じゃがいもは、種芋から育てるというのは有名な話で、学年園のじゃがいもも、4月のはじめに芽が出たじゃがいもを花壇に植えたのです。それからしっかりとした芽が出て、茎を伸ばし、葉を広げおおきく育ちました。
花をつけたのをお知らせしましたが、ふつう花をつけるとその後には実が出来、そして種が出来ます。朝顔もひまわりもホウセンカもヘチマもそうです。だからじゃがいもも実をつけるのです。
でも、じゃがいもが実をつけるとテレビや新聞のニュースになるほど珍しいそうです。というよりよく知られていないのでしょうね。
さて、じゃがいもは実は、『ナス科』の植物で、花もナスの花に似ています。実の形はやっぱりナスのようでありトマトのようです。
じゃ、この実からとれた種を植えるとどうなるのでしょうか。
もちろん、種から芽が出て新しくじゃがいもが育ちます。でも、不思議なことにこの種からそだったじゃがいもは親のじゃがいもとは性質が違うじゃがいもに育つそうです。そうして、実が大きかったり、甘かったり、別の性質のじゃがいもに育ったものが別の品種として育てられるのだそうです。なぜなら別のじゃがいもの花粉をもらったっため、別の遺伝子を手に入れたことになるからだそうです。
めずらしいじゃがいもの実を一度見に来てください。
花壇で育てているジャガイモにたくさんの花が咲きました。
じゃがいもの花が咲いた後、ほとんどは花ごとぽろりと落ちてしまうのですね。はじめは誰かがちぎったのか、鳥が食べてしまったのかと疑ってしまいましたが、受粉しなかったものは落ちてしまうようです。ふとみると、一つトマトのような実ができていました。
「じゃがいもって、実ができるんだ!」
ビックリしました。
調べてみると、ちゃんと種からでも発芽して実がなるそうです。でも、親のジャガイモとは性質の違うものができるらしいのです。
これは、そのことを記事にした『理科ふしぎ新聞』。理科室の壁に大きくポスター印刷して貼りました。興味深げに新聞を読み、ジャガイモ畑を見に行く子供たちに、ちょっとうれしい理科専科でありました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます