同窓会やろうぜ!~藤枝東1989同窓会事務局ブログ~

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同窓会便りvol.96 緊急告知!つるちゃんディナーショー(!)開催決定

2006年11月26日 | Weblog

週の決勝戦。残念ながら敗れてしまいましたが、まだまだ見ていたい!と思うような、よい試合だったと思います。思いませんか?
思い出すたびに、「あぁ、あの時ああだったら~」と思い出さずにはいられない、決戦の模様は、後日またエコパ観戦記をお届けできると思います。
しばしお待ちを。
それにしても、私事で恐縮ですが、社内にいる東高出身のある大先輩とは、入社以来、交わした会話は東高のサッカーのことだけです。仕事の話、したことありません。(笑)
「今年のチームはどうだ」とか、「負けちゃったっけね」とか、乗り合わせたエレベーターの中で話したりします。
卒業後も毎年これだけ私たちを興奮させてくれる、そして、世代を超えて交流をつなげてくれる、東高サッカーはとてもきな存在だなあと思います。
年もぜひ、がんばっていただきたいですね。

さて、そんなこんなでの瀬ってまいりました。
そろそろ辺りもクリスマスムード
「たまにはちょっと変わったクリスマスイベントないかな」とマンネリ気分脱出を画策している同窓生のみなさま、この冬はディナーショーなどいかがでしょうか。

12月16日(土)、なんと、日本で唯一の米屋ロッカー、つるちゃんこと安兵衛が満を持してお送りするソロライブ

「CD発売記念クリスマスディナーショー

                    in三福旅館」

でございます。

昨年に引き続き、負けない!が、しずおか市町村駅伝の公式応援ソングとして採用され、それにあわせて発表されたマキシシングルCD負けない!も好評発売中!(駅伝会場ではブースもでるらしい) 
そして福旅館と言えば、あのハハ本舗が焼津公演の際には必ず泊まっていき、ワハハの若手のライブも行われると言う「焼津のエンターテイメントの登竜門」
さあ、これで、安兵衛も「歌う米屋」から「歌って米も配達する芸人…いやいやアーティスト」とさらなるステップアップとなること違いなし!

ということで安兵衛にどんなディナーショーになるのか、聞いてみました!

「内容は、安兵衛がギター弾いて歌うってだけです。
アンプとかマイクとかない、電気的な設備はゼロの畳の部屋で。
助っ人のギターリストを一応呼んでます。
その方のギター演奏がきっとスゴイので、僕はそれで逃げ切ろうとたくらんでいます。
お越し下さいます場合は、騙される覚悟でお願い致します。」

おいしいお食事と1ドリンク付きでなんと3800円!
限定50名様ですのでお申し込みはお早めにつるちゃんまで!
(連絡先 yasube@vanilla.ocn.ne.jp

ある意味「伝説のライブ」となること間違いなし!
ご家族で、彼女・彼氏とご一緒に、忘れられない一夜をお過ごしください♪

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同窓会便りvol.95 いよいよ決勝!!!

2006年11月19日 | Weblog

みなさま、いよいよこの日を迎えました。
本日、決勝でございます。
エコパスタジアムには何人くらいの同窓生が集結しているのでしょうか。

おっと、その前に忘れちゃならない、す○きひ○きくん準決勝観戦記。
準決勝のようなゴールラッシュが見られるか?いやいや、学園だし、やっぱ接戦だろうな。
逸る気持ちを抑えて、お読みくださいませませ。
12時キックオフですよ~。

11/12(日)県大会 準決勝:vs浜名高校

先週行われた準々決勝4試合の結果、ベスト4が出揃った今年の選手権県大会。
今日の2試合は午前と午後に、いずれも藤枝総合運動公園サッカー場で行われます。
その顔ぶれは、他県のサッカーファンでも知らぬ者はない強豪ばかりです。

昨年(第84回)の選手権県大会を制覇した常葉橘、プリンスリーグ東海2006の1部リーグ優勝の静岡学園、今年のインターハイ県大会優勝の浜名、そして一昨年およびその前年の選手権県大会を連覇した、われらが藤枝東高校です。

今日の対戦相手は何という因果のめぐり合わせか、去年と同じ準決勝、同じ場所で惜敗を喫した宿敵:浜名高校です。昨日は雨が降り続き、天候が心配されましたが、目を覚ましてみれば快晴そのもの。
風はやや強いものの、グラウンドコンディションは問題ないようです。

スタジアムの外には、見慣れた校名入りの標識を泥除けに貼った自転車(今は銀メタが流行色みたいですね)がズラッと並び、そして広場には制服姿の藤高男子&女子と先生方が大集合しています。

先日の準決勝では、1,2年生のほぼ全員校生徒がバックスタンドで応援した清商に対し、サッカー部員と数名の有志生徒(応援団員でしょうか?)のみの応援(もちろんメインスタンドでは沢山のOBやファンが声援を送っていましたが)と、まさに「千万人といえども我行かん」状態で勝利を収めた藤高イレブンにもシビレましたが、やはりこれだけ大勢の学友達に応援されれば、選手達も燃えないわけにはいかないでしょう。しかも、準々決勝に続いてのホームゲームです。

一方の浜名高校も、何台ものバスで駆けつけた生徒とサッカー部員がバックスタンドに勢揃いし、豪華な編成のブラスバンドも早くからチューニングにいそしんでいます。

さて、両校の応援の準備が進む中、ピッチ上では両チームの練習が行われ、それも終わると選手達はいったん控え室に引き上げます。ほんの短い間だけピッチは無人になりましたが、間もなく試合用のユニフォームに着替えた両校の選手達が、大会旗に続いて入場してきました。
藤枝東にとっては、いよいよ一年越しのリベンジが始まります。


vs浜名 前半
午前10時4分、藤枝東の先攻で試合はキックオフ。
先発メンバーとフォーメーションは、清商戦では先発だった右SB村松大輔選手(2年)がケガのためベンチスタートとなり、代わって菅藤選手(3年)が1試合ぶりに先発出場となった他は、今大会ではおなじみの布陣です。

