採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

わらび邸新年会

2016-02-24 | ■おともだちの味研究

1月末、生ハム仕込み会&新年会ということで、わらびさんのお宅にお伺いしてきました。
生ハムを仕込まないお友達も集まって、総勢8人。

今回は、丁度、年に一度、四国の雉農場の生のキジ肉が手に入る時期とのことで(通常は冷凍販売のみ)、スペシャルなキジ料理を御馳走になってしまいました。
すばらしい御馳走、今思いだしてもうっとりです。

残念だったのは、うちのダンナサマは行けなかったということ。
一緒に、「美味しかったね~」と思い出しておしゃべりするのも御馳走の楽しみのひとつなのですが、急遽出張で出かけてしまいました。寂しいなあ。


ヘタな写真ですが、美味しさが伝わるでしょうか。
(小さい写真はクリックすると拡大します) 

わらび邸新年会

まずはキジ肉の燻製。duckbillさんの手慣れた作品ですが、今回初めて、冷凍でなく、生キジ肉で作ったとのこと。
味が濃くて冷凍とは違うと、みんな大感激。
(勿論冷凍雉のでもすごく美味しいのですが)
duckbillさんご自身も、これまで目指してきた27年(!)前の鳥羽国際ホテルの雉燻製を越えたかも・・と感慨深げでした。 
(リンク先、是非御一読を。duckbillさんの27年分の感慨が綴ってあります) 

わらび邸新年会わらび邸新年会
わらび邸新年会わらび邸新年会

そして生の丸雉。
蹴爪があるのでオスです。(メスはもっと小さいのですって)
(高知の雉生産組合のものだそうです)
これを、きれいに捌いて下さいました。

わらび邸新年会

骨や足、首などをつかってダシをとります。
見事な黄金色のスープ☆
まずはこのスープをみんなで味見。
美味しすぎてみんな絶句状態です。 

スープだけ丼で飲みたいところですが、これから使うのでぐっとこらえました。 

わらび邸新年会わらび邸新年会
わらび邸新年会わらび邸新年会

おいしいスープに、スペシャルな具材をいろいろ入れて、雉鍋にします。
目の錯覚かと疑うような極太の松本一本葱、冷凍でのみ販売されている、「生」高野豆腐、仙台のセリと綺麗に洗ったその根っこ(これがまた美味しい)、天然きのこ・・・。

わらび邸新年会

おいしいものばかり盛り合わせてゴージャスな雉鍋になりました。 

わらび邸新年会わらび邸新年会
わらび邸新年会わらび邸新年会

実は雉鍋の前に、前菜というには豪華すぎる、数々の御馳走が並びました。(皆さんの持ち寄り)

ポメマルさんの畑の立派なフェンネル、プンタレッラ、紫水菜などを盛り合わせたサラダ(私の目の前にあったので、ひとりでモリモリ食べてしまいました・・)。
これまたポメマルさんのローストビーフにduckbill夫人のソーセージ。

わらび邸新年会わらび邸新年会
わらび邸新年会わらび邸新年会

ポメマルさんのポテトサラダ(サワークリーム入りでとてもリッチ☆)、ゆず大根、ふみえさんの大豆と切り干し大根の煮物、細巻きずし(Fujika持参。実は母作。お母さんへ:ご協力感謝です)、ふみえさんのタケノコと干し椎茸の煮物。
右下はonoさん作のペルシャ料理で、鶏肉のコレシュ(ヨーグルト入りスパイス煮込み)。(とても好みの味。うちにもペルシャ料理の本があるので作ってみたいです)

わらび邸新年会

こちらはonoさんのだんなさま作成のタンドーリチキン(撮影はonoさん)。
香取薫さんのレシピで、この日の朝漬け込んだそうです。
カレー系のものは何でも好きなので、これも大変好み☆
(きっとみんなお腹いっぱいのはずだから、多めに余るかも。そうしたらお持ち帰りに・・・ムフフ)と期待していたのですが、大好評でほとんど余りませんでした。 

わらび邸新年会わらび邸新年会

そして、onoさん御提供のマトウダイ。
半身はduckbillさんがお刺身にして下さいました。
マトウダイって、生まれながらにして昆布締めになっているような、濃い旨みがあります。
残り半身はムニエル。皮のところがパリ・サクで、肉はむっちりして美味しい・・・。お魚屋さんで捌いてもらえば、私でも作れるかな・・。 

わらび邸新年会

雉鍋のだしは、いろいろな具材から味が出て、更に複雑美味になっています。
これは絶対雑炊!

