採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

えごまもち

2018-01-11 | +野菜系保存食

年末年始、実家で何種類かお餅をつきました。
そのうちひとつが、新メニュー。
「えごま餅」です。

えごま餅で検索すると、摺ったエゴマをまぶしたお餅が沢山出てきますが、そうではなくて、えごまの粒をお餅に練りこんでしまったもの。
(少数派ながら検索すると出てきます)
母がTVだかネットで見たのだそうです。

準備は簡単。えごまを香ばしく炒っておくだけ。
お餅があらかた搗きあがった頃に、少しずつえごまをいれて、できあがりです。

えごま餅

なまこ餅にしてみました。

えごま餅

白いお餅とグレーがかったえごまの色合いが結構綺麗です。


焼いてみると、ねっとりしたお餅に包まれているものの、えごまの食感は消えてしまわず、ちゃんとプチプチしています。
えごまのコクも感じられて、なかなか美味しいお餅です。
醤油をつけてもいいし、あんこやきなこなど、甘い系統のものもあいそう。
これは定番にしてもいいかも、と思う好みのお餅でした。
(ただ、父は、歯の隙間に挟まるのでイマイチとのこと。普通の白いお餅のほうが好きなようです)

えごま、かんころ餅にも入れてみようかしら?

======

おまけ

ジョロウグモ

父が散歩ついでに周辺のジョロウグモをパトロールしています。基本的には越冬はしない虫らしいのですが、中にはこの時期まで生きているものもいるのだとか。

写真は、「ジョロウグモの卵のうじゃないかな?」とのこと。
上面がどうなっているのかは不明ですが、おわん型で木にぶら下がっています。ビニール紐で作られたような丈夫な感じ。
画像検索してみると、ジョロウグモの卵のうとは、ちょっと違うかも・・?何だろう。

コメント (2)
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2018お正月料理

2018-01-10 | +お客さんの日

年末、昨年は29日に実家に移動しましたが、今年は更に遅くて30日。
これまでで一番遅かったかも。
(スモークサーモンの都合で、前後します)
日数は短かったですが、ほぼ例年通り、いろいろ作業しました。
今年は、もちつきが少なめ(もち米が5キロだけだったため)
あと、巻き柿作業も実家ではなし。私が休憩がてらTVの前で種取りをすすめたのみで(これも終わらなかった。6割くらいか)、例年なら母に手伝ってもらう巻き作業は、家で自分ひとりでやることになりました。
(成人の日の連休があって助かりました)


29日午後 サーモン捌き&漬け込み(by母、叔母)
30日 11時頃にFujika到着。サーモン塩抜き。もちつき。ローストビーフひとつ購入、ひとつ予約
31日(天気悪し) もちつき。スモーク開始、ローストビーフ受け取り&その他買い物、プリン作成(父)、ダンナサマ到着
1日 サーモン風乾、(午前)伊達巻き作成(父)、(夕方)ローストビーフ焼き、スモーク追加
2日 スモークサーモン骨抜き、パッケージング、新年会
3日 午前中は駅伝を見ながらのんびり(青学四連覇にはびっくり)。母はテニスへ。昼ごはんを食べた後、車に荷物を積み込んで帰宅。車中ではタブレットで駅伝の結果解説サイトなどを読んでレースを振り返りました。 


今年のヒットは、ふんだんな紙皿の導入。
私が到着後から、ほぼ毎食、なるべく紙皿を使うようにして、洗い物を減らしました。
洗い物に労力を割かなくていいので、体力温存もできるし手荒れもひどくならずに(29日の時点で母の手はアカギレから出血状態)済みました。
新年会のときは、第一部は普通のお皿で、第二部は紙皿。(枚数がわずかに足りなかったためこうなった。両方紙皿でもよかったのだけれど)

料理は、昨年同様、おせち料理にとらわれず、おいしそうなもの、食べたいもの、作りたいものを作りました。
母の畑はもう返してしまったものの、庭で大根がとれていました。そのかわり、生食用菜っ葉類は今年は少なくて、ルッコラ、パクチーが少しあるだけ(わさび菜、ディルがあるときもありました)。買えばいいやと思っていたら、品切れだったりすごく高かったり!年末っていつもこうでしたっけ。