___松田__井上___
______河井______
原田________山田
___石神__鳥羽___
_小関_三上_菅藤_
_____村松太_____


対する浜名高校も、同じく3-5-2システムを採用しており、積極的なプレスによる堅守と、速いカウンター攻撃を身上としています(布陣は以下の通り)。

___掘切__佐藤___
______松浦______
岩船________廣野
___岸本__水川___
_鈴木_市野_高須_
______田村______

浜名のスタメンは、2年生のFW佐藤選手を除き、3年生で固められており(藤枝東は3年生6名+2年生5名)、ほぼ同じメンバーで今年のインターハイ県大会を制しています。

攻撃のキーマンは3人。今大会で同校の最多得点(4点)を上げているFW佐藤選手と、俊足のFW掘切選手による2トップ。そしてもう一人は浜名のエース:トップ下のMF松浦選手です。

松浦選手は来季(2007年)にジュビロ磐田への入団が決まっている事からも、その実力の高さが伺えますが、大会前の9月に左ひざ内側じん帯を痛め、2次リーグの3試合は、いずれも途中出場で、あまり状態が良くないようです。今日も左腿にサポーターを巻いての出場です。

しかし、何人もの敵守備陣に囲まれようとドリブルで突破してしまう、高いキープ力と突破力は、県内はもちろん全国でもトップレベルにあり、藤枝東DF陣にとっては最も警戒すべきプレイヤーです。

さて、試合は開始直後から藤枝東が、得意の両サイドを大きく使った攻撃でゲームの主導権を握ります。

前半7分、前回の試合で2得点を上げたMF山田選手が、浜名PA左端でパスを受け、浜名ディフェンス2人の間を抜いて、ゴール左前で待っていたFW井上選手にグラウンダー(ゴロ)のパスを通します。
井上選手はこれを振り向きざまに、ダイレクトにシュートを打ちますが、惜しくも僅かにゴール右へ切れます。

思わずスタンドのあちこちから「巧いな~」という声が漏れ、この2人は今日も絶好調なようです。

前半10分、ボールを持った浜名の選手に、果敢にタックルを仕掛けた山田選手に、イエローカードが出されます。

前半13分には、浜名PA左角の外でボールをキープした2年生のMF河井選手が浜名DFと1対1の状況で、後ろから走り込んで来たMF山田選手との間で、河井>山田>河井>山田という、いわゆるワンツーリターンから更にもう一度ボールを戻す、高度なポストプレーで、山田選手が最終ディフェンスラインを突破。ゴールエリアに迫ると、ゴール前に鋭いクロスを出しますが、惜しくも敵DFにクリアされます。練習でも難しいこれだけの技を、浜名ほどのレベルの高いチームを相手に、さりげなくやってみせてしまうのですから、服部監督の標榜する「やって&観て楽しいサッカー」は、伊達ではありません。

同じ13分、この流れから藤枝東は右CK(コーナーキック)を得ます。MF鳥羽選手の蹴ったボールに、MF三上選手がヘディングでうまく合わせますが、惜しくもキーパーにはじかれます。

19分には、藤枝東に再び素晴らしいプレーが生まれます。キャプテンのMF原田選手が浜名陣内右タッチラインをドリブルで突破してゴールラインまで持ち込み、そこからファーサイド(浜名ゴール左側)に長いマイナスのクロスを上げ、MF山田選手がこれをボレーで逆(右)サイドに戻し、ワンバウンドしたボールをゴール右前にいた河井選手がボレーシュート!しかし惜しくもクロスバーを越えます。この間、3人は互いに離れていながらも、トラップ無しでボールを繋いでシュートまで持って行っており、個人技と相互の連携がきわめて高いレベルで両立されている事が解ります。

今日の藤枝東の守備は、CB三上選手と石神・鳥羽の両DHを中心に、ボールを持った浜名の選手に対して1,2名で即座にプレスをかけ、ボールを奪い返します。球際やヘディングの競り合いでも、ほとんどの局面で勝っているのではないかと思うほどの強さを見せます。このディフェンスのスピードとキレは、これまでの4戦と比べても一番ではないでしょうか?

20分には浜名陣内左サイドをMF山田選手がドリブルで駆け上がり、ゴール正面に絶妙の低いクロスを上げます。
飛び出してきたFW松田選手が地面に身体を投げ出すようにして、地表スレスレからヘディングシュートを放ちますが、これも残念ながらキーパー正面でキャッチされます。

ここまで藤枝東ディフェンスにほぼ完全に押さえ込まれていた浜名は、前半22分にPA外ゴール正面やや右から初のシュートを放ちますが、クロスバーを越えます。

32分に浜名は初めてCK(コーナーキック)のチャンスを得て、ここからしばらく藤枝東PA付近での攻防が続きます。その中で、浜名MF松浦選手がゴールライン付近でボールをキープし、藤枝東の選手が2人がかりで囲んで奪おうとする場面も見られましたが、噂通りの巧みな足技で絶対にボールを渡さないのには驚かされました。やはり危険な存在です。

36分には藤枝東PA左前5mほど外の地点で原田選手がハンドを取られFK。浜名キッカーが直接ゴール左隅へミドルシュートを放ちますが、これはGK村松がダイレクトにキャッチして難を逃れます。