上記のような御馳走てんこ盛りで、みんなおなかぱんぱんだったはずですが、するりとなくなってしまいました。 

この雑炊、わらびさんの卵の混ぜ方・加熱加減が絶妙なのです。いわゆるフタをして余熱で、というのではなく、かきたま汁っぽい技法。
真似したいのでじっと観察していましたが、タイミングが難しい・・。

わらび邸新年会わらび邸新年会

左は、何かというと、わらび邸のスモーカー。電熱器もついています。いいなー。
大きめの台の上に載っているところも、冷やしておきたいお鍋とかを置いておけて便利です。

デザートはサマープディング。
アイスクリームを添えました。 

みなさん、素晴らしい御馳走をありがとうございました!


はぁ~。
目の保養をしたから、今日の晩ごはんはカレーでいいかな・・。ふー。


=====
■参考情報

檮原町きじ生産組合 (ゆすはら と読むようです)
こちらで雉肉が購入できます。
duckbillさん御用達はこちらかな?
 

コメント (4)
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タケノコ(マダケ)の梅酢漬け

2014-05-29 | ■おともだちの味研究

えーと、マダケって今頃がシーズンでしょうか(出遅れたかな)。
お友達のお母様手作りの、美味しいタケノコの保存食をご紹介します。

皮がマダラ模様のマダケの、赤梅酢漬けです。

 

タケノコの梅酢漬け


こちらがその作品。
熟した小梅で作った美味しい梅干しと、その赤梅酢を使ったマダケの梅酢漬けです。
 

タケノコの梅酢漬け

とても鮮やかな色!
サクサクした歯応えと、爽やかな梅の味がすごく美味しいのです。

 

用意するのは、赤梅干しを作ったときに出来る赤梅酢。
(これがまずハードル高い)。
前年の夏に作った赤梅酢をとっておきます。

そしてタケノコシーズン。
ハチクや孟宗竹もありますが、この梅酢漬けにはマダケが合うのだそうです。

作り方はシンプルで、マダケのタケノコを茹で、これを赤梅酢に漬けるというもの。
ただし、水煮を買うのではなく、ちゃんと自分で茹でること。
次の日にはもう真っ赤に染まるそうです。
そして、色がついたら、普通の酢を加えます。
こうすると塩辛さが薄まり食べやすくなるとか。
保存は冷蔵庫で。
もし常温保存する場合は、赤梅酢に漬けておき、お酢は加えないようにします。

コリコリ感が絶品のマダケの梅酢漬け、もし赤梅酢がある方は、是非お試し下さい。
蒸し暑い時期、とっても美味しくて、ごはんがすすみます! 


(Rさま、お母様、ありがとうございました!!)

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輪切り獅子柚子ピール(お友達作)

2014-02-28 | ■おともだちの味研究

ブログのお友達のca_nonnさんは、毎年獅子柚子で美味しい甘露煮やチョコがけを作っていらっしゃいます。
とろっと柔らかく煮上がった仕上がりは、私にはなかなか真似ができません。
もはや売れるレベル!と思っていたのですが、今年は別のやりかたにも挑戦していて、その作品を送って下さいました。

今回のものは、インパクトが大きくて、箱を開けた瞬間、きゃー!何これ~!!って感じ。
「ビックリ!を届けたい」、というca_nonnさんの意図は、カンペキに達成されています。

是非ご覧下さい。

ca_nonnさん作獅子柚子ピール

なんと、獅子柚子を輪切りにして甘露煮に!!! 

ca_nonnさん作獅子柚子ピール

扇形にカットし、それにチョコがけ、そしてココアまぶし。
丸いケースにピッタリ収まって、すごいです。
 

ca_nonnさん作獅子柚子ピール

なんとこのケースは6Pチーズの箱。
輪切りシシユズがチーズの箱にハマルということが分かったときは、きっと「ヤッター!」という爽快感があったのではないかと想像します。
(私も、”ピッタリ”という感じがすごく好き)

シシユズの袋やじょうのうって固いかと思っていましたが、頂いてみると固すぎるということもなく、丁度いい具合に煮えています。皮部分も透明で素敵な琥珀色。 

ca_nonnさん作獅子柚子ピール

こちらはグラニュー糖をまぶし、チョコがけをしたもの。
ピールとは思えないくらい大きくって、もう見ているだけで笑っちゃいます。
食べるときはどうしても切ることになりますが、ホールのケーキを買ったときのように、嬉しくてニコニコしてしまいます。
 

ca_nonnさん作獅子柚子ピール

これは輪切りの表皮の部分を剥いて、帯状のピールを作り、渦巻き状に形づくったもの。
下半分だけチョコがけし、バラの花みたいになっています。
これも可愛い~。 


ca_nonnさま、ニコニコが止まらない、美味しくて面白いものをありがとうございました!



