ふじこーの「アレが気になる」

身の回りのちょっと気になる事や物など気ままに書き綴っていこうと思います。

25年間お疲れ様でした

2004-11-23 | アニメ・コミック
ドラえもんの声、交代へ…大山のぶ代ら来春降板 (サンケイスポーツ)

すでにたくさんの方が記事を書いていらっしゃるよう
なので今更書くことも無いだろうと思っていたのだが、
少し言いたい事があったので書く事にした。

なんだか、「やめないで!」とか「声優を変えるのなら
番組も終了させて!」という意見が多いようだけど、
これはファンならば当然の反応だろう。
しかし、アニメの中のキャラクターと違って声優は人間
なので当然歳をとる。いつかはやめなければいけない。
5人の中で最高齢のたてかべ和也さん(ジャイアン役)
は70歳。1番若い野村道子さん(しずか役)でも66歳だ。
そろそろ休ませてあげても良いだろう。
もう十分すぎるほど夢を与えてもらったと思う。


僕個人の希望は「ドラえもんの終了」なのだが、
あれだけの人気番組だ。これも実際無理だろう。

こんな事を思い出した。
かつて鳥山明さんが好きで、毎週”週刊少年ジャンプ”
を買って「ドラゴンボール」を読んでいた。
いよいよ最終回の号になり、”ああ、これでついに
「ドラゴンボール」も見納めか”と思って最後のページ
を見ると「もう少し続くよ」なんて書いてある。
”どういう事?”と思っていたら、次の週から何事も
なかったように続いていた。だが、読んでいて全然
面白くなかった。無理やり描かされているような感じで
何だか辛そうだった。僕も辛くなった。
それからしばらく連載は続き、僕も最後まで見届けよう
と本当の最終回まで読み続けたが、予想通り取って
付けた様な終わり方でがっかりした。
それ以来ジャンプを買う事はなくなったし、
他の漫画も見なくなった。

人気が出過ぎるのも考えものだ。勝手に一人歩きを始め
作者の手の届かない所に行ってしまう。
まあ一人歩きとは言っても、実際は手をひいている人間
がいる訳なのだけど。
藤子・F・不二雄さん亡き後も、他の漫画家の手で
コミックの連載が続いているようだが、少し悲しい。


さて、「ドラえもんの終了」が僕の希望だと書いたが、
実は僕は「アニメのドラえもん」に最初から思い入れが
あったわけではない。
あくまで藤子不二雄さんのコミックのファンであり、
一時期は藤子作品のアニメ版は邪道とまで思っていた。

小中学生の頃は漫画家になるのが夢で、特に藤子不二雄
さんが好きだった。(当時はまだFとAに分かれてなかっ
たが、明らかに画風が違うので別々に描いているのは
なんとなく分かっていた)
藤子さんの「漫画入門」を毎日読み、まだ見ていない
作品を探しては少ない小遣いでこつこつ買っていった。
漫画家になる夢は早々にあきらめたが、藤子さんの漫画
はずっと読みつづけていた。”A”さんの作品も嫌い
ではなかったが、どちらかと言えば”F”さんの方を
よく買っていたように思う。
”F”さんの描く作品はシンプルで明るく分かりやすく
一見子供向けだが、よく読むと深いテーマが隠されて
いたり”F”さんのダークな面が垣間見れたりして
興味深かった。また、なんとも言えない味がある。
大人になってから読んだ「ミノタウロスの皿」をはじめ
とする「SF短編集」などを読むと”F”さんの違った
一面がよく分かる。

「アニメのドラえもん」を初めに見た時は、
”こんなのドラえもんの声じゃない”と思った。
ずっとコミックを読んで、頭の中で声のイメージを
作っていたからだ。しかし、何回か見る内に抵抗感が
次第に無くなり、ついには大山のぶ代さんの
”あの声”しか思い浮かばなくなった。
そしてアニメ版もコミック同様に好きになっていった。


うまくまとまらなかったけど、最後に一言。

「5人の声優さん、本当に長い間お疲れ様でした。
そして素晴らしい思い出をありがとう。
ゆっくり休んでください。」


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2 コメント

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おおやまのぶよ (とど)
2004-11-24 23:07:54
このニュースを聞いたとき、一番気になったのは、次のドラえもんの声優さんは大変だろうな、というのが思い浮かびました。そもそも、引き受けてくれる人がいるのか?という疑問でいっぱいです。「イメージと違う」といった無責任な批判にさらされるのは目に見えています。あたいも言いますけどね。



最初、イメージが違うと思っていても、見ているうちになじんだ声優さんもいますし(うる星やつらのさくらさん)、いまだになじまない声優さんもいます(亀有の両さん)。さて、新しいドラえもんの声優さんはどちらになるのでしょうか?



そうそう、ドラえもんの声といえば、欽ちゃんの仮装大賞で、大山のぶよさんが、審査員をしていた時がありました。その時、ドラえもんの声で、出場者に話しかけたとき、子供(3歳くらいかな)の視線が、明らかにドラえもんを探してましたよ。すごいことだなーと思いましたもん。
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とどさんへ (ふじこー)
2004-11-25 13:54:49
”さくらさん”は、最初「なんじゃこりゃ?」って思ったけど、そう言えばいつのまにか慣れたなぁ。不思議なもんで。



なじめないと言えば、”ルパン”の栗貫さんがいまいちなじめない。どうしても山田康夫さんと比べてしまう。洋画の吹き替えでも、山田康夫さんの”クリント・イーストウッド”とか、石丸博也さんの”ジャッキー・チェン”とか、どうしてもこの人じゃなきゃって人がいるね。



ドラえもんの声を引き受ける人がいなければ終了するしかないかな。僕としてはその方が嬉しいのだけど。

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