しかし37分、一転して藤枝東が絶好のチャンスを得ます。浜名右サイドを原田選手がドリブルで抜け、PA内のMF山田選手にパスを通します。山田選手がドリブルでゴールエリアに攻め込まんとしたその時、浜名DF市野選手の足が掛かり、山田選手が転倒、市野選手にイエローカードが出され、藤枝東はPKを得ます。

奇しくも昨年の同じ準決勝浜名戦では、藤枝東はPKで手痛い1点を失っており、何かの因縁めいたものを感じてしまいます。スタジアム全体が緊張に包まれる中、DF三上選手の蹴ったボールは浜名GK田村選手の左側に飛び、田村選手は素早い反応でこれを前にはじきます!高く跳ね返されたボールを、FW松田選手が胸でトラップしてシュートの態勢に入ろうとしますが、浜名DF数名が体を入れて懸命にクリアします。

惜しくも得点は成りませんでしたが、下がり切ったディフェンスラインの合間を縫って容赦なくゴールを突いてくる藤枝東の攻撃が、浜名の守備陣に強いプレッシャーを与え続けている事がよく判りました。

試合は、藤枝東が優勢のままロスタイム(1分)に入り、間もなく前半終了のホイッスルが鳴ります。


vs浜名 後半
前半のほとんどの時間でボールを支配し、何度も決定機を迎えながらもゴールを奪うことのできなかった藤枝東は、後半もその攻守のスピードは衰えることがなく、ボールを支配し続けます。

後半6分、浜名PA右前でMF原田選手がゴール前にクロスを上げ、他の選手が飛び出すも間に合わず、惜しくもボールはゴール左に切れます。

しかし直後の7分、河井選手が浜名PA左端ゴールライン際から低いクロスをゴール前に入れ、ワンバウンドしたボールを、飛び出したFW井上選手がダイビングヘッドで押し込みます。そして、これがキーパーの頭上を越えて浜名ゴール左上隅に吸い込まれゴール!遂に試合の均衡が破れます。

この1点から、藤枝東の攻撃はさらに勢いを増します。14分には、浜名ゴール前の松田選手に、PA外から絶妙なクロスが入りますが、一旦これはクリアされます。しかし、これをPA左前外で拾ったキャプテン原田がDFを1人かわしてシュート!
ボールは左ポスト側に寄っていたGKの逆側に飛び、GKがジャンプするものの届かず、ゴール枠内右上に突き刺さり2点目!

そろそろ1点のほしい浜名ですが、エースの松浦選手は、藤枝東PA付近で得意のドリブルで何とかゴールに持ち込もうと試みるも、藤枝東DF陣の徹底したマークを受け、ボールを奪われてしまいます。

後半16分にはハーフウェイライン付近で浜名の選手と交錯して倒してしまったMF鳥羽選手がイエローカードを貰います。

24分には、FW松田選手がPA左前外から、弾道の低い強烈なミドルシュートを放ち、GKがこれをはじきます。このリバウンドを、FW井上選手がゴール左横の角度の無いところから思い切り蹴り込みますが、これは惜しくもゴール右脇へ逸れます。

27分には、浜名右サイドをMF原田選手が得意のドリブルで突破し、PA外から直接シュートを放ちます。これはゴール左外へ切れますが、この時間帯になると浜名は防戦一方です。

後半29分には、FW松田選手に代わって、長身の山本選手が投入されます。今大会おなじみの、守りを固める藤枝東の必勝リレーですが、今日の攻撃の勢いは止まりません。32分、後方のDFからのフィードを向き直ってトラップした山本選手のボールを、正面から走ってきたMF河井選手がすれ違いざまに貰い、そのままガラ空きの浜名陣内を独走します。
PA内でGKと1対1になったところでシュート!これがゴール左ポストに当たって跳ね返りますが、走り込んで来たFW井上選手が再びシュートして3点目!この山本・河井両選手の絶妙なクロスプレーは、浜名DF陣だけでなく、我々観客も一瞬何が起きたか解らないほど鮮やかなものでした。

もはや流れは完全に藤枝東ペースですが、33分に服部監督は河井選手に替えてMF水野選手を投入します。
そして、この交代もまた、直後にドンピシャリと的中します。

34分、浜名GKがゴールキックの瞬間、PAの僅かに外側に足を踏み出していたという事で、ハンドの反則を取られ、藤枝東はペナルティアーク右端からのFKを得ます。浜名はゴールエリア前に5人の壁を作り、藤枝東は原田・山田・水野の3人が蹴る態勢に入りました。そして蹴ったのは水野選手。ドライブのかかったボールは壁の左側(浜名ゴールから見て)を抜け、左ポストに跳ね返ってゴールの奥へ吸い込まれました!水野選手は交代後1分も経たないうちに、鮮やかなFKで4点目を決めました。

さらに35分には、藤枝東は2人の選手を同時に交代させます(FW井上→佐原/GK村松太→山口)。FWの交代は珍しくありませんが、GKの交代はアクシデント発生時以外は珍しいことです。

その直後の36分、浜名は藤枝東ペナルティアーク付近でボールをキープしたFW松浦選手がゴール左前にパスを出し、走り込んで来たDF廣野選手がシュートを放ちますが、ゴールのわずか左に切れます。

残り時間は5分を切り、浜名は必死の反攻を仕掛けますが、藤枝東のディフェンスの集中力は切れることなく、ボールを奪っては、カウンター攻撃で何度もゴールを襲います。時計は40分を廻り、ロスタイムの目安は3分。
交代したFW佐原選手はその後もシュートを2発放ちますが、惜しくも枠を捉える事はできません。

そして試合終了のホイッスル。バックスタンドの在校生とメインスタンドからも大きな歓声が沸きあがり、4-0藤枝東昨年の雪辱を見事に果たしました!