●ca_nonnさんの獅子柚子ピール
(1)基本のレシピ

(2)皮をくし形切りにした、とろっとした甘露煮(2014)

(3)横スライス6枚、4枚、半割、そしてまんまる丸ごと(!)での甘露煮(2014)

(4)ぽったり可愛らしい獅子柚子丸ごと甘露煮をタッパに箱詰め(2014)

(5)輪切りピールのチョコがけとラッピング(2014)



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上品な甘夏ピール(お友達作)

2013-01-31 | ■おともだちの味研究

そろそろ文旦や伊予柑など、大きめの柑橘が出回るようになってきました。

大きめの柑橘は、やはり皮を使いたくなるもの。
これまでの在庫は、今年、がんばってチョコがけして片付ける予定なので(現在鋭意作業中)、また新たに作っちゃおうと画策しています。

ピールを作るとき、ちょっと迷うのが表面のツルツルしたところ。
安政柑や晩白柚など巨大な柑橘だと、このツルツル部分はとても固いので、剥きます。
文旦でも、剥きます。

それより小さい、たとえば八朔以下のサイズだと、さほど固さは気にならないので(面倒だし)、そのまま使ってしまいます。

でもでも。。

昨年お友達から頂いた甘夏ピールが、素晴らしく美しくまた美味しいのです。
高級和菓子店の店先に格調高く飾られていそうな感じ。

で、これがツルツル部分は、剥いてあるタイプ。

うーむ。甘夏サイズでも、ツルツルは剥いた方がいいのか・・・・。
悩む。


その素敵なピールをご紹介しますね(サクマさん、その節はありがとうございました!)。 

サクマさん作甘夏ピール

じゃーん。
すごく綺麗な色・・・。

サクマさん作甘夏ピール

大きさも揃って、しかも全部きちんと平らになっていて、どういうこと~。
どうやって作るとこうなるんでしょう?

サクマさん作甘夏ピール

お皿に出してみました。
お干菓子みたいで素敵~。
(すごく高級そう!)

表面にカリッとしたお砂糖の層があり、その下は、均質な固めのゼリー状。
(ツルツル層を残すと、わずかにカチっと固い部分を感じるけれど、それがない) 


参考にしたサイトを教えて頂きました。
作り方のあらましは次のような感じです。

■■お友達作夏みかんピール
■材料
夏みかん
煮るための砂糖     茹で上がった皮の重さの8割
表面にまぶすための砂糖

■作り方あらまし(詳しくはこちらをどうぞ。写真や動画多数。)
(1)夏みかんを洗ったあと、丸ごと、表面の皮を剥く。
このとき、ピーラーよりもおろし金などごく薄く剥けるものがよい。
(2)4から6等分に切り目を入れて皮を剥き、更にそれぞれを、笹の葉型に細く切り分ける。
(3)たっぷりの水に入れて火にかけ、煮立ったら湯を捨てて水にとる、というのを3回繰り返す。
最後には、皮が手で千切れるくらいに柔らかくする。
(4)一晩水に晒し、翌日水を替えて更に3時間おく。
(5)ザルにあげて水気を切り、重さを計る。皮の重さの8割の砂糖を計量しておく。
(6)鍋に皮を入れ、20分おきくらいに砂糖を3回に分けて加えながら、鍋をあおるようにして煮詰めていく。
(シロップに完全には浸らないので、あおって均一に煮えるようにするようです)
(7)煮えた皮をザルにとってシロップを切る。うちわであおいで冷ます。
(8)ある程度冷めたらグラニュー糖をまぶし、ザルに入れて余分なグラニュー糖をふるいおとす。
(9)紙などの上に皮を上にして並べて干す。
(皮を上にすると乾きやすいとありますが、これは私は疑問。むしろ皮を上にすることで、平らに干しあがる効果があると思います。) 


なるほど~。ふむふむ。

私は皮を下に干すことが多いので定かではないのですが、例え皮を上に干したにしても、こんなに平らに仕上がるのは不思議です。

何でだろう?

ツルツル部分を剥くと、煮え方も違うのかも。
皮全体が均一に煮えて、そして均一に乾くため、平らに仕上がりやすいのかもしれません。
(よく分かりませんが)

やっぱ、ツルツル部分は剥いた方がいいのかな・・・。


甘夏の皮むきには、お友達はこちらを使っているそうです。

マイクロプレーンミディアムリボン

マイクロプレーン ミディアムリボン。

そうかー。
これなら皮むきが早そう。
いいなー。欲しいなー。
買っちゃおうかな~。 


追記:
皮を剥く度合いなど、知りたいことが沢山ありましたので、お友達に写真をお願いしました。
解説も沢山つけて下さったので、ご紹介します。頂いた解説は茶色で、私の感想はグレーにしてあります。
サクマさん、重ね重ねありがとうございました!