父は、やや疲れ気味だったようですが(寝るとき寒かったみたい)、それでも恒例の3品を作ってくれました。ローストビーフ、伊達巻き、プリン。



2日は、叔母一家が到着して、まず初詣に。
例年は、駅から家までの間の神社に寄るのですが、運転していた母がうっかり忘れたそうです。
そのあと弟一家が到着してから食事。まずはお重箱に詰めておいたものを並べました(第一部)。

一旦食卓を片付けて中休み。ここで弟一家がお守りを買いに初詣に。
その後、第二部として、ローストビーフ、スモークサーモンなど。みんな結構よく食べました。
しばらくして、プリンタイム。
余興は、今年はチョコがけはなくて、お習字を姪っ子と父が。
子供の頃お習字習ったよね、という話になり、私は(ヘタだけど)好きだったけれど、弟は大嫌いだったということが判明。父と父の妹も小さい頃お寺に習いに行っていたそうで、叔母はその後お習字を教えるまでになったとか。私も弟も、父に似ず悪筆で残念。

お料理の写真は今回は撮り忘れないようにこころがけました。
料理の準備をする際に、前年の写真を見ておくと、いろいろ思い出して便利なのです。

お正月料理

第一部。
あらかじめ詰めておいた重箱を並べます。

お正月料理

姪っ子が折り紙で箸置きを作ってくれました。本当は家で折ってあったのだけれど持ってくるのを忘れて、現場でせっせと作成。

お正月料理

お煮しめ。母がいつの間にか作ってくれていました。
レンコンがとてもモチモチ。

お正月料理

叔母の持ってきて下さったお料理。にんじんが可愛い~。

お正月料理

父作の伊達巻とかまぼこ。
母作のなます。
父の伊達巻はしっかり甘めタイプです。

お正月料理

叔母作の伊達巻。だしが効いて甘さはやや控えめで、だしまき卵風でした。
母作の豆腐とクレソンのサラダ。

お正月料理

かずのこ、レンコンの梅かつお和え、赤カブ漬け+レンコン。
赤カブは、漬物なので味も濃い目だし、半分サイズにして別のものを入れればよかったかも。

お正月料理

燻製鶏と白菜、りんごのマリネ。Fujika作で味が薄め・・・。

お正月料理

きんとん。
母が盛り付けもしてくれました。
栗に極端な大小がありますが、大きすぎ!?というものを叔母がとってくれて、よかったです。

お正月料理

今年の新作、揚げ湯葉の煮たもの。
初めて作るのでどうなってれば正解なのか・・。

お正月料理

温めて提供しました。
あたたかくてまろやかな味で、他とは違う味わいでよかったのではないかしらん。

お正月料理

母作酢レンコン。
レンコンがとても立派!

お正月料理

叔母作のなまこ。
母作のごまめ。


ここからは第二部。

お正月料理

ローストビーフ。
切ってだしたそばから写真を撮る間もなくどんどん売れて、嬉しい限り。

添えた野菜(フリルレタス、ルッコラ、ブロッコリースプラウト、パセリ等)もよく減りました。 

お正月料理

スモークサーモンは、盛り付けた写真を撮りそびれてました。なのでこちらで・・ 

お正月料理

生ハム。
ルッコラがよく合います。 

お正月料理

母作ゆず大根。

お正月料理

タコのマリネ。
サラダっぽいものを第二部にも、と思ってシーフード系のこれを残しておきました。
 

お正月料理

ワイン。 

お正月料理

デザートは、プリン。
こんなスプーンが実家にあったとは知りませんでした。

パン・ド・ジェーヌも少し切りました。

お正月料理

お習字大会。
「万里一空」は、世界はどこまで行っても空はひとつ、という意味で、転じて、やるべきことを見失わずに励む、頑張り続けること、だそうです。


■メモ
・今年はソファの前にテーブルを置くセッティングにしてみた。
悪くはなかったけれど、ソファー席のひとが出歩きにくかったかな?

