採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

紅葱頭(台湾エシャロット)の油葱酥

2020-05-26 | +野菜系保存食

今年は、以前お友達から頂いた台湾エシャロットが、割とぷっくり大きめに育ちました。

台湾エシャロット
小さいのもありますが、大きいのは割と大きめ。
このあと新聞の上に並べ、ベランダで乾燥させておきました。

葉っぱは、うっかり見逃した隙に枯れ気味になってしまったので、今年は編んで吊すのではなく、箱に詰めて保存しておきます。
箱詰めしてみたら、ちょっとあふれる感じ。
ついでなので、あふれる分、加工してみることにします。

台湾エシャロット紅葱頭といえば、油で揚げたアレ。油葱酥。
(酥は、サクサク、という意味があると思います)
ラーメンのトッピングにしたり、炒め物に加えたりして使うようです。
一度作れば日持ちするのもいいところ。
Youtubeを検索してみると、どっさり作っている動画がいくつも出てきます。

今回の作り方は次の通り。
動画では油で揚げた後、すみやかに冷ましていますが、私は天ぷら同様、オーブンで仕上げることで油控えめを目指します。

■油葱酥
・エシャロットを水につけ、皮を剥き、根っこの土っぽいところは切り捨てて、縦スライス
・油で低温から揚げはじめる。
・もうちょいかな、というところでキッチンペーパーにあげ、オーブンでしばらく焼く。
 こうすることで、余計な油を落としつつ目的の焼き加減にする



台湾エシャロット
まずは皮むき。これが一番おっくうな作業ですが、水に漬けておくと表皮が柔らかくなって剥きやすいです。
半分に切って剥くともっと剥きやすいかも。


台湾エシャロット
剥けました。
うす紫でつやつやぷっくり、可愛い・・・。
もじゃっという根っこの部分はこのあと切り捨てました。
で、縦スライス。比較的厚めにしてみました。


台湾エシャロット
米油で揚げます。
比較的低めの温度から揚げはじめ。


台湾エシャロット
段々透明になっていきますが、こんがりきつね色にはなかなかなりません。
水分たっぷりだから、時間がかかるものなのですね。

揚がっていくにつれ、タマネギとはまた違う、甘~い揚げ葱の香りが。
これ、台湾の匂い!
台湾で、ごはんどきに町をうろうろしていると、食堂からこんな匂いがするのです。
これだったのかー。なるほど~。
懐かしいなあ。(また行きたいなー)


台湾エシャロット
薄いきつね色になったので、油からあげてオーブンへ
なんか、市販品よりだいぶ透明でぺなぺなで、これでいいのか不安になります。


台湾エシャロット
オーブンでしばらく加熱すると、なんとなく見たことのある様子になってきました。
不透明で薄茶になって、ポテトチップみたいな感じです。
そうそう、こんな感じ。
触ってみるとカリカリになっています。


台湾エシャロット
ところにより、カリカリでないしにょっとしたカケラが。
縦スライスの場合、最初と最後の部分は、つるりとした大きなスライスになったりします。
そういうものは、表皮組織に挟まれてうまく水分が抜けないようです。
ざっとチェックしてつまみ出しました(食べちゃった)。

動画では、横スライスでやっている人もいました。
横ならば、繊維を断ちきるので水分も抜けやすくていいのかなあ。


台湾エシャロット
小さいザルにいっぱい分が、この程度の葱チップになりました。
水分をほぼ全部抜いた訳なので当然ですが、かなり嵩が減りました。
コンパクトにおさまって、常温で保存でき、暑い国向きのいい保存食かも。

ダンナサマはお昼カップラーメンをよく食べるので、それにトッピングしてもらうことにします。
ほかのレシピも研究中。

油にも葱のいい香りがついているので、いろいろな調理に使っていこうと思います。



 

コメント (3)
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