、恵泉大とたねまきネットの展示には興味をもって見てくださり、南相馬に行ってきた方や、これから福島市に行くという方などと話もでき、記録集カンパも戴きました。また「てくてく農園」の近くに住んでいるので見ていたが何かなあ?と思っていたという若い方ともお話しました。協力参加した甲斐がありました。又、多摩市の新しい仲間とも出会うことができうれしかったです。この実行委員会の方たちは恵泉大の地域や市民との関わり方にとても共感をもっていて、これからもいろんなことを一緒にやっていきたいと意欲的でした。2月の小高高校招待の際には協力をお願いできそうです。     

                         

  

               

 

 

 

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