・分量や品数は、丁度よかったのではないか。

・今年はマリネ類が多くて弟には特にお料理は頼まなかったが、次回は何か頼もうかな。自分が作ったのではないものが出てくると嬉しいので。

・昨年、「酸っぱくない味であたたかいものが、一人一口くらいあってもいいかも。」
と書いていたのだが、今年の湯葉の煮物が(はからずも)ちょうどそんな感じ。

・紙皿は来年も必須。朝食用には、もっと簡易な紙皿でもよいかも。
新年会用には、水の沁みないタイプが必要。

・たまごを2パック持って行ったが、母も十分買ってあって使わなかった。

・アミガサタケの干したものを持って入ったが、何に使うか思いつかずに出番なし。


=============

■■2017年のお正月料理メモ

■タンパク質系
○スモークサーモン(別記事参照)
のべ7回目。大量仕込みは6回目。今回はサーモンが大きめ(10枚)。
味付けは丁度よい感じ。
スモークをもう少しかけてもよかったかも。

○スモークサーモンの副産物、鮭のハラス部分のスモーク
今年も作ったけれど、新年会には出しませんでした。
これは塩抜きなしで、ゆすいですぐ、しばらく干して、それをスモーク。

○ローストビーフ
今年も地元でお肉をゲット。
父と二人で「食品館あおば」に予約に行き、大きなのを2ブロック買ってきました。
(今年は忘れずに牛脂もお願いしておきました。)
30日と31日に一塊ずつ買って、焼いたのは1日。
2キロの直方体の形状を2つに分けて、4塊にして焼きました。
すり鉢で摺った黒胡椒と、刻んだタイム、ローズマリー、ニンニク少々、塩は去年よりは少な目。
フライパンで焦げ目をつけた後、天板の上にホイルを広げ、2塊ずつ、2パックのホイル包みにしてガスオーブンで全部一度にロースト。温度は150度くらいかな(温度計がないオーブンなのです)。15分焼いて上下を返して更に15分くらい。中心に串を刺して唇にあて、熱いなー、というくらいで取り出しました。
焼け具合、味とも大成功。
昨年同様、少しあたためてサーブしました。
みんなはパンと生野菜とで、サンドイッチにしてかぶりついていたようです。

○グレービーソース
ローストビーフの肉汁を漉して、浮いた脂はラップにひっつけて取り除いて作成。
なめらかには出来たけれど、もう少し丁寧に脂をとるとよかったかも。

○わさびクリームソース
この前の生ハム会で作ったのが割りと成功だったのでもう一度。マスカルポーネに、チューブわさび、刻んだクレソンの茎(←これが辛味としゃきしゃき感があってよい)、ゆず果汁、塩、胡椒、を適当に混ぜて作成。

○柚子マスタードソース
今年は作らなかったかも。スモークサーモンには、柚子を絞って食べた気が・・。

○雉の燻製
新年会には出さず、我々だけで頂きました。
骨からはいいスープがとれました。何もかも美味しかった!
Duckbillさんご馳走様でした!

○生ハム
今年は出しました。
その場で食べたほか、叔母家および弟家におみやげに。
家からおいしいオリーブオイルをもってくればよかったかな。
スライサーはパンを切るのにもお役立ち。

○カニ
とても立派なズワイガニの生冷凍。叔母からの頂き物。
蒸して31日に頂いたほか、我が家にも頂いて帰り、ゆでて、ゆで汁は鍋にして頂きました。
生のカニはとてもいいだしが出ます。

○まぐろ刺身は、1日?に一部食べて、2日には出さなかった。

■副菜・野菜系
○大根と人参のなます
母の定番で、白ごま入り。さっぱりして大好き。
和風でも洋風でも何にでもよくあいます。

○タコの南米風?マリネ
可愛い小タコぶつ切り、セロリ、カブ、香菜茎微塵切り、柚子胡椒、柚子果汁、キウイフルーツ。
Fujika作。味がきまらなくて困ったが、塩と砂糖をいれたら多少よくなった。

○スモークチキンと白菜、りんごのキャラウェイシード入りマリネ
実家にあったスモークチキンと、りんご、キャラウェイシードのマリネ。
昨年は当日朝に和えてうるおいが足りない感じだったので、今回は2日前の31日頃作成。昨年はセロリだが今年は白菜なので、だいぶしんなり水が出た。前日つくるほうがよかったかもしれないけれど、まあ許せる範囲か。

○レンコン梅かつお和え
頂き物のレンコンで作成(キョウコさん、ありがとうございました!)。
母が作っておいた梅かつおで薄切りレンコンを和えた。
「あえ衣には水をたして、丁度良い味にしてから和えるとよい。」と昨年の反省にあったが、読み忘れ。

○レンコン・サツマイモのてんぷら
31日に作成。てんぷら用の鍋、油を持っていったのがよかった。揚げ係はFujika。
次回は、粉(小麦粉、片栗粉、上新粉)も持って行くとよい。