いよいよ決勝へ

これまでの5試合を全勝し、遂に決勝へと駒を進めました。午後に行われた準決勝第二試合では静岡学園が常葉橘を熾烈な戦いの末2-0で下し、こちらも昨年準決勝のリベンジを果たしました。
これで決勝の対戦相手は、静岡学園に決まりました。

さて、家に帰ってTVの録画を観返すと、前半終了の時点で服部監督が「まだまだ藤枝東の目指すサッカーができていない。あれでは応援に来てくれたお客さんたちが納得しない」とコメントしていたことを知り、少し考えさせられました。

前半からあれだけゲームをリードしていたのにしては、少々厳しいコメントのように聞こえましたが、その藤枝東の標榜するサッカーとは「観て、やって、楽しいサッカー」というものです。

そしてここに、勝ち負けの結果についての言葉がひとつも入っていない事に気付き、驚かされました。

このチーム、このメンバーでの試合は、特に来年3月の卒業を控えた3年生にとっては、今しかできないものです。
同じ年頃の時期を無為のまま過ごしてしまった僕にも、それがどれほど貴重な時間なのかが、歳を重ねるにつれ解ってきたような気がします。

「だからこそ、二度とない仲間達とのこの一試合を、一人一人が納得できるよう楽しんでプレーしよう」
「全員が充実感を味わいながら、精一杯のプレーができれば、それは観る側にとっても必ず楽しいものになるはず」
というメッセージが、服部監督の言葉から伝わってきました。

僕は最近、プロの試合をよく観に行くのですが、その中には大差で勝っても後味が悪く、拍手をする気が起きない内容の試合や、逆に敗れても「よくやった、ありがとう!」とスタンドから大声で叫びたくなる試合が数多くあります。
それは、選手達が自身で納得できるプレーが出来たか、出来なかったかによるもので、勝敗は直接関係ありません。

これまで、僕は藤枝東イレブンの奮闘を目にしていながら、結果に目を奪われすぎていたと反省しています。
選手の皆さんは、決勝の大舞台で緊張もあると思いますが、このメンバーでの県内最後の試合を思い切り楽しんで下さい!

県大会決勝エコパスタジアムにて
11/19(日)12:00キックオフの予定です。 

この試合の静岡第一テレビで生中継されますので、会場に足を運べない県内の方はTVの前で藤高健児達の活躍を応援しましょう!

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同窓会便りvol.94 サッカー選手権特集 第4弾!ベスト4ですっ!

2006年11月10日 | Weblog

週土曜の準々決勝、藤枝総合グラウンドまでをのばした方も多いと思います。(私はテレビの前で叫んでましたが…)

清商
との対決は
2-0我が藤枝東高勝利!
準決勝
コマを進めました!パチパチパチッ!

ということで、号も、東京から観戦に駆けつけた、
すっかりおなじみす○きひ○きくんからい観察力・かなデータでどの新聞記事にも負けない試合ハイライトをいただきました!(ますますおんぶにだっこの事務局でございます!)準々決勝をキッチリ振り返り、準決勝 浜名戦に望みたいものですっ!

ではたっぷりどうぞ!

11/4(土) 県大会 準々決勝 :vs清水商業高校

晴天に恵まれた、藤枝総合運動公園サッカー場。

3勝無敗の成績で2次リーグAブロックを1位で通過した藤枝東高校は、今日の準々決勝で、Dブロック2位通過(2勝1分)の清水商業と対戦します。

両校の公式戦での直接対決は、現在のキャプテン原田選手も1年生ながら出場した、平成16年のインターハイ県大会決勝以来となりますが、この時は1-0で藤枝東が勝利を収め、見事に全国出場を果たしています。選手権県大会での直接対決は、第82回大会(平成15年度)の準決勝で1-0で清商を下し、その前年(第81回)の準決勝でもPK戦の末に藤枝東が競り勝っています。6大会ぶりの選手権全国出場を目指す清商にとっては、この一戦にかける意気込みは並々ならぬものがあるのでしょう。

今年の清商の戦績は、県ユースAリーグで藤枝明誠に次ぐ2位(ちなみに清水東は3位。東海大翔洋は5位)、そして選手権2次リーグは1位の常葉橘と0-0で引き分け、2勝1分で同じ勝ち点ながら、得失点差で2位通過となったもので、まったく侮れません。しかもこの3試合はいずれも無失点です。僕は今日、10:30開始の第一試合:磐田東x常葉橘 戦の試合終了間際に会場入りしたのですが、橘4-0磐東というスコアボードを目にした瞬間、「ここ(橘)と引き分けたチームを相手に戦うのか....」と、この後の第二試合が激戦になる予感を抱きました。

メインスタンドに席をとり、選手達が練習を開始するまで、向こう正面の芝生のバックスタンドを眺めていると、清商の1,2年生と思われるサッカー部員達が現れ、幅10m以上はあろうかという、巨大なビッグフラッグ(団旗)を張りはじめました。プロ球団でもJ1クラスでなければ、これだけの大きな物は持っていません。また、清商サッカー部員は、青一色に塗られた専用の大型バスで会場入りしており、これにも驚かされました。そのうち、沢山の赤いメガホンが芝に置かれ、制服を着た大勢の清商の生徒達が入ってきました。ブラスバンド付きの大応援団です。

対するわれらが藤枝東側バックスタンドは、紫地に各選手の名が書かれたダンマクが張られ、応援するのは、鳴り物無しでメガホンのみのサッカー部員だけ(ひとりドラム代わりのポリタンク?を叩いていました)という、いつもの潔く端正なスタイルです。彼我の応援の人数・物量差に圧倒されそうですが、準決勝までは全校応援を呼ばないという伝統は、「決勝まで必ず勝ち残る」というサッカー部の矜持に思えます。その代わり、メインスタンドには、藤色のタオルマフラーを巻いた藤枝東OBやファンが大勢詰めかけており、ここが藤枝東のホームである事を実感できます。