サクマさんのピール

甘夏の加工写真です。
実際には夏みかんを使っています。 鍋のサイズの都合上、毎回5個ずつ煮ています。
1)最初にヘタをくり抜くように除きます。
ヘタの周辺がゴツゴツしていて、一番削りにくいから。 

確かに!
ヘタのところはでっぱっているので、最初にえぐってしまえばいいのですね。 

サクマさんのピール

2)精神統一し、削る構えに入ります(笑)。

サクマさんのピール

3)リボングレーターで一往復削ってみました。
これで充分、表皮が除けます。
だから全体的に一往復分でいきたいところですが、実際にはくるくる回してカリカリやるので、 平均しても1箇所あたり2往復ぐらいしていると思います。

リボングレーターの刃の構造のため、往復すれば2回削ったことになるようです。

サクマさんのピール

4)細かい皮がシンクのごみ受けにすぐ詰まるので、洗い桶に新聞紙をセットし、そこに皮を集めます。 5)だいぶ白っぽくなりました。

=========
今回、夏みかんは5個で1523g、削った後は1440gでした。
皮をむいてから中身を量ったら460g。
つまり、皮だけに注目すると、 当初1063gだった皮が980gになり、削った分が83g。
(1個当たりだと約17g)
なんと7.8%も削っちゃいました。
ただ、内側の白い綿はいかにも軽そうだからなぁ・・。
感覚的には「本当に表皮のみを削った」という感じです。 1個につき、3分弱、かかっていると思います。

サクマさんのピール

ヘタくりぬき後の重さが1523gですよね。とすると、確かに7.8%というのは数字としては大きいです。でもこうやって並べて見ると、見た目はほんと、表皮のみ削ったように見えます。

6)ヘタ側から十文字に切り込みを入れ、皮を四等分にするように剥きます。
剥いたら、ヘタのあたりを斜めに切り落とします。
このあたりの綿がグジュグジュになって、乾いてからもそこだけグラニュー糖が固まったりするからです。 

サクマさんのピール

7)お尻の部分もグレーターで削りきれないので、ちょっこしカットしちゃいます。これをさらに四等分にします。

サクマさんのピール

4等分にしたところ。
うーむ。この段階でも美しい・・。

サクマさんのピール 8)鍋に入れ、水を注ぎ、沸騰したら1分から2分ぐつぐつやって、ザルにあけて水洗い。これを3回繰り返します。 

 

サクマさんのピール

9)上記をボウルにたっぷりの水とともに入れて一晩さらし、翌朝、水を替えてさらに3時間さらします。
その水を切って、鍋にいれたところです。
砂糖(500g)の、三分の一を加えたところ。
この鍋、なんか素焼きみたいな感じなの。そして平たい。 ピール専用鍋にしています。
また、前回作った際、最後に切った「蜜」を瓶で保存し、次回の砂糖とともに加えています。   奥に見える瓶が、「蜜」です。このままヨーグルトにかけてもぐーなの。 

素敵なお鍋~。ジャム専用鍋、というのうちにもあります。 
この段階では、ピールはまだくるくるとカーブしているのですね。 

サクマさんのピール

10)この鍋に紙の落し蓋、鍋フタ(フライパン用のフタ)をして、途中、残りの砂糖を加えつつ、折々にシリコンヘラで返しつつ、 トータルで2時間半ぐらい煮ます。
私は途中で休憩しちゃいます。
出かける前に火を消し、戻ってきたら再開、なんて具合。
煮あがったらザルで蜜を切り(下にボウルを置いて蜜は回収)、 オーブンペーパーの上に姿勢を正して(笑)並べます。
皮面を上にするので、姿勢がよくなるのでしょうね。
綿面が紙についているので、はがす時に紙にくっついたりすることも。
ただ、逆に干すとやっぱりカーブしちゃうのです。

なんと美しい整列・・・。
オーブンペーパーの上に、皮を上にして干すのが、やっぱりコツなのかな・・。 

サクマさんのピール

11)ここで干物を作ります・・・違う違う、干物用のネットに入れて干します。
今の時期、湿度が低くて天気がよければ、1日半、というところでしょうか。
このあと、乾いたら、ビニール袋にグラニュー糖を入れ、そこに20本ぐらいずつピールを入れて、口を握って袋を振り回したり手で躍らせたり。
それをザルでふるって、出来上がり、です。まだやわらかいようなら、そのまま紙箱にざらっと出し、またしばらく干すこともあります。

少し干してから砂糖をまぶすことで、表面にお砂糖がつきすぎないのでしょうね。 

 

コメント (16)
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お友達作のピール

2012-03-08 | ■おともだちの味研究

ピールや、ピールのチョコがけ作りでは大先輩の一人のca_nonnさんから、作品を頂きました。
 

ca_nonnさんのピールとチョコ

わーい、すごーい☆

自分でも沢山作ったけれど、自分のはもう見飽きていてうんざりな感じ。
なので、頂くと嬉しさひとしおです。

 