○レンコンチップ
干しレンコンを作って、それを揚げてみた。半分しんなり状態とはいえ、水で戻してから揚げた方がよい。新年会には出さず貰って帰った。

○だし汁
今年はお雑煮は作らなかったので、ダシも作らず。

○揚げ湯葉の煮物
今年の新作。母が京都出身の知人に教わって取り寄せておいたもの。
下ゆでしたらすごくふくらんでびっくり。
本来どういう味付けをするものかよく分からず、少し甘い薄味にしてみた。(日もち的には心配なほどの薄味)。
割と好評。もらって帰ったものは、茶碗蒸しに入れてみた。

○お煮染め
レンコンと自家製大根などがあったので、母がささっと作っておいてくれました。
(もらって帰るのを忘れた。)
昨年はお煮しめがなかったせいか、パンが3斤売り切れたのだが、今年はパンが1斤あまった。

○数の子
弟が買ってきてくれた味付け済みの市販品。ちょっと味が濃いので、さっとゆすいで出してみた。
ダンナサマは、パリパリ感がある普通の塩数の子のほうが好きみたい。

○なまこの酢の物
叔母が持ってきて下さいました。
叔父の意見で買ったものの、調理のときは叔父は寝てしまっていて、ネットで調べて涙目で調理したとのこと。みんなに大好評。

○ゴマメ
母が作成。くるみも入っていたかな。
カルシウム系ならば、白い釜揚げちりめんじゃこのほうが好きかなあ。

○黒豆
今年はなし。

○伊達巻き(父作)
昨年同様父のスティックミキサーで作成。
今年の大発明は、カセットコンロを使って食卓で座って作業するということ(母の案)。
台所は寒いし立っているのは疲れるしで、父がコンロの前を離れがちなのだけれど、あたたかい部屋で座って作業するのは画期的でした。

○うずら卵とぎんなんのピンチョス、くわい、鶏肉ロール、だて巻き
叔母が年末にお料理教室に参加したとのことで、習ったものをいろいろ作って持ってきて下さいました。

○かまぼこ
頂きものの富山のかまぼこ(Sさん、ありがとうございました!)。

■ごはんもの
○ホームベーカリーのパン(母作)、パン屋さんのパン(弟の初売りゲット品)
昨年の記録を読んで、3斤分パンを焼いておきました。薄くスライスするのに、スライサーが役立ちました。今年はなぜか、1斤余りました(貰ってかえろうと思ってたのに忘れた~)。
ひとつはキャラウェイを入れてみました。 


■お漬け物
○ゆず大根(母作)

○赤かぶ漬け+レンコン
頂き物の赤カブ漬け(Gさん、ありがとうございました!)。
赤いものがあると、食卓が華やいで素敵。


■お酒
○ビール

○ワイン
叔母からはナパのワイン。弟はコストコで「神の雫」に出てきたというワインを買ってきてくれました。
ダンナサマも何か持ってきてたんだっけかな。

○日本酒もあったっけ

○おとそは今年もなし。


■甘いもの
○栗渋皮煮入りいもようかん
Fujika 畑のサツマイモ、ベニアヅマで作成。
今年は、母的には、いまいちねっとり感がない?という印象だったもよう。
(我々にはわからないくらい)
例年は渋皮煮のシロップをざばっと入れて火にかけて練り上げるところ、少量の砂糖水を入れてさっと煮ただけだったみたい。
渋皮煮は、シロップが半量になるまで煮詰めたら、水っぽさのない、しっかりした味になった。
コーヒー味とか抹茶味のアレンジは今年はなし。 

○プリン
父作。カラメル部分は、分量よりだいぶ多めの砂糖を使った。
卵液がかなり泡だってしまって、そのまま焼いたら表面がちょっと不思議な感じになった。
たぷたぷの容器をオーブンレンジに出し入れするのは、毎年苦労する・・・。
カラメルの焦がし具合などはばっちり。 

○パン・ド・ジェーヌ
Fujika持参。1本持っていって、ちょびちょび食べて結構減った。

○フルーツケーキ
Fujika持参。ひとまず置いてきた。

○フルーツポンチは今年はなし。

○ケーキ
1日にダンナサマと散歩して、最寄のケーキ屋さんでケーキを2個購入。
レモンカードとクリームチーズのムースと、チョコレートムース。
4人でちょっとずつ分けて食べました。

■おもち
もち米は、miyakoさんのおうちで作ったもち米を5キロ頂きました。
30日の昼に、弟夫妻が来てつきたて餅を一度食べ、あとはのしもち。
ナマコ用に竹を持っていく予定が、忘れました。