会場の雰囲気が徐々に盛り上がる中、両軍の選手達がピッチに入ってアップを開始し、やがて13:34の試合開始時間を迎えます。

vs清水商 前半
試合は藤枝東の先攻で始まりました。藤枝東のフォーメーションは以下の通り。右SBが菅藤選手から、2年生の村松大輔選手に替わっているほかは、先週の清水東戦と同じです。

___松田__井上___
______河井______
原田________山田
___石神__鳥羽___
_小関_三上_村松大_
_____村松太_____

前半9分、藤枝東は清商PA左前でフリーキック(FK)を得ます。MF鳥羽選手が直接ゴールを狙いますが、ゴール上を超えます。

10分には清商がチャンスを迎えます。藤枝東ゴール前の競り合いから、清商のFW石瀬選手がシュートを放ちますが、藤枝東のディフェンスにはじかれます。こぼれ球を再びシュートしますが、きわどくゴール左へ逸れます。

この日の清商は、ゴール前の石瀬選手にボールを集める戦術を徹底し、この後何度も石瀬選手のシュートが藤枝東ゴールを襲うことになります。

前半13分には右サイドから藤枝東MFのキャプテン原田選手がドリブルで左サイドを突破して、清水東PA右外からゴール前にグラウンダーのパスを出し、走りこんで来たMF河井選手がこれをシュート!しかし直前に清水東DFとGKに巧く体を入れられ、惜しくもゴール右脇に逸れます。

直後の14分、今度は藤枝東ゴール前で1対1のピンチを招きますが、シュートは枠外に飛び、難を逃れます。そのカウンターの流れから16分にはFW松田選手がミドルシュートを放ちますが、ゴール左へ切れます。

24分には、ハーフウェイライン付近の右サイドから、MF山田選手が清水東PA内左の絶妙な位置にロングクロスを入れ、FW井上選手がこれを胸でトラップして、ゴール右ファーサイドに強烈なシュートを放ちますが、清水東GKがこれをジャンプして何とか前にはじき、ゴール間近に転がったボールをDFがブロックして、GKがこれを押さえます。

続く25分には、MF石神選手が素晴らしいテクニックのドリブルで何人もの清商の選手を抜き去った後、PA内のFW松田選手がパスを受け、これをシュート!しかし惜しくもGK正面でキャッチされます。

逆に、26分には藤枝東PA内に持ち込んだ清商が左CKを得ますが、藤枝東DFにクリアされます。

そして遂に前半29分、MF山田選手がPAすぐ外の正面からPA内にドリブルで持ち込み、シュート!惜しくも間近の清水東DFに当たりますが、こぼれ球を山田選手が再びシュート!これがゴール左奥に刺さり1-0。藤枝東が先制点を上げます。

藤枝東に傾きかけた流れを変えようという思惑からか、清商の大滝監督は31分に早くもMFの選手を交代させます。

34分には清商FW石瀬選手がPA外からグラウンダーのシュートを放ちますが、ゴール右横に逸れます。

清商は38分に左CK(コーナーキック)を得ますが、上がったボールをGK村松太選手がダイレクトキャッチ。続いて39分にも右CKを得ますが、ここでもゴールを奪う事ができません。

ロスタイムも過ぎ、間もなく前半終了のホイッスルが鳴りました。前半のシュート数は互いに9本ずつ計18本と非常に多く、両チームともに攻撃のターンを、シュートで締めくくろうという意図が見えます。

一方で、CKは藤枝東2本に対して清商は6本と差があったのですが、この試合の藤枝東の自陣ゴール付近のディフェンスを見ていると、ゴールライン際にボールを持った相手選手を追い詰め、あっさりとゴールライン外へボールを出させるプレーが目に付きました。

中途半端にクリアしたボールを相手に拾われる事を嫌ったという事も考えられますが、ボールが集まるFW石瀬選手さえマークしておけば大丈夫だという、清商のセットプレーの形を見切った上での藤枝東の策だったのではないかと思います。この辺りも含め、今日の藤枝東の守備はとても落ち着いていました。

さて、試合は藤枝東が1-0でリードしたまま、いよいよ後半戦に突入します。

vs清水商 後半
後半開始直後の1分、藤枝東は早くも敵陣ゴールラインまで到達し、右サイドからゴール前にクロスを上げますが、GKにキャッチされます。

そして5分には、再び決定機が藤枝東に巡ってきます。清商PA内に上がったセンタリングをDFがヘディングでクリアしますが、MF山田選手がPA内ゴール正面で拾います。追って来たDFを背負いながら一旦ドリブルでPA外に出たのち、ゴールに向き直ってペナルティアーク付近から強烈なシュート!これが相手DFに当たりゴール!!山田選手が今日2点目を叩き出しました!

