採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

各国のクラッカー

2021-03-11 | +お菓子・おやつ

2月下旬、ついでがあったので大型ショッピングモール内のカルディに行ってきました。
このご時世、カルディは旅行先と言ってもいいくらいのお楽しみスポットですよね。

ほどよく安いお値段で、日持ちがして、カロリーも程々、というスナックをどっさり買い込んできました。

帰ってから原産地を確認してみると、なんか、世界各国!!
海外旅行に行けたとしても、こんなにバラエティに富んだお買い物はできないかも。

カルディのスナック

上段左から
●ギリシャ産:レンズマメチップ
塩味やや強めでローズマリーの香りがしますが、シンプルな味わい。美味しいです。

●台湾産:フライド・グリーンピース
にんにく風味が効いて塩味もあって、ビールのおつまみになりそうな味。
小分けパックされているのが意外と便利です。
特にスパイシーということはないのですが、ニンニクのせいかアジア風の味わい。

●リトアニア産:キャロットクラッカー
(リトアニアってどこ!?)
油脂や塩が少なくて素朴かつヘルシー系のクラッカー(自然食品店にありそうな感じ)。
極薄ですが、ばきっと固い歯ごたえです。
ただ、人参なのかヘンプシードなのか、なんとなく臭みが気になりました。人参じゃないバージョンがあったら買ってみたいです。

●イタリア産:グリッシーニ
塩分控えめ、サクサクで香ばしくて美味。
生ハムをぐるぐるっと巻き付けて食べてもいいですよね。
薄味に、ごく軽く焼いてあるので、あっというまになくなってしまいました。
塩分も油脂も控えめでチーズにあいそうだけれど、棒状なのでのっけられない・・・。


下段左から
●アメリカ産:素焼きピスタチオナッツ
なかなか塩味なしのピスタチオってないのですが、カルディにはあるのですね。

●スウェーデン産:ヨーテボリー サワードウクラッカー
薄手の小判型のクラッカーです。
箱は大き目ですが、中はバラバラにふんわり詰められていて、少な目。
つぶ塩がちりばめられていて薄塩味。
チーズをのせる用途かなーと思いますが、個人的には、それには塩味がありすぎ、油分もちょっとありすぎかなー。
小麦の香ばしさだったら、グリッシーニに軍配が上がるかな。


世界旅行気分で、とっても楽しめました。
次は、もうちょい高級なスナックも試してみようかな~。

カルディのバイヤーさん、さらにがんばって下さいませ~。

コメント (3)
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ビーツピクルス

2021-03-10 | +野菜系保存食

2月21日、22日は、最高気温が20度を超えるような温かい日でした。
このまま春になってしまうの? まだだよね?
お願い、冬、カムバック。
というのも、ほんとは冬のうちにやってしまいたかった作業が、軒並み積み残し。

やらなきゃ、と思い続けるとものごとはより億劫になるものです。
とりあえず考えず、手を動かさないといけません。


まずはビーツ。
この冬シーズン、小玉とはいえビーツが沢山収穫できました。

ビーツピクルス

年末頃、葉っぱを切って、根っこだけの状態にして、新聞紙とビニールに包み、冷蔵庫に入れてありました。
「ビーツってすごく日持ちするのよね~」
と油断して時間が止まっていましたが、春までには加工しなくては。

ピクルスビネガーは、前もって作っておきました。

ビーツは、再度洗って蒸し器で加熱。
(一部実験として、ホイルと濡らしたオーブンペーパーに包んでオーブンで焼いてみましたが、味が濃く、脱水された感じに出来上がるけれど、んー、蒸し器でいいかな、という感想。蒸した方がなめらかな印象なので。)

ビーツピクルス

だいぶお待たせしてしまったせいかしら、やや水分が少な目かも?
(でもスジっぽいというほどではなかったはず)

 

ビーツピクルス

瓶2つにぎゅうぎゅうに詰めてピクルスにしました。

余った4個くらいは、一個ずつパックして冷凍。
これはいいアイデアでした。
瓶詰づくりの難しい点は、瓶の容量に対して、中身が余ったり、足りなかったりすること。
冷凍できるものに関しては、中身を少し余らせて冷凍すればいいですね。


冷凍ビーツは主にボルシチ用。
で、先日早速作りました。
牛スネ肉をシャトルシェフで加熱してしまうと、ボルシチ完成までほんのひと手間。美味しくできました。



もひとつ、冬仕事。
銀杏の殻割り。

ぎんなん保存

やればほんとにすぐの作業なのですが、なぜか放置してありました。
(やらなきゃー、はう~、と考えている間に、道具を出して部屋を散らかしてしまうのよ!)

この程度に小分けして、冷凍しておきます。

これは、もち米と一緒に炊いて、紫蘇の実塩漬けを混ぜて頂くのが好きです。
桜の葉の塩漬けが手に入れば、小さな俵型にして桜餅みたいにくるんで並べると、味も合うし素敵です。


冬仕事、(この時点で)まだ残ってます。
ピールづくり、巻柿、チョコがけ(あと箱も)。

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アロエのシロップ漬け(母作)

2021-03-09 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

しばらく更新お休みで失礼しました。

新ネタがないなー、とぼんやりしていたら、突然あったかくなって花粉で目がかゆかゆになったりして、ついつい書きそびれていました。
インドア派の私でも、お出かけしない期間が長くなってきて、そろそろ目先の変わったことをしたくなります。
でもまあ花粉もすごいし、仕方ないですね。

小さめの地味ネタをコツコツアップしていきます。

====

お正月に実家からもらってきたアロエのシロップ漬けがなかなか美味しいのでご紹介します。
庭に1株のアロエがずいぶん前からあって、母がその葉を使って作ったもの。

アロエシロップ漬け

詳しい分量はよくわかりませんが、アロエと氷砂糖と酢。
酢は、実家はいつも米酢なのでそれだと思います。
皮を剥いたアロエの果肉を漬け込んであります。

割と長くもたせるものなので、氷砂糖がしっかり入って濃いシロップになっています。

アロエシロップ漬け

瓶の中。
しわしわの青梅が入ってました。
ラベルには書いてありませんが、どこかの時点で梅シロップ(の梅)と合体した模様です。

アロエシロップ漬け

半透明なものなので、色つきのお皿がいいかなーと漆の小皿に乗せてみましたが、やっぱり半透明なのでよくわかりませんね。
アロエの葉っぱは細長いものだからか、細い形状になっています。

アロエって、食べると苦いものもあるようですが、これは苦くないです。
あと、切るとぬらり~ん、という液体が出てきますが、あれは表面近くのみにあるもののようで、こうやって切ったアロエ果肉自体は、実はサクサクとした食感です。
(シロップがちょっととろん、としています。)

味は、アロエ自体の味はほぼなく、漬け込んだシロップの味。氷砂糖とお酢なので、甘酸っぱい味わいです。
これ単体で食べるとちょっと濃いのですが、フルーツポンチに混ぜると、これが美味。
果物とはまた違う食感がいいのかも。
漬け込む液体を、おいしく調味してある飲むお酢(+お砂糖)などにすると更にフルーツぽくなっていいかもしれません。

母は、「アロエって胃にいいらしいから」という動機で作ったようなのですが、胃の丈夫な私はフルーツポンチの具材として楽しみました。



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ダイダイ加工

2021-03-01 | +ジャム・ピール(果物系保存食)

ちょっと前ですが、ダイダイを加工しました。

ダイダイって、日本だとポン酢に使うとか、お正月のお飾りにするくらいしか用途がないように思われて、かなりマイナーな柑橘です。
でも、ほんの2.3年前に知ったのですが、イギリスのブランド品ママレードにある「セヴィルオレンジ」(ビターオレンジ)がこのダイダイに近い品種なのですって。
ずーっとセヴィルオレンジって何だろうなーと思っていましたが(ネーブルオレンジみたいな感じかなと)、フルーツとしては食べられない類のものだったとは。

