goo blog サービス終了のお知らせ 

木曽Now

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ボタンクサギ 雄性先熟の花

2018年06月21日 07時26分07秒 | 日記

懐かしい花が

咲いている。

 

まだ仕事をしている頃

釋場の門を入った

右側にボタンクサギが

植わっていた。

 

当時名前がわからず

調べた記憶がある。

 

「牡丹臭木」

クサギの花に似るが

ボタンの花には

ちっとも似ていない!

と当時思った。

 (クサギの花  こんな手の写った写真しかありませんでした。    2009.9.5)


久しぶりに見ると

ボタンのように豪華な花だ

と言うことかとも思う。

 

咲き始めの花を見ると

雄しべが4本見えるが

雌しべは見えない。

 

別の花を見ると

雄しべはしおれ

雌しべが長く

突き出している。

 

ボタンクサギは

雄性先熟の花だと分かる。

 

花に触れると

たくさんのアリが

手に上ってくる。

 

きっと甘い蜜が

出ているのだろう。

 

満開の頃

もう一度見に来たい。


ナス科の花 ラインナップ

2018年06月19日 07時28分50秒 | 日記

先日

ヒヨドリジョウゴの花を

取り上げました。

 

ヒヨドリジョウゴは

ナス科ナス属の植物。

 

散歩道の同じ仲間の花を

いくつか紹介します。

 

この花はナス科ナス属の

正真正銘

ナスの花。

やはり下向きに咲きます。

 

雌しべが雄しべより

長い花と短い花の

二種類の花をつけます。

 

次はトマトの花.


雌しべが見当たりませんが

筒状になった雄しべの中に

ちゃんとあります。

 

風などの振動で

花粉がこぼれ受粉します。

 

これは嫌われ者の花。


トゲが痛くて

駆除しても駆除しても

ひつこくはびこる

ワルナスビ。

 

トマトの雄しべと

違ってばらけていますが

バナナのような雄しべが

5本揃っています。

 

次はイヌホウズキ。


これも雑草で

草地や道端

至る所で見かけます。

 

小さい花ですが

ナスの仲間の花として

要件を満たしています。

 

雄しべは5個あり

雌しべのまわりを囲み

先端の穴から花粉を出す。

 

ジャガイモも同じ仲間です。

写真はありませんが

珍しいジャガイモの果実を

送ってもらったので

紹介します。

 

 

 

 

 


コムラサキ 可憐な花

2018年06月17日 07時18分38秒 | 日記

散歩道の公園で

コムラサキの花が

咲いている。

 

満開と言いたいが

根元から順に咲いていくので

満開にはならない。

 

夏の終わりには

紫色の小さい果実を

鈴なりにつけるので

馴染みがあるが

花は梅雨の時期に咲くので

気がつきにくい。

 

先が4つに裂けた花から

4本の雄しべが

飛び出している。

 

雌しべは1本で

さらに雄しべより

突き出ている。

 

これだけの実が

でからきるのだから

受粉率はかなり高いのだろう!


梅雨が似合う花 アガパンサス

2018年06月15日 07時28分44秒 | 日記

散歩道で

アガパンサスの花が

咲き始めました。

 

梅雨の花と言えば

紫陽花を思い浮かべますが

アガパンサスの花も

似合うと思っています。

 

10数年ほど前

星空案内人の資格を取るため

星座の話やギリシャ神話を

勉強している時

このアガパンサスの花のことが

出てきました。

 

全知全能の神ゼウスは

妻ヘラがありながら

虹の神であるイリス(アイリス)に

求愛します。

 

困ったイリスは

信頼している妻のヘラに

どこか遠くへ行きたいと

相談しました。

 

そこで

ヘラはイリスを助けるため

七色に輝く首飾りを

イリスの首にかけ

神酒をふりかけたのです。

 

すると

イリスは虹となり

自由に空を駆けることが

できるようになりました。


その時

地上にこぼれた神酒の雫から

アガパンサスの花が

咲いたと言われています。


そのため

アガパンサスを

ギリシャ語で「愛の花」と

呼ぶのだそうです。


ちょっと雨に濡れた

アガパンサスの花の見方が

変わりませんか?

 

 

 

 


ナツツバキ 儚い花

2018年06月13日 07時32分31秒 | 日記

公園に

白い花を咲かせている

一本の木がある。

 

今にも雨が降りそうな

曇り空の中

花の白さがやけに

目を引く。

 

この公園まで

歩くようになって

もうかれこれ

6年ほどたつ。

 

毎年この時期に

白い花が咲いていた記憶は

漠然とある。

 

どうして今まで

立ち止まって

観なかったのだろう?