後でこの場面のビデオを見直したところ、DFに当たらなくても決まっていた、完璧なシュートコースでした。DFを背負いながら、振り向きざまにあれだけのシュートを決められる選手は、プロのFWでもなかなかいません。

清商の強力なDF陣を相手に、自力で2点を叩き出した山田選手の鮮烈なプレーに、スタンドは騒然となりました。

後半8分には、藤枝東が清商PA左外の位置でPKを得ると、その後のゴール付近の競り合いから、その流れで右と左それぞれ1本ずつのCKを得ますが、追加点には至りません。

この辺りから、清商の反撃が激しさを増してきます。11分に清商は右CKのセンタリングにヘディングで合わせるも、GK村松選手がキャッチ。16分には清商MF杉山選手が藤枝東PA外正面からミドルシュートを放ち、これも村松選手にキャッチされます。清商はさらに18分、右CKからヘディングシュートで再度ゴールを狙いますが、バー上にはじかれます。

後半も残り20分を切ったところで、藤枝東の服部監督は、途中で脚を痛めたFW松田選手に替え、岡崎選手を投入します。この日、松田選手は得点こそ無かったものの、一昨年のエースMF赤星選手(現浦和レッズ)を彷彿とさせる柔らかいボールタッチで、前線で乱れ飛ぶボールをピタリと足許に収め、絶妙のドリブルで清商のディフェンスラインを崩していました。早くも来年のエース候補として期待してしまいます。

清商は21分にもMF齊藤選手がドリブルで左サイドを突破してセンタリングを上げ、FW石瀬選手がこれに合わせますが、ボールはゴール左脇に飛びます。直後の22分、清商は2本の左CKを得ますが、いずれもゴールを決められません。

この時間帯は守勢に廻っていた藤枝東ですが、ディフェンス陣(特にボランチの石神選手)が、中盤や最終ライン付近でも相手の動きとパスコースを読んだ、素晴らしいディフェンスを随所で見せます。

27分には、藤枝東は投入したばかりの岡崎選手に替え、切り札のFW山本選手(TVの解説によれば身長192cm!だそうです)を投入し、その後キャプテン原田選手をCBに下げ、逃げ切り体制を固めます。直後に左CKを得た清商は、再びヘディングで合わせてゴールを狙いますが、ゴール左脇へ外れます。

この後も清商は34分に左CKを得て(CB原田選手が頭でクリア)、35分には右サイドからのセンタリングにFW石瀬選手が巧くヘディングで合わせ、ゴール右隅へボールが飛びますが、藤枝東GK村松選手が横っ跳びでダイビングキャッチするファインセーブを見せ、事なきを得ます。

時計が40分を過ぎ、いよいよロスタイムに入ると、藤枝東攻撃陣は清商左コーナーにボールを持ち込んでキープし、時間を使います。

そして長いホイッスルが鳴り、試合終了。2-0で藤枝東が清水商業を下しました!

後半のシュート数は藤枝東8に対して清商が9と上回り、CKも藤枝東3/清商7と、清商の猛攻ぶりが数字のうえでも伺い知れます。ただし、ヒヤッとした場面も何度かあったものの、前半と同様に藤枝東の落ち着いた計算高いディフェンスが光りました。

試合後、両軍の選手は握手を交わしましたが、2得点を決めた山田選手が、清商キャプテンのDF今枝選手と抱き合って、互いの健闘を称えていたのが印象的でした。実は両選手は、山田選手が中学生時代に所属していたジュビロ浜北のチームメイト(藤枝東MF水野選手と清商MF平塚選手も同期)だったのです。

かつての仲間と全力でぶつかり合い、勝敗を別った直後の感情は、当人達にしか理解できないものでしょう。しかし、長らくそんな経験をしていない僕にとっては、とても眩しく、また羨ましく思える光景でした。

今日のMOM(Man Of the Match)は、文句なしに山田選手でしょう!そしてピッチ上の両校選手とスタッフ、声を張り上げて応援したサッカー部員と生徒の全員に拍手です!

互いに全力を尽くして戦った今日の試合、結果はどうあれ名門校同士の素晴らしい一戦でした。

は宿敵:浜名!6年連続で準決勝へと駒を進めた藤枝東は、昨年の準決勝で惜敗(1-2)を喫した西の名門:浜名高校と激突します。僕が書くまでもなく、藤枝東の選手達は雪辱を果たすべく燃えているはずです。

奇しくも、もう一方の準決勝も、昨年と同じ常葉橘vs静岡学園のカード(昨年は1-0で橘が勝利)となっており、当日のスタジアムは昨年以上の熱気と興奮に包まれることでしょう。

準決勝第一試合藤枝東vs浜名
試合開始11/12(日) 10:00。
会場は同じく藤枝総合運動公園サッカー場です。
これはもう絶対に応援に行くしかありません!

TVでは中継録画が、静岡第一テレビで第二試合の常葉橘vs静岡学園の試合終了後(14:50頃予定)に放送される予定です。

というわけで、

準決勝もファイト一発!藤枝東イレブン!

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同窓会便りvol.93 重要なお知らせ&サッカー選手権特集 第3弾!

2006年11月02日 | Weblog

いものでもう11月
ということで今回はまず重要なお知らせから。

Linkにある同窓会のアルバム利用期限終了が迫ってまいりました!
「まだダウンロードしてないよ~っ」という方、年内にご利用くださいね♪
それ以降は心のアルバムでしかご覧いただけませんのであしからず♪(←くさっ)

さて、高校サッカー今週末からいよいよ決勝トーナメントです。
そこでいつからか毎週日曜に更新していたブログもこの期間は特別編集!
好評いただいているす○きひ○きくんによる高校サッカー特集 第3弾 をお届けします。

今回は
 予選リーグ最終戦vs清水東観戦記
                  
&決勝トーナメント展望 
です。

しっかり読み込んで予選リーグも観戦した気になって、来る決勝トーナメントを会場またはTVで迎えようじゃありませんか!