●上の四角いもの
ラム酒漬けレーズン(いくつかにカット)とダイジェスティブビスケットなどが入ったチョコ生地の上に、溶かしたチョコレートをコーティングし、切り分ける、というチョコブロックです。
チョコ生地部分は、よくある生チョコ(チョコ+生クリームのガナッシュ)ではなく、卵黄、チョコ、バター、砂糖が入っています。
ねっとりした生チョコとは少し違う、ほろりととろける何ともいえない口溶けなのです。

カットはご主人さまの役目なのだけれど、レーズンがひっかかってピシッと切れなくて悩む、と言われたとか。そこで、レーズンをいくつかに細かく刻んで混ぜたそうです。
食べてみると、丸ごとレーズンの時とは違い、姿は見えないのに何故かラムレーズンの香りが、という魔法にかけられたような味わいなのです。
ダイジェスティブビスケットのサクサク感とほのかな塩味がまた、チョコレートとよく合います。

わざわざレーズンを刻んだ効果があったのでしょうか、すごーく綺麗にカット出来ていますよね!
(表面のチョココーティングが結構ぶあつくて、これを綺麗に切るのはほんとに大変そうなのに、すごいです。)

●ピール各種(八朔・おにゆず・文旦)
ca_nonさんのピールは、果実の大きさを生かして大きめです。
かたちは大きさがよく揃った、細長いササの葉型。
そして、煮え具合が(私のものより)随分と柔らかめで、とろける食感なのです。
そして表面はグラニュー糖仕上げ。
八朔は、ピール2つの内側を合わてあって、文旦くらいの厚さに分厚くしてあります。

私は、ザラメせんべいなどじゃりじゃりするお砂糖は余り好きではないので、自分が作るピールにはグラニュー糖はまぶさないのですが、ca_nonさんのものはピールがとてもソフトなので、グラニュー糖のじゃりじゃりは全然気になりません。むしろほどよいアクセントになっています。
ピールが太めでボリュームがある、というところも、ジャリジャリしすぎない一因かも。
皮が比較的薄手な八朔は、2つあわせにしてあるので、皮の分量と外側のグラニュー糖のバランスが丁度よくなっています。
結構大きめのピールなのですが、ソフトで口溶けがいいせいで、あららっというペースでどんどん食べてしまいます。美味しい~。

私もこんな感じのソフトなピールを作りたいのですが、レモン汁を入れすぎてしまうせいか、もっちり固めのピールになりがちです。
ca_nonさんは煮る時も湯煎にしているようなので、直火で煮ているのとは違ってくるのかなあ。なかなか簡単に真似出来るものではないです。

●チョコがけ(八朔・ゆず・花豆)
グラニュー糖まぶしのピールに、チョコレートをコーティングしてあります。
一つずつ楊枝に刺してコーティングし、それをぶら下げて乾かして、その後余分な雫を削り落とすという手間をかけていらっしゃいます。
でも、美味しくってパクパクっと食べてしまいます・・・。
ピールが柔らかいため、口溶けがよいです。

私が作ったものは、もっちり固めのピールが多いです。
(特に今年は干しすぎの傾向があったかも)
チョコが溶けたあとも、ピールがガムのように口に残り、後味がすっぱめ。
後味さっぱりでいい、ともいえますが、甘党の父からは、チョコと一緒に口の中から消えるような感じの方がよい、とリクエストされました。
頂いたもののようにピールをソフトにすることで、チョコの余韻を楽しめるようなものが出来ないかな? 

花豆の甘露煮のチョコがけは、ホクっとした感じが栗のようで、甘さも丁度よくて、これもまた後を引く味わいです。中の花豆の甘煮は、表面をさっと洗ってから?ある程度干してあるのではないかと思います。
ココアがまぶしてあるので、最初の味がほろ苦く、噛むと中から甘いチョコとおまめの味が出てくる感じ。
ca_nonさんのコーティングは、確かチョコ+バター(オイル?)だったのではないかと思います(ca_nonさん違っていたらご指摘下さい!)。
そのせいかパキパキではなくて少し柔らかめに感じる食感で、豆の柔らかさと調和して、美味しいです。 (こういうの、父が好きかも・・・)




もう一パック頂いています。 

ca_nonnさんのピールとチョコ

たっぷり長い、鬼柚子ピール。

そして、これは珍しい、輪切り!の鬼柚子ピールと、輪切りから表皮をくるりと剥いた、鬼柚子表皮のぐるぐるピール。

 


あの大きな鬼柚子を、輪切りにするなんてすごいアイデアですよね!