○のしもち
 ・白餅
 ・よもぎ
 ・炒り黒豆入り(うるち米入り)
 ・うるち米入り白餅
○丸餅
 ・白餅
○なまこ餅
 ・炒りエゴマ餅


■つきたてもちのタレ
○海苔+醤油 
○あんこ
○黒ゴマ+砂糖+しょうゆ
○黒蜜きなこ 

 

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ローストビーフ2017

2018-01-05 | +お客さんの日

今年のお正月もローストビーフを作りました。
(2017年の年末にお肉を買いにいったので、数字は2017になってます)

 ここ数年、お肉は近くのスーパー、「食品館あおば」で買っています。
今年は、私が実家に着いたのが30日。30日の午前はサーモン塩抜き関連の作業をし、夕方にスーパーへ。店頭に丁度いい大きさのものが一塊あったので購入。更にもう一塊予約して、31日に受け取りました。 
ロースト作業は一日。昼過ぎから交代でお風呂に入り、夕方に焼いて、焼き立てのあたたかいものをその日の夕食に。
2日の新年会では、スライス後、電子レンジで少し温めて提供しました。

ローストビーフ

30日に買ったのは、静岡産の黒毛和牛。100gあたり650円です(昨年は680円でした)。
約2kgの直方体の塊です。 

ローストビーフ

31日に買ったのはこちら。昨年と同じ銘柄の「とかちポロシリ和牛」です。値段は100g650円で、前日買った静岡産と同じ。(昨年は100g680円だったので、少し安いです)
 
昨年は2キロの大きな塊のままと、それを半分に切ったもの両方焼いてみて、どちらも同じ味だったので、今年はそれぞれ2つにカットして、1キロの塊4つにします。

ローストビーフ

胡椒は、昨年同様、すり鉢で砕いて粗挽きにしました。
更に今年は、ローズマリー、庭のタイムも刻んで混ぜました。(2塊分。後半足りなくなって、それは胡椒のみ)

ローストビーフ

紐で結わえたあと、塩、胡椒+ハーブを父になすりつけてもらいました。
(びっくりするくらいの塩をなすりつける必要があるため、気弱な私だとダメなのです)
静岡産が太いタコ糸、北海道産が細いタコ糸2本どりになってます。(区別がつくようにしておいてよかったです)
このあと、父の思いつきでニンニクスライスを紐に挟んでみました。

ローストビーフ

スーパーでは和牛の牛脂を用意してもらいました。その牛脂を熱して、お肉表面を焼きます。
(この写真は前の年のもの)

ローストビーフ

昨年は、この写真のように、大1つ、小2つの塊を、アルミ箔をつなげた上に並べてまとめてつつんで焼きましたが、今年は2つずつ(北海道と静岡を組み合わせた)、別のアルミ包みにして焼いてみました。(つなげるという技を忘れていた)
セロリの葉は今年はなし。

昨年同様、断面が縦長になるように配置し、150度で15分くらい焼いた後にアルミをあけ、上下を交換。更に15分焼いて金串でチェックし、まだ冷たかったのでもう少し焼き足しました。

ローストビーフ

串を刺して熱くなったら加熱終了。
オーブン皿からも取り出して調理台の上へ。

焼けた断面はこんな感じ。
(サシ多めで白っぽいので、多分北海道産。静岡産はもう少し赤め)


一日の夕食に焼きたてを食べてみました。小さめなかたまりを選んで、静岡産の方。
これが柔らかくてすっごく美味!
(前歯の歯ならびが完璧な人は違うかもしれませんが)肉を歯で噛み切るのって、薄く切ったとしても結構大変ですが、サクっと噛み切れるのです。
柔らかく、肉の風味も優しくて、まぐろの刺身のような印象。
わさび醤油をつけて食べたら、感動のおいしさでした。

翌日の新年会で、北海道産「十勝ポロシリ和牛」も味見。
昨年のものは、歯で噛み切るにはやや硬くて細切りにして提供しましたが、今年は静岡産のと同様、えらく柔らか。
そして、静岡産のものや昨年のものより、霜降り度合いが強く、肉の風味も強めです。
とてもとてもリッチな味わいです。
産地により、また個体差によって明らかに味が違うということが分かって、とても興味深かったです。