では今回もたっぷりお楽しみください♪


10/28(土) 県大会2次予選リーグ3回戦 :vs清水東高校

今日は県内各地で2次リーグ最後の3回戦:計8試合が行われます。既に先週の2回戦で決勝トーナメント進出を決めた、われらが藤枝東イレブンですが、2次トーナメント最後の対戦相手は、何十年にもわたり、静岡サッカーの歴史を共有してきた長年のライバル校:清水東です。
清水東は、2次リーグをここまで1勝1分と、藤枝東に次ぐ2位の成績で来ており、もし今日の試合が引き分け以上であれば、決勝トーナメント進出を果たせます。しかし、負けてしまった場合は、同日に行われる東海大翔洋vs袋井の結果次第で、それも叶わなくなってしまうため、絶対に落とせない一戦となります。
試合会場は、浜松駅からバスに揺られること約40分。浜名湖のほとりに位置するオイスカ高校グラウンドです。グラウンドは人工芝ですが、何と時計とスコアボードがありません。選手達がペース配分に困らないかと、少し不安になります。

vs清水東 前半
両チームのアップの時間が終わり、予定通り13:00キックオフ!布陣は以下のように、昨日と同じ3バックです。

___松田__井上___
______河井______
原田________山田
___石神__鳥羽___
_小関_三上_菅藤_
_____村松太_____

開始早々から目立ったのが、小柄な快速FWの井上選手です。今日も試合開始直後から動きが良く、俊足と足に吸い付くようなドリブルを武器に、敵ゴールに向かって斬り込んで行きます。
前半4分。その井上選手に追いすがる清水東の選手がファウルを取られ、清水東PA右前からFK(フリーキック)のチャンス。
これはクリアされるも、5分には再びPA(ペナルティエリア)左前からFK(フリーキック)を得て、藤枝東の選手がヘディングで合わせるも、惜しくもゴールバーを越えてしまいます。
9分には清水東ゴール左ニアサイドの井上選手からゴール右前のMF原田選手にパスが通るものの、ゴールならず。
この後にも藤枝東は、11分と14分に左CK(コーナーキック)を得ますが、いずれもクリアされ、得点ならず。前半はこのように、井上選手ら藤枝東攻撃陣が清水東を翻弄し続けます。
しかし、清水東も黙ってはいません。17分にはグラウンダー(ゴロ)のスルーパスが藤枝東ゴール前まで転がり、飛び出した藤枝東GK村松太介選手がきわどくセーブしますが、走り込んで来た清水東の選手と接触し、倒れこみます。ケガが心配されましたが、間もなく立ち上がり、藤枝東ベンチもスタンドもホッとひと安心です。
前半23分には、藤枝東に決定的なチャンスが訪れます。相手ゴール右ニアサイドからMF山田選手がゴール正面へ絶妙のセンタリングを上げ、待っていたFW松田選手はシュートを放ちます。しかし、惜しくもボールはGK正面に飛んでキャッチされ、スタンドからは大きなため息が漏れます。
24分には、藤枝東PAの右前方7~8mほどの位置で清水東がFKを得て、ここからゴール正面にロングボールを放り込みますが、藤枝東の選手がクリアします。この日の清水東は、左右のタッチラインやハーフウェイライン付近からでも、中盤を飛ばしてゴール近くにロングボールを放り込む場面が多数見られました。特に後半はこの攻撃パターンを繰り返す事で、藤枝東の攻守のリズムを大きく乱す事に成功します。
が、この「放り込みサッカー」の欠点である、中盤にできる大きなスペースが、前半の清水東の命取りになりました。
25分、FW松田選手からのパスを受けたFW井上選手が、ガラ空きの清水PA右前からドリブルで持ち込み、GKと1対1の決定機を迎えます。
井上選手は走り込みながらGKの間合いを計って、柔らかいループシュートを放ち、これがGKの頭を超えてゴールネットに吸い込まれます!スタンド全体がどよめく、まさに芸術的なループシュートでした!
1点を先制された清水東は、前半28分藤枝東PA内でシュートを放ちますが、GK村松選手がこれを正面でキャッチ。29分にはMF山田選手がハーフウェイライン付近で清水東の選手と接触して倒れますが、立ち上がりゲームに復帰します。
32分に再び藤枝東は決定機を迎えます。FW松田選手が清水東PA内ゴール右前でシュートを放ちますが、惜しくもゴール右脇へ外れてしまいました。逆に35分、清水東も藤枝東PA内左前からシュートを放つも、バー上を越えます。
前半36分、ここで藤枝東にアクシデントが発生します。FW松田選手が相手選手と接触して転倒、左足を負傷して退場してしまい、代わってFW岡崎選手がピッチに入りました。以前書いたように、松田選手は長年のケガから今秋に復活したばかりで、非常に気掛かりですが、次の試合にはぜひピッチに元気な姿を見せてもらいたいものです。
不慮のFW交代直後の37分、清水東陣内右コーナー近くでFKを得た藤枝東は、セットプレーの競り合いからサイド右CKを得ます。大きなセンタリングを、ゴール正面でMF山田選手がトラップしてシュート!しかし惜しくもゴール上に逸れてしまいます。
前半終了間際の40分にも、藤枝東は左サイドからゴール正面に長いクロスを入れますが、清水東DFにクリアされます。間もなく主審の笛が鳴り、藤枝東が1点リードのまま前半が終了します。