こんな大きな輪切りを煮ると、クタクタに柔らかくなって干そうとしても持つに持てないのでは?!
と思って伺ってみると、クッキングペーパー+1層に並ぶ分の輪切り鬼柚子、というものを数段積み重ねて鍋に入れ、(湯煎で)煮たのだそうです。
一層ずつ、ペーパーごと運んで網に移動させたり出来るのだとか。
なるほど!すごい工夫です。 

鬼柚子表皮のぐるぐるピール(いま勝手に名前つけました)は、鬼柚子の表皮が固いなあ、削ればいいかなあ、と悩んで試行錯誤しているうちに、偶然生まれたものだそうです。
高級和菓子屋さんで、風雅な名前をつけられて、まさにこの形のままで売っていそうですよね。
食べるときは切らざるを得ないけれど、形の可愛さはピカイチです☆
とても私には思いつかない技でした。
今度、何かで真似してみたいものです。
スイカの皮を、細長~く切り出して甘露煮にしたら、どうかしら?



ピールやチョコがけを自分が作るようになったので、頂いたものは味わうだけでなく、分析する楽しみも生まれました。
美味しくって面白くって、しあわせー。
ca_nonさん、御馳走さまでした!


■参考情報
(1)ca_nonさんのブロックチョコレシピ
(2)ca_nonさんのピールのチョコがけ作業風景 

コメント (2)
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クコを食べる

2006-12-19 | ■おともだちの味研究
クコといえば実、ですよね。
赤くて小さいドライフルーツ、中華、韓国食材として見かけます。
ところがなんと葉っぱ(新芽)も食べられるそうなのです。

秩父の山あいにお住まいで、採集・農耕・手工芸のエキスパートでいらっしゃるうらべにさんに、これを覚えておくと便利ですよ、といただいてしまったのです。

クコを採りに行く、とうらべにさんのブログで拝見して、私はすっかり実のことだと思っていたのです。だって秋ですし、葉っぱ系の山菜採りといえば春ですよね?
届いたものをみてびっくりしてしまいました。この野菜はなに?


2006/11/21 くこの新芽


なんと春と秋の2回、とれるそうなのです。
川の土手などに群生しているそうなのです。

観察するために、1つだけでも押し葉にしておけばよかったとあとから気づいたのですが、食い意地の張った私はすぐに全部ゆでてしまったのでした。
なんて勿体無い。

ゆでてみると、新芽らしいみかけによらず割と丈夫な葉っぱです。
しっかりゆでても色や歯ごたえが残ります。


2006/11/21 くこの葉おひたし




2006/11/21 くこの葉のエゴマあえ



山菜とはいえ苦味やくせも特にありません。とてもさっぱりした味。いくらでも食べられそうです。
夫にまず何も言わずに食べさせたら、なんかすごくおいしいね、とのことでした。クコなんだよ、と教えたら、へー、葉っぱも食べるんだ、とやはり知らなかった模様。
うらべにさんのブログによると、油揚げなどと一緒に甘辛く炒め煮にしてもおいしいそうです。しっかりした食感の葉っぱなので、とてもあいそうです。

これが沢山とれたら、青菜を買う必要がないではありませんか。
1回場所を覚えておけば、きのこのようにばくち的ではなく、確実に収穫が期待できますよね!春と秋!
まずは図鑑を借りてこよう。

うらべにさま、今後の採集の楽しみを教えていただきましてありがとうございました。
コメント (10)
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クランベリーケーキ

2006-12-10 | ■おともだちの味研究
先日ブログで仲良くしていただいているポメマルさんに、珍しい生のクランベリーを使ったお菓子を頂いてしまいました(ほかにも素敵なものをいろいろ頂きました。今度ご紹介させて下さい)。

まずはそのまま、ぱくり。
クランベリーの酸味が強く、生地は甘さ控えめでしっとりとしており、くるみが沢山入っています。非常に好みの味です。
何切れでも食べ続けてしまえそう。
ブルーベリーで似たようなものが作れないかしら?来年の初夏、試してみるかな?でもクランベリーのこのさっぱりした酸味とは違ってしまうかも。冷凍クランベリーを探してみようかしら。

お手紙に、アイスクリームを添えてどうぞ、とあったので、ぜひとも試してみたくなりました。


ある日の夕食後、アイスクリーム添えのデザートはどうお?と夫に提案。食べたいなあ、とのことだったのでアイスクリームを買いに行ってきましたよ!
夜にコンビニにアイスを買いに行くなんて、学生カップルのようでは?
学生カップルと違うのは彼氏が一緒についてきてくれないところだな。
でもって、新婚時代とも違うのは、ダンナサマがついてきてくれなくても別に怒らないところ。
私もおとなになりました・・・。


出来上がったデザートプレートがこちら。


暖かいクランベリーケーキといちじく甘露煮、ヴァニラアイス添え



いちじくは以前ご紹介しましたが、michiさんの手作り。手作りのお菓子2種でデザートだなんてなんて幸せ。
暖めたクランベリーケーキと冷たいアイスクリーム、酸味と甘みが出会って大変素敵。
そして、いちじく甘露煮は濃厚な甘みと香りがまたヴァニラアイスと絶妙なマッチング。以前赤ワインといちじく甘露煮をあわせて、なんとも素敵な組み合わせだと思ったのですが、アイスクリームとの相性もばっちりでした。
う~ん。しあわせだ~。
ポメマルさま、michiさま、美味しいものをご馳走さまでした。
コメント (2)
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みちのくからどっさり

