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『名も無く豊かに元気で面白く』

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GDP2期連続のマイナス成長、構造変化?企業は利益が出ても売上減少で預金に走る

2015-11-17 07:18:59 | 日記

内閣府が発表したところによるとGDPが2期連続のマイナスです。ザックリ言えば日本経済は景気後退局面です。11/15日に当ブログこんなはずではなかった。『2016年は有事の円買いで円高?』で書き込みましたが、企業は来年以降の円高?や将来の売り上げ減少を恐れて設備投資を減少させています。在庫要因を除くとGDPが1.4%のプラスに転換するのです。特に輸出が好調で前期はマイナスだったのに2.6%のプラスに変換されています。円安の恩恵で得る企業利益の積み上げを許さない。国内の消費者、従業員に利益を還元させる政府の対策が早急に必要でしょう。企業が利益を積み上げず、積極的な設備投資を行えはGDPはプラスになるばかりでなく600兆円の目標達成に近づきます。そもそも企業が利益を還元しなければ市場経済は成り立ちません。

以下コピー 内閣府が16日発表した2015年7~9月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値は、物価変動の影響を除いた実質値で前期比0.2%減、この状況が1年続いた場合の年率換算で0.8%減となり、4~6月期(年率0.7%減)に続き2期連続のマイナス成長だった。中国経済の減速により企業が設備投資を先送りし、賃金の伸び悩みにより個人消費の回復ペースも弱く、景気回復は依然足踏み状態にあることを示した。

 2期連続のマイナス成長となったことで、今後は年末に編成する15年度補正予算案に盛り込まれる経済対策の規模が焦点となる。甘利明経済再生担当相は記者会見で、景気下支えだけに焦点を当てた対策は検討していないとしつつ、「補正予算は『1億総活躍社会』の実現とTPP(トナーシップ協定)への対応が中心となり、結果的に景気を刺激することになる」と述べた。

 企業の設備投資は前期比1.3%減と2期連続のマイナスで、弱さが際立った。工作機械やオフィスビルなどへの投資が減少した。GDPの6割を占める個人消費は2期ぶりのプラスに転じたが、0.5%増にとどまり、前期(0.6%減)からの反発力は弱かった。9月の大型連休で外食などは増えたが、食料品などの値上がりで消費者の節約志向が続いている。

 在庫投資はGDPを0.5%分押し下げた。在庫減少要因を除くと、GDPは年率1.4%のプラス成長になる。前期にマイナスだった輸出は、数量ベースでは落ち込んだが、付加価値を加味するGDPベースでは2.6%増に転じた。GDP統計では、訪日外国人の消費は輸出にカウントされ、GDPの押し上げ効果も0.1%あった。輸入も、マイナスだった前期から1.7%増に転じたが、輸出の伸びの方が大きく、「外需」は成長率を0.1ポイント押し上げた。

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