上等な柔らかいお肉に父も大満足。
「こんなに美味しいのなら、ちょくちょく買って作ればいいよね」、と言っていました。
(お母さんへ:たまには作ってあげたらどうでしょう)
新年会での売れ行きも抜群で、どんどん減っていきました。

お父さんへ:美味しいビーフ、ご馳走様でした。 今年は大成功でしたね。また来年もよろしくお願いします。

■メモ
・今年はお肉がおお当たりだったのか、大変美味しかった。(毎年美味しいけれど)
 ハーブやニンニクを使ったのもよかったかも。来年も庭のタイムが元気だといいのだけれど。

・ホイルに包んで焼く際にもタイムひと枝を敷いてもいいかも。セロリの葉やローリエもあれば。

・加熱後、オーブンから出したあとに、もう一度お肉を上下反転させるといいかもしれない。
かなり肉汁が出ていて、下のほうが熱いお湯に浸かっている状態だったので、余熱で下側に更に火がとおってしまうのを防ぐため。

・グレービーソースは、毎年適当なのだが、次のような手順で作ってみた。
 肉の表面を焼いたフライパンを少しあたため、脂を捨てる→アルミホイルにたまった肉汁をこのフライパンにいれ、焦げ目を溶かし込むようにする→茶漉しで漉して胡椒の粒などを取り除く→また鍋に戻して少し煮詰め、ブランデー少々を投入。煮立たせる。サクランボ大のブールマニエを加えて煮立たせて、とろみをつける

なめらかではあったけれど、今回、やや脂が強い気がした。鍋に肉汁を入れて煮立たせ、漉したあとに一晩おいて、冷えて固まった脂を捨てるといいかもしれない(今回はそのまま作業をすすめた)。

・わさびクリームソースも割りと好評だった。

・添え物の野菜も、結構売れ行きがよい。年末、実家近辺のスーパー買おうとしたのに品切ればかりだったので、こちらで買って持参するとよいか。
 (どのくらい日持ちするのか不安だが)

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スモークサーモン2017

2018-01-05 | +肉・魚系保存食

年末、帰省した折に、恒例のスモークサーモンを作りました。

ここ数年、鮭を手配してくれている商社(?)の方から「来年はもう手配できないかも」と言われ続けてていますが、それでもなんとか届きます。
今年こそ鮭作業がないかもしれないので、久々の初売りショッピングかしらん?とも思っていましたが、届くことに相成りました。

毎回、到着日や鮭の大きさが微妙に異なります。
今回は28日到着(比較的遅め)。鮭は、1匹2.*キロと、やや大きめ。

28日に母がソミュール液作成。例年、もう少し砂糖を入れてもいいかな?と思っていたので、前回の3.3%より砂糖をやや増量。
10リットルの水に、11%の塩、3.8%のザラメ糖、ローリエ、黒粒胡椒。(この味は、丁度よかったです)


29日午後に、母と叔母でさばいて漬け込み。今回は大きなトロ箱に全てのソミュール液とサーモンを入れるようにしてもらいました(前回ふたつに分けて、味にムラがあった気がするので)。
前回は、背びれの骨が大々的に残っていたけれど、今年はそれはなし。ただ、腹骨が多少残っていました。

30日朝、浸かりすぎてしまう心配から、ソミュール液をいくらか汲み出してみました(母)。
(でも、結果的にこれはしなくてもよかったかも)

30日昼前に、私が到着。塩抜き開始。
例年は、朝食直後に塩抜きを始めるところ2時間ほど遅めなので、塩抜きが終わったのは昼食をはさんで3時ごろだったかな。食べてみて、「薄いかな」くらいまで水に晒しました。塩抜き中は、ガス給湯のスイッチを切っておく必要があり、台所でお湯が使えないのがやや不便。例年のように朝食後から昼食までの間に塩抜きする方がその店では都合がよいです。
昼食時に弟夫妻が来て、餅つき&つきたて餅ランチ。丁度そのタイミングで鮭の塩抜きが出来たようなので、昼食の準備はみんなに任せ、鮭を拭いて、ぴちっとシートを挟んで脱水。
今回、ピチットシートがギリギリしかなくて、皮の側には省略するなど、ケチケチ遣いました。
これが後からやや問題に。