2006-12-05 | ■おともだちの味研究
ブログで仲良くして頂いているaiwhasさんに、甘露煮用いちじくをお願いしたら、なんとまあ沢山の素敵なものを頂いてしまいました。ご紹介させて下さい。

●ガムテープがかわゆし
外箱のテープからしてとても美しく可愛らしいのです。
●いちじく
詳しくはこちら
●にんにく
巨大にんにくです。こちらでも何片かで構成されている通常のにんにくを大きくしたようなものはあるのですが、一球タイプはみたことがありませんでした。
ベーコンとキノコと一緒に炒めて頂きました。
●キクイモ
しょうがのような形です。血糖値を下げる効果があるらしいです。ずっと前買ってしなびさせてしまったので食べるのは今回初めてです。きんぴらやポタージュにするそうです。
●ポタージュにしてみました。
粗く刻んで、タマネギ少々と一緒に炒め、まずブイヨンで煮ました。けちってほとんど皮を剥かずに煮たら、皮がすごく固いのでびっくり。でも大丈夫。バー状ミキサーで粉砕してミルクを加えて煮ると、なめらかなポタージュのできあがり。
ちょっとごぼうのような香りがしてタラゴンを乗せたらよく合いました。
●赤い忍者が!
中身は(暴君)ハバネロオイルなのです。
ちょっと垂らすだけでパンチの効いた辛みです。
●ビタミン大根
先日こちらでも似たものを見かけたのですが、それは普通の大根の半分~2/3の大きさでした。これは長さ20cm弱と可愛らしい大きさ。
●おろしてみました
イクラの赤とのコントラストが綺麗では?
おろしに最適の水分の少なさ、辛み大根のような辛さでした。
後日ちょびっと煮てみたら、ジャガイモのようなほっこり感があるのです。デンプンが沢山ということではないかしら。
●美しいラッピングの中身は

手作りの消しゴムはんこ!きゃー。素敵~。スタンプ台買って来なきゃ!
●葡萄の芽ピクルス
ポメマルさんに頂いたリエット、パンに添えて頂きました。
独特の形が素敵。刻んでしまうのが勿体ないです。
きりりとした酸味とたっぷりのスパイスでとてもおいしいのです。
●いちじくジャム
頂いたはんこを使ってジャムもこうやっておしゃれさせるといいですよね。蓬莱柿という中が真っ赤な種類のイチジクのジャムです。楽しみに、大切にとってあるのです。
●林檎ジェリーとすぐりのジャム
すぐりは初めて食べるものです。とてもなめらかに裏ごししてあって、あんずジャムにちょっと似ているかな。生の状態のものはどんな味なのかしら?
●お庭の葡萄のジャムとブラックベリージャム
どちらも勿体なくてまだあけていないのです。
すぐりもそうですが、この2つも裏ごししてあるようです。なんて丁寧な!私はもしかして裏ごしするものって作ったことないかも。黄梅ジャムだけかな。
写真はあとで ●エゴマ(じゅうねんというのです)
柚子皮と味噌と擦ったエゴマで、柚子荏胡麻味噌にしてみました。
すりばちでよく擦って、おはぎの衣にしてはどうかしら?
●大福
柔らかい求肥の皮で、ずんだあん、ごまあんの大福でした。甘いものそれほど好きでないダンナサマもゴマが大変気に入ったようで、どこのお店かちゃんとわかるように写真撮ってね、と言われました。こちら方面に出張に行ったら買ってきてくれるのかな?
●(後ろのつつみ)手作り燻製(サンマ、ベーコン)
どちらもすばらしくおいしかったです。
サンマは一夜干しくらいのほどよい塩味で、燻製のいい香りなのです。包んであったラップをくんくんしてしまうくらい。
ベーコンは生ハムのようにぷりっとしていて、加熱するのが勿体ないくらい。ベーコンエッグやスープに入れて頂きました。ほんとにいい出汁がでるのです。
ダンナサマが「いいね~、おいしいね~、Fujikaもどうお~」と何やら期待している風情。燻製デビューするかな?
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南国から素敵な品々

2006-11-28 | ■おともだちの味研究
ブログを通じてお友達になったmichiさんに素敵なものを送って頂きました(11月7日のことです)。遅くなったのですがご紹介させて下さい。

