戦死することがほぼわかっていて出征する人との結婚を父が断ったらその人が涙したときいて、泣かせたまま死なせてはいけないと結婚し、数ヶ月でやはり戦士した夫。50年間その自分がしたことに答えをもてずにいて、やっとその戦地を訪ね、海の大きな夕陽に包まれて海に向かって、亡き夫に向かって自然に言えたという。「私は50年幸せでした。」という言葉。
お鍋の野菜をヘラでかき混ぜるとき、「母がお風呂で体を洗ってくれるとき、その手の運びはいつも決まった流れですすみ私は次はここだな、と安心して洗ってもらうことができた。母の手は他の人と違ってあちこちにいくことがない。お鍋の野菜も洗ってもらう人と同じ。かたよりなく、全部を丁寧に同じように混ぜてほしいと思っているはず」
<ひとを想う>辰巳さんのスープに込められた、自分のできることに一生懸命になるこが、ひとをも「しあわせにする」のだなあ、と思わせてもらいました。
よい時を過ごせました。
そしてGM(遺伝子組み換え食品)の怖い話。この現実と私たちは向き合っていかなくてはならないのですね!