公園の建物の陰で

ぼんやり輝くように

咲くこの花に今日は

吸い寄せられるように

近づいてしまった。

 

この花の名は

「ナツツバキ」

別名シャラノキ。

 

夏に咲く

ツバキに似た花

と言うことだ。

 

5枚ある白い花弁は

紙細工のようでもあり

ほんのり頬を赤らめた1枚が

愛おしくさえ感じる。

 

この花が一日で

落ちてしまうのは

何とも惜しい。


ヒヨドリジョウゴ ユニークな花

2018年06月10日 07時31分51秒 | 日記

散歩道で

ヒヨドリジョウゴの花が

咲いている。

 

秋に赤い実は

よく目にしますが

花に気が付かない方が

多いかもしれません。

 

ナス科の花は

ユニークなものが多いのですが

このヒヨドリジョウゴもまた

個性的な花です。

 

5つに深く咲けた花冠は

花が開くとすぐに

反り返ってしまい

まるでバドミントンの

シャトルの様になります。

 

このため蕊が

飛び出したように

見えるのです。

 

1本の雌しべは

束になった雄しべの真ん中から

突き出ています。

 

雄しべの先端は

穴があいていて

花粉はその穴から出ます。

 

一般的に

ナス科の植物は下向きに咲き

蜜は生産しません。

 

風が吹いたり

ハチの羽ばたきで

花粉が出て受粉します。

 

そのためには

花冠が反り返っている方が

好都合なのだろうと勝手に

想像しています。

 

 

 

 

 

 

 

 


ザクロの花 鬼子母神伝説

2018年06月01日 07時33分38秒 | 日記

川沿いの散歩道

ザクロの花が

梅雨空に紅い花を

咲かせています。

 

たくさんの男性の中

たったひとりの女性を

「紅一点」と言いますが

ザクロの花を

さした言葉だと

言われています。

 

花は鮮やかな赤色で

縮れているようです。


のぞいて見ると

多くの雄しべがあり

雌しべは見えません。


がくはぶ厚く筒形で

先が割れていて光沢があり

ザクロの実を予感させます。


ザクロの木は

宅地に植えてはいけない木

禁忌七木のひとつと

されてきました。

 

これは

鬼子母神伝説から

来たものだと言われています。

 

鬼子母神は500人もの子供を

持つていましたが

自分の子供達を育てるため

人間の子供をさらって

食べていたのです。

これを知ったお釈迦様は

鬼子母神の末っ子を

隠してしまいます。

 

鬼子母神は嘆き悲しみ

我が子を探しますがみつからず

お釈迦様に助けを求めました。

 

お釈迦様は

「お前は500人も子供がいるのに

たった1人がいなくなっただけで

こんなにも嘆き悲しんでいる。

たった数人しかいない子供を

お前に奪われた人間の親の気持ちが

これでお前にもわかっただろう。」

と言って鬼子母神に

子供を返しました。

 

そして今後

どうしても人の子が食べたくなったら

代わりにこれを食べよと与えたのが

ザクロだったそうです。

鬼子母神は改心し

以後は仏教の教えを守る

安産と育児の神様となりました。

 

鬼子母神は左手に子供を抱き

右手にザクロを持っているのは

このためなのです。

 

ザクロの実が熟し

裂けて内部が見えると

少々生々しい感じが

しないでもありませんが


禁忌七木と言うような

迷信がまだ残っていることに

驚かされます。

 

 

 



タチアオイ 別名『コケコッコの花』

2018年05月30日 07時23分41秒 | 日記

昨日のお昼

「ひるおび!」で

気象予報士の

森さんが

タチアオイの話を

始めたので驚いた。

 

と言うのも

朝の散歩で

タチアオイの花の写真を

撮ってきたからだ。

 

タチアオイは別名

「梅雨葵」と呼ばれ

梅雨が始まると

下から順に咲き

先端まで咲き揃う頃

梅雨が明けるという。


このことは一昨年の

ブログ「タチアオイも雄しべが先です」

取り上げているのですが

驚いたのには

続きがあります。


森さんいわく

「子ども達が

タチアオイの花びらを

顔に張り付け遊んだ」

と言うくだりでした。

 

去年木曽で

タチアオイの花を

「コケコッコ花」と呼んでいた

お年寄りがいて

ずっと不思議に

思っていたのです。


子どもが赤い花びらを

顔に張り付け

コケコッコ・・・?!


やっと結びつきました。

早速ネットで調べて見ると

ありましたありました!