●針木の梨
針木というのは梨の名産地だそうです。とてもみずみずしくて、甘くて、かつさわやかでおいしかったです。新高というとちょっとごつごつした種類かなと思ったのですが、とても繊細な歯ざわりでした。日本の梨では豊水が好みなのですが、これもざらざらしていなくてとってもよかったです。さすが名産地の品!
●梅干し
とってもこだわって作っていらっしゃる梅干しです。一番左、カリカリの小梅は10%の塩分で冷蔵庫で(苦労して場所をやりくりして)漬けるのだそうです。可愛がられて育った小梅ちゃんです。
中は南高梅(高価な!)で18%赤紫蘇入り、右は完熟南高梅で15%紫蘇なし。ふっくらとやわらかくいい香り。勿体なくてまだなのですが、頂いたら味見レポートを書きますね。
●紅ショウガ
赤梅酢を使って漬けたという紅ショウガです。なんて美しい赤!
下漬けも含めて2回浸け替えるそうです。やってみたいけれど自分では当分梅は漬けなさそうなので(梅が不作)、こんな本格紅ショウガは当分幻の味です。
焼きそばなんかのジャンクフードに使うのは勿体ないですよね。一番よいレシピを考え中です。
●メヒカリの干物
茨城でもメヒカリは穫れるみたいで、生を店頭でみかけることもありますが、このように頭とおなかをとった干物は初めてでした。
michiさんの土地では「干物に顔がついてないのは、かなり恐い顔だから」というお話だそうですが、見慣れると(?)それほど怖くはないのです。目が光るだけです(やっぱり怖いかな)。

●焼いてみました
白身のとてもあっさりした味わいで、ぷりっとした身肉、中骨のぷつぷつ感といい、何かに似ている、と考えてしまいました。そう、ししゃも!
ずっとまえ茨城産の目光丸干しを食べたときは頭とかおなかもそのままだった気がします。おぼろげな記憶なのですが。そのせいかほろ苦かったような気がするのですが、今回のように頭・おなかがないととても上品な味わいです。
●夏みかんママレード
とてもさわやか、皮の太さが食べ応えがあってすごく好きでした。果肉も沢山入っていてジューシーなのです。
私の作るママレードは、大概果肉は食べちゃってのこりの皮でつくるので、夫には不評なのです。頂いたものは「すごい実がいっぱいだよ」と、暗に非難されてしまいました・・・。夏みかんの果肉はとても酸っぱいのでそのまま食べる気にならず、惜しげもなく使えたそうです。私もママレードは夏みかんだ!

●イチジクコンポート
びんの大きさがわからないので残念なのですが、すごく立派ないちじくなんですよ。頂くのが勿体無いほどでした。
赤ワインと一緒に食後のデザートに頂いたのですが、すっごくおいしかったです!お酒にとってもあいます!夫と半分こで丁度良い満足感でした。
レシピも教えて頂いたのですが(村上昭子氏の本。砂糖はいちじくの70%!)、全然くどくなくて、絶妙のバランスでした。いちじくの素直な風味がしっかり凝縮している感じです。中がとろ~っとして、皮はほどよい歯ごたえでした。皮のざらざら感や硬さは全然気にならないのです。
お砂糖をイチジクの40%程度にしても同様においしいそうです。
●梅酒
詳しくはこちらに。
写真がどこかに?後ではりつけますね ●四万十川の青のり
お正月にもちつき機でおもちつきをするので、そのとき青のりもちにしようかと思っています。おにぎりにしてもおいしいそう。開封してしまうと年末までもたないかもしれないから隠して(誰から?)おこう。
これも写真がどこかに?後ではりつけますね ●あわ紅豆腐(豆腐よう)
日本の豆腐ようでは沖縄しか知りませんでしたが、これは徳島で作られているものだそうで販売元はボンカレーの大塚食品(一体どういう関連が?)。
普段は台湾の豆腐ようを食べています。このあわ紅豆腐は台湾のものに比べて焼酎の風味が強く感じられました。まさにお酒のつまみ。大人の味。珍味なのでちびちび頂いております。
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梅酒の味わい

2006-11-27 | ■おともだちの味研究
このブログでお友達になったmichiさんと、いちじくコンポートの研究をしよう、と取り替えっこをさせて頂きました。そうしたら、いちじくコンポート以外にも素晴らしいものを沢山頂いてしまいました(こちらについては後日紹介させて下さいね)。

中でもとっても美しかったのがこちら。


なんと5種類の梅酒



それぞれお酒の種類とかお砂糖の種類が違うのです!
どんな味かとっても気になるのだけれど、味わい比べるにはゆったりした時間が必要ですよね。なので休日までおあずけ。

11月11日の夕方、夫と試飲会をしました。明るいうちからこんなおいしいお酒(勿体無いのでちょっぴり。あとはしばらく熟成させたくて)、楽しかった~。

カウンターにびんと杯を並べて、番号をふって、それぞれメモカードとペンを持って、立ち飲みしながらメモを書いていきました。どれもとってもおいしかったです。でもそれぞれ個性があるのですよ。
特徴を味わい分けようとメモした結果が次の通りです。でもだんだん酔っ払っていったから正しくないかも・・