vs清水東 後半
後半開始早々の1分、清水東は藤枝東ゴール右ニアサイドまでボールを持ち込みますが、藤枝東DFがこれをクリアします。
6分、藤枝東陣内左タッチライン付近の競り合いから、藤枝東PA内ゴール正面に長いクロスが上がり、これに清水東の選手が頭で合わせます。これはゴール上に逸れ、危うく難を逃れましたが、さらに続く8分、再び藤枝東ゴール左ニアサイドまで持ち込まれたボールが、ゴール正面の清水東の選手に渡り、強烈なグラウンダーのシュートが放たれます。
これをGK村松選手が横に跳んでスーパーセーブ!守護神の気合のセービングで、藤枝東はまたも難を逃れます。
この時間帯、藤枝東陣内の左右タッチライン付近での競り合いが続きますが、藤枝東のDFが2人がかりで清水東の選手を囲んでもなかなかボールを奪えず、他の清水東の選手にパスが通ってしまう場面が頻出します。球際の競り合いでは、前試合の東海大翔洋と同様に、清水東の選手の方が総じてフィジカルコンタクトを厭わない傾向が見られました。
このようなスタイルはファウルを誘うリスクもあるので、競り合いの場所や審判のクセとの兼ね合いが難しいところですが、個人的には藤枝東の選手が、もう少し強引に行ってもいいかなと思われる場面も、幾つかありました。
18分には藤枝東のMF水野選手が左CKでゴール前へセンタリングを上げ、これにDF菅藤選手が合わせてヘディングシュートを試みるも、惜しくもゴール上へ外れます。この後の22分、清水東がまた決定機を迎えます。藤枝東陣内右コーナーからのセンタリングに、ゴール左前の選手がヘディングで合わせ、ボールは枠内に向かって飛んで行きます!
誰もがもうダメかと思った次の瞬間、ボールは間一髪で左ポストに弾かれます!
幸運に助けられたこの瞬間、藤枝東側のスタンドが一斉に息を呑みました。
23分には、藤枝東の右CKを清水東GKがパンチングで弾き、それを藤枝東の選手がヘディングでゴールに押し込もうとしますが、GKにキャッチされます。
25分にはMF石神選手が倒され、この試合初のイエローカードが清水東に出されます。
26分にはMF河井選手が清水東ゴール正面でシュートを放ちますが、GKにセーブされます。
27分にハーフウェイライン付近でFKを得た清水東は、藤枝東ゴール左前に大きなパスを出し、これに清水東の選手が合わせてヘディングシュート!しかしボールはゴール左脇に逸れます。
この時間帯は、左右タッチライン付近からPA内へのロングクロスを多用する清水東が、主導権を握っていました。藤枝東はボールを奪っても、中盤での「タメ」を作れず速攻に出てしまい、左右を有効に使った攻撃ができません。片方のサイドから
の突破ばかりに偏り、逆サイドの攻撃陣が手持ちぶさたになる場面が多く見られました。
33分にはMF石神選手からゴール左のMF水野選手にパスが通り、センタリングを上げるも清水東GKにキャッチされます。
残り時間も約5分となった辺りから、清水東の攻撃は一層激しさを増し、藤枝東は必死で防戦します。
34分には清水東の左CKがゴール前の藤枝東DFに当たり、GK村松選手がキャッチします。
さらに35分には清水東が藤枝東ペナルティアーク付近から、グラウンダーのシュートを放ちますが、これを再びGK村松選手がファインセーブします。36分にも清水東のミドルシュートを浴びますが、ゴール上に逸れ、何とか無失点を死守します。
ここで藤枝東はFW岡崎選手をベンチに下げ、長身の山本選手を入れてゴール付近の守りを固めます。
後半39分、藤枝東PAやや右外前の位置でFKを得た清水東は、競り合いの末、ボールをゴールラインまで持ち込み、左CKを得ます。センタリングに合わせた清水東の選手がシュートを試みますが、藤枝東のディフェンスがこれをクリアします。が、ボールは再び清水東に渡り、これをシュート!しかしボールはまたもバー上を越えて行きました。このように後半のシュート数は、清水東が大きく上回りました。
試合は後半ロスタイムに入り、藤枝東陣内で激しい競り合いが続きますが、ボランチのMF石神選手がPA前で競り合いの末、懸命のクリア。清水東の選手と接触し、FKを得ます。
後半の藤枝東は、この石神選手とDF三上選手の好守に何度となくピンチを救われました。
そして試合終了。虎の子の1点を守り切り、藤枝東が清水東を下しました!

昨年の準決勝に続き、同スコアで藤枝東に敗れた清水東ですが、実は3年前(第82回)の県大会決勝でも、同じく1-0で藤枝東に敗れ、全国を目前にして涙を呑んでいるのです。
試合中、ボールに食らいついてくる清水東の選手の迫力は、決勝トーナメント進出への執念はもちろん、長年の仇敵を倒す闘志に燃えていたように見えました。
残念ながら、同日に行われた東海大翔洋と袋井の試合結果で、2次リーグを同じ1勝1敗1分で終えた東海大翔洋に、清水東は勝ち点差で下回り、決勝トーナメント進出はなりませんでした。
この2次トーナメントを振り返ると、このAブロックは、4ブロックのうち最も過酷な「地獄のブロック」だったと思います。2戦続けて苦しい戦いを勝ち抜いた藤枝東は、いよいよ11/4(土)から始まる決勝トーナメントに駒を進めました。


10/30(月) 決勝トーナメント組み合わせ決定!初戦はvs清水商!

決勝トーナメントの組み合わせ抽選が10/30(月)に行われ、以下のように決定しました。



開催日  4日 12日 19日

11月4日(土)に行われる藤枝東初戦の相手は、90年代前半に川口、小野、藤田ら歴代のW杯代表選手を数多く輩出し、静岡と全国のサッカーを席捲した名門:清水商業です。第79回(平成12年)以来、県大会優勝からは遠ざかっていますが、今大会では1次トーナメント3試合を合計12得点1失点で勝ち上がっており、2次リーグはDブロック1位の常葉橘と同じ2勝1分(得失点差で2位)、そして無失点で通過しています。
この注目の一戦は、藤枝総合運動公園サッカー場にて13:30キックオフの予定です。
また、この模様は静岡第一テレビで同軸に生中継されますので、県内在住で会場に行けない方は、ぜひお茶の間で選手達を応援しましょう!

負けるな藤枝東イレブン!

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