「タチアオイの花びらを

爪を立てて薄く裂き

鼻の頭にくっつけて

両腕をバタバタとさせて

コケコッコと鳴き真似をして

遊んだ」と。


信州でも北海道でも

子どもの遊びとして

あったようです。


そう言えば

タチアオイの花弁の根元は

かなりねばねばでした。


明日からタチアオイを見る目が

少し変わりそうです。

 

 


ドクダミ 旺盛な繁殖力

2018年05月29日 07時31分07秒 | 日記

ツツジの生け垣を

覆うように

ドクダミの花が

満開です。

 

梅雨に入るこの時期

アジサイやハナショウブが

美しさを競っていますが

梅雨空の曇り空のもとで

咲くドクダミの白さに

ドキッとさせられることが

ありますります。

 

よくご存じだと思いますが

4枚の花弁のように

見える部分は

総苞片(そうほうへん)と呼ばれ

本当の花弁ではありません。

 

中心部の黄色い部分が

たくさんの花の集合体

小さな花が集まって

ひとつの大きな花のように

見えています。

 

真っ白い総苞片は

虫を誘うため

目立つように進化したと

思われます。


ところが

ドクダミは

セイヨウタンポポと同じで

受粉しなくても

種子が作れる(単為生殖)と

植物園の学芸員さんに

聞いたことがあります。


とすれば

虫たちにアピールしてきた

白い総苞片は

無駄な努力だったのかも

しれません。


単為生殖でできる種と

地下茎を伸ばして

広がると言う

今流行りの二刀流が

旺盛な繁殖力の源なのです。

 

 

 


ユキノシタ 懐かしい植物

2018年05月26日 07時49分57秒 | 日記

この花

昔はどこの家にでも

植えられていた。

 

拙宅でもトイレ横の

小さな前栽に

植わっていたものだ。

 

確か腫れ物

大阪では「でんぼ」

と言うのだが

ができた時

母にユキノシタの葉を

張ってもらった

記憶がある。


の建て替えの時

消えてしまって

そのままになっている。

 

川沿いのプランターに

懐かしい花が

咲いていた。

 

近くで見ると

とても美しい花だ。


5枚の花弁のうち

上の3枚には

赤い斑点があり

残りの2枚は

真っ白い足のように

すらりと伸びる。


2裂する雌しべのそばには

雌しべを保護するような

黄色い付属体があり

赤い斑点との対比が

美しい。


こんな美しい花で

民間薬として利用でき

山菜としても

食べられる植物が

忘れ去られるのは

惜しい気がする。


テイカカズラなのだろうか? 

2018年05月24日 07時28分22秒 | 日記

散歩道から

1本入った道で

白い小さな

風車のような花を

見つけた。

 

テイカカズラ?

街中で?

ハツユキカズラなのだろうか?

 

ハツユキカズラは

テイカカズラの園芸品種で

葉が斑入りだとの

認識があったが・・・。

 

この蔓の葉には

斑が入っていない。

 

それなら

テイカカズラなのだろうか?

 

斑入り葉の斑は

消えることがあると言う。

 

それなら

ハツユキカズラなのだろうか?

 

山で撮ってきた

テイカカズラの写真と

比べると

花弁が細い気がする。

 

それも個性なのだとして

悩むことをやめ

テイカカズラとした。


そらまめくんのベッド (2)

2018年05月22日 07時31分07秒 | 日記


でも、みんなは だんだん そらまめくんが かわいそうに なってきました。

「よし、じゃあ、ぼくたちの ベッドを かしてあげよう」

えだまめくんの ベッドは―

ちいさい。

グリーンピースの きょうだいの ベッドは―

ほそい。

さやえんどうさんの ベッドは―

うすい。

ピーナツツくんの ベッドは―

かたい。

 

「やっぱり、やっぱり、あのベッドでなくっちゃ だめだ」

そらまめくんは、もういちど さがしに でかけました。

なんにちも なんにちも さがしましたが、ベッドは みつかりません。

「もう、くたくただよ。つかれちゃった・・・」

と、そらまめくんが つぶやいたとき―

 

わっ!

なんと、うずらが そらまめくんの ベッドのうえに、

どっしりと のっかっています。

「どうしよう。せっかく みつかったのに・・・」

「そうか、あのベッドで たまごを あたためているんだ。

しかたがない、すこしだけ かしてあげようかな。

でも、ぼくのたからものだからな・・・

 

そうだ、おうちを つくって、すこし ようすを みよう」

それから、そらまめくんは くるひも くるひも ベッドを

みはっていました。でもそのうち、ベッドよりも たまごのほうが

きになってきました。

「あのたまご、これから どうなるんだろう」

 

パリッ パリッ ぴよっ ぴよっ

「よし、もうひといき!」

「やった―! たまごが かえったぞ。ぼくの

ふわふわ ベッドで ひよこが うまれた―!」

そらまめくんは とくいになって いいました。

 

ひよこたちは ベッドから でて、おかあさんうずらのうしろを

ひょこ ひょこと あるいていきます。

「げんきでね」

そらまめくんが てを ふると、おかあさんうずらは

ふりかえって、そらまめくんを じっと みつめました。

 

そらまめくんは、うれしそうに ベッドを もって、かえりました。

「やあ、そらまめくん。ベッドが みつかって よかったね。

とっても しんぱいしていたんだよ」

えだまめくんも グリーンピースの きょうだいも さやえんどうさんも

ピーナツツくんも いいました。

「さあ、みんなで おいわいの パーティーをしよう!」

 

ふわふわ ベッドが みつかった

きょうは たのしい おいわいさ

カシャ カシャ、ドンドコ、プップクプ―

カシャ カシャ、ドンドコ、プップクプ―

そらまめくんは みんなと いっしょに

よが ふけるまで おどりました。

 

そのあと、そらまめくんは、みんなを じぶんの

ふわふわ ベッドに しょうたいしました。

「おやすみなさい。みんな、ぐっすり ねむってね」

(おしまい)


そらまめくんのベッド 大好きな絵本

2018年05月21日 07時31分38秒 | 日記

そらまめくんのベッド

なかや みわ作  福音館書店

 

そらまめくんの たからものは このベッド。

くものように ふわふわで、わたのように やわらかい。

 

「あっ、もう あさだ!」

そらまめくんが とびおきると、

えだまめくんが やってきて、 いいました。

「そらまめくん、ぼくも このベッドで ねむらせておくれよ」

「だめ、だめ。これは ぼくの たからものだもの」

 

つぎに、グリーンピースの きょうだいが やってきて、いいました。

「そらまめくん、ぼくらも そのベッドで ねむってみたいなあ・・・」

「だめ、だめ。そんなに おおぜいでは ベッドが こわれてしまうよ」

 

さやえんどうさんも やってきて、 いいました。

「そらまめくん、わたしも そのベッドで ねむってみたいわ」

「だめ、だめ。きみには おおきすぎるよ」

 

ピーナツツくんも、いいました。

「そらまめくん、ぼくも きみの ベッドで ねむらせてもらえないかい?」

「だめ、だめ。きみは じぶんの かたい ベッドが おにあいさ」

そらまめくんは じぶんの ベッドを だれにも つかわせようとはしません。

 

そんな あるひ―

あつ!

ベッドが ない!

そらまめくん、あわてて あたりを さがしました。

「ない、ない。どこにも ないよ―」

えだまめくんと グリーンピースの きょうだいと

さやえんどうさんと ピーナツツくんにも きいてみました。

「しらないよ」

「ぼくも しらない」

「わたしも しらないわ」

みんなは くちぐちに いいました。

 

「どうしよう。ぼくの ねむるところが ないよ」

そらまめくんは、ひっしで ベッドを さがしましたが

みつかりません。

それを みていた みんなは、

「ぼくらに ベッドを 貸してくれなかった ばつさ」

と いいあいました。

(つづく)


ヒナキキョウソウ 可愛い帰化植物

2018年05月20日 07時13分40秒 | 日記

公園のシロツメクサが

咲いている所に

紫色のキキョウに似た花が

咲いています。

 

北アメリカ原産の帰化植物

ヒナキキョウソウです。

 

どの花を見ても

先端にひとつだけ

花をつけています。

 

その下の葉の付け根に

果実ができていますが

花が咲いているのを

見たことがありません。

 

ホトケノザなどに見られる

閉鎖花で開花しないで

結実しているのだと

思います。

 

咲き始めの花は

雌しべがこん棒状で

雄しべはたおれています。

 

キキョウの花と同じく

雄性先熟の花のようです。

 

雌性期の花は

雌しべの柱頭は

3つに開き

花粉を受け取っているようです。

 

花の下の果実の上部に

穴が開いていて

そこから種子散布するようです。

 

小さい花ですが

なかなか可愛い花ですね。


トリトニア 名前探しも楽し

2018年05月18日 07時35分22秒 | 日記

公園の藪蔭に

名前の知らない花が

咲いていた。

 

花の感じは

グラジオラスか

フリージア似なので

アヤメ科か?

 

薄い花被片に花脈が

透けて見えて

美しい。

 

雄しべは3

雌しべの先端は3裂。


下側の花被片に

黄色い突起物がある。


花粉が出たあと

雌しべが生長しているので

雄性先熟の花だ。


これだけ情報があれば

あとは楽勝と

ネット検索を始めた。


アヤメ科トリトニア属

原産地は南アフリカの

トリトニアと分かるまでに

2日を要した。


ところがである。

次の日の朝

kazuyoo60さん

ブログを拝見すると

この花がアップされていた。


その名前もトリトニア!


苦労しなくても

よかったのに!

と思ったが

花の名前の検索は

クイズを解くような

楽しみがあったので

良しとした。