理科専科の仕事の中には、学年園経営というものもあります。特に専科として担任している5年生と6年生の学年園はもちろん、その他の学年の花壇もお世話します。
以前はよく気がついて作業をしてくださる理科支援員さんがいらっしゃって、草引きなど進んでやってくださっていましたので、助かっていました。しかし、支援員さんがいないと、専科の私独りが主に草引きをします。もちろん子供たちも手伝ってくれますが、短い時間では難しいです。草を引いても引いても出てくる草に辟易しているところです。
5年生の理科では、発芽の条件について学習します。春になると勝手に花を咲かせる草花は、どうしてこの春という時期を選んで発芽するのか、3000年もの間ピラミッドの中で発芽しなかったインゲン豆が、3000年の時を経て発芽できたのか、そんな学習もします。だからといって、ちょっと生えすぎです。
もちろん、良いこともあります。ひまわりも菜の花もホウセンカもヘチマも、最近は種を植えたことがありません。前の年に実ができ種を落としているので、翌年の春にはちゃんと芽を出しているので、それを移植するだけです。キャベツだって春になるとちゃんとそろっています。ジャガイモもだまって生えてくるのです。
6年生の学習に光合成を学習する単元があります。その学習ではホウセンカやツユクサの葉の気孔を顕微鏡で観察します。ホウセンカもそろいますが、ツユクサの葉の気孔は大きく見やすいので、その学習の時期になるとあちこち探し回っておりました。ならばと、見つけたツユクサを学年園に植えてみると、ちゃんと育って大きくなりました。翌年もちゃんと育って、「我ながらよくやった。」と自画自賛しておりました。
ところがです。
ツユクサって、大変繁殖力が強いのです。花壇は7つあるのですが、育てていた花壇ではないところから、ツユクサの芽が出てくるのです。ゴールデンウィークを終えた今、びっくりするくらいのツユクサの芽。一体どこからわいてきたのかと思うほどの数です。懸命に抜いているところですが、これは大変なことをしてしまったと、反省しているところです。
つくしも育てようとしていた我が知力にがっかりです。どうしよう…。