中近東あたりでも、このオレンジの加工は盛んなようですが、イギリスでは特に柑橘はみな輸入品で貴重なので、フルーツとして食べるオレンジを加工してしまうのでは勿体ないのでこちらのママレードが発達したのかも?
イギリスではセヴィルオレンジはみんなママレード用かしらん。
それとも、酢的なもの(ドレッシング)としての用途もあるのかな。

セヴィルオレンジが何かと分かってから、洋書の保存食の本(アメリカや中近東)をみると、セヴィルこのオレンジに1項目割いてあります。
昔は気づかずに読み流していました。
日本でも、「ダイダイ(セヴィルオレンジ)」という名前売り出すと、ジャムづくり好きの人には売れるんじゃないかなー。


さてうちのダイダイ。お友達から頂いたものです。
(天子さん、楽子さん、ありがとうございました!)

ダイダイ
ダイダイ

オレンジ色のもののほか、珍しいシマシマのものも。シマダイダイというのだそうです。


今回は、ママレード、ピールを同時に進めていきました。

ママレードは、表面に太い針で穴をあけ、まるごと茹でます。

ダイダイ

で、今回は、表面のツルツル部分を少し削ってみました。
この削った部分は、天日乾燥。お菓子やクッキー、料理などに使えます。
(中近東の保存食の本にあった)

ダイダイ

そのあと4等分にカット。

ダイダイ

果肉も袋もまとめて刻んでしまうという手もありますが、今回は、果肉は掻き出し、袋はむしって種と一緒に茹でてペクチンをとることにしました。
(袋のみ、圧力鍋で湯煎煮にしてみてもよかったなー。後から思いつきました)


「ママレードといえばウィスキーだよね☆」とダンナサマ。
「これをね☆」と。

ダイダイ

Ardbegというスコッチウィスキー。
これ、ものすごく正露丸ぽい風味なんですけど、いいのかしらん。(我々はこのウイスキー好きだけれど、おすそ分けするときに・・・)
一応、ちょっとだけママレードを取り出して数滴混ぜて味見してみて、いい感じだったので混ぜてみました。

半量はダイダイのみ、後半はショウガ入りにしてみました。

ダイダイ

お砂糖はグラニュー糖を使ったので、オレンジ色のきれいなママレードになりました。
(茶色いお砂糖を使うと、その風味もあってそれはそれで美味しくなります)


さてピール。
ピールの方は、最初に表面を削ります。

ダイダイ

この削った皮も天日乾燥。


ダイダイ

縦半割にして芯をとった状態にして、シトラスジューサーで果汁を絞ります。
この果汁は、半分強はピールを煮るための酸味に、残りはママレードに使いました。

ダイダイ

煮詰めるとき、毎年焦がしたりして苦労するので、今年はホットプレートの保温モードを使ってみました。
でも、ゼリー化していない糖度の足りない液体を、適当な低温で蒸発させ続けても、ゼリー化はしない!
で、ゼリー化していないと、それを干してもカチカチになるばかり。
もっちりゼリー化していないとピールとはいえません・・・。

低温で乾燥させる方法は、思いつきとしては悪くはないようでしたが、ある程度ゼリー化してからがよさそうです。


この写真では表面テカテカして割といいように見えますが、裏返しにしたらこのゼリーはとけてしまって、結局液体がなくなるまで放置してもゼリー化しませんでした。
しまったー、と思いつつ、もう煮る液体は残っていないので、ひとまずそのまま、パックして冷凍。
使う際、瓶詰のシロップ入りピールのシロップを使って煮直すことにします。
パックには、「ゼリー化していない」と書いておきました。
(バターケーキに少量刻んで入れる分にはこのままでもいいかな?)


あと、また別の話ですが、ヨーロッパの水や果物は日本のものよりカルシウム含有量が多くてしっかりゼリー化しやすいのでは?、と最近思っています。
果物は替えられないので、煮るときの水をミネラルウォーターの硬水にしてみたらどうなるだろう?
今シーズン、何かの果物でピールを作るならば試してみようと思っていたのですが、ダイダイ加工を始めたときはぽろりと忘れていました。
次の機会にはやってみよう。
普通のドラッグストアに海外製ミネラルウォーターって売ってましたっけ。

コメント (11)
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