31日は、関東のこの時期には珍しく、朝からどんより曇り空。
しかも、ちらちらと雪まで!
本来ならば晴天の下でサーモンを風乾したいところなのですが、雪が落ち着くまではできません。
午後にピチットシートを外して干してみたけれど、曇り空では大して乾かず・・・。
割と水分の多い状態で、燻製1日目。
2つあったダンボールスモーカーがひとつになったため、全ての鮭を吊るしてスモーク。
(1日目は、網にのせて水平な状態で燻製したほうがよかったかもしれないが、今年はそうしたくても鮭が大きすぎたような気がする)
生っぽい柔らかな鮭を吊るすのは、よくなかったかも・・・。皮が破れて1枚落ちてしまったりしました。
夜はお風呂場へ。(この日にダンナサマが移動してきて、少しは手伝ってくれました)

1日はいいお天気。
朝から網に並べて追加の風乾。この日はよく乾きました。
しみ出た脂をふき取って、燻製二日目。

2日には燻製はせず、骨抜きと真空パック。

 

スモークサーモン

塩抜き中。
今年は大きなトロ箱に10枚、同時に漬け込み、同時に塩抜き。 

スモークサーモン

アラの一部は、母が塩漬けしてくれて、これを酒粕に漬け込みました。

スモークサーモン

ピチットシートで脱水後の鮭。
風乾したいのですが、1日は天気が悪く乾きません。この段階で身が割れているものがいくつか。ソミュール液に漬け込むと身が引き締まるはずなのだけど、なんでだろう。脂がたっぷりのった鮭だったのか、液からあげる際などに扱いがやや乱暴だったのか?

スモークサーモン

燻製一日目終了後。
実は吊るす際に落下事件もあったりしたので、この段階で身が割れているのはそのせいもあるかも。

スモークサーモン

今年のハラスは大きいです。

スモークサーモン

ひものかけ方、例年特に問題はなかったのですが、今年は鮭が大きく、乾かない状態で吊るしたので問題発生。
こちらは大丈夫だったのですが・・

スモークサーモン

しっぽの側が、バッテンにひもをかけたせいか、ぎゅうっと皮が引き絞られてしまい、皮が破れて落ちてしまったものが一枚ありました。
ピチットシートで皮の側も脱水しておくと、こういうことは避けられたかもしれません。

スモークサーモン

燻製終了後(撮影は1月2日)。

スモークサーモン

燻製2日目の前に晴天の下で干したので初日よりはだいぶ身が引き締まっています。

スモークサーモン

2日の午前中、骨抜きをして、カットして真空パック。
2日夜の新年会で味見しましたが、ダンナサマ曰く、もうちょっと強く燻製をかけてもよかった、とのこと。むーん。じゃあもっと積極的に手伝ってほしかったなあ、もう。

スモークサーモン

カットしていて気づいたのですが、身がぐずぐずに柔らかくなっているものがいくつかありました(断面の左端)。傷んでいる訳ではないので、おそらく落下事件の際に衝撃が加わったせいではないかと・・・。
解凍する際にピチットシートでいくらか脱水するとましになるかなあ。綺麗に薄くスライスできなくても、いろいろ食べ方はあるはずなので、食べる際に工夫します。


スモークサーモンは、毎年何かハプニングがあって、安定して成功とはなかなかいきません。
今年は、ソミュール液の味付け(砂糖の量)はすごくよかったけれど、その後が・・・。
また来年あるかどうか分かりませんが、思ったことをいくつか。

■メモ
・ソミュール液は、塩漬け完了時点までたっぷりのままにして、汲み出さなくてもよさそう。
・ピチットシートはふんだんに用意する。
・初日の燻製は、水平の状態で出来るとよい。
・吊るすためにSカンがあるとよい。

・さばく段階では私がいないことが多く、さばく前の鮭の姿を見ていないのだが、毎年鮭の種類や状態が違う気がするのだが、どうなのだろうか。今年は塩漬けが結構長めだったはずなのに、ピチットで脱水後(落下事件前)に既に身割れしているのが、なぜか・・。
・出来れば小さめの鮭のほうがよい。
・ただでさえやることが多い年末年始でない時期に作業する手はないだろうか。新年会には出せないけれど、成人の日の連休を利用してはどうだろうか。
・来年は、鮭があるかどうか。
でも、もし鮭が来たときのため、合板でスモーカーを作っておくといいかも。ダンボールスモーカーがそろそろボロボロだし、サイズが小さいので大きな鮭を水平に置けないので。
実家でのスモークサーモン作りがなくなったとしても、自宅で何かを燻製するのに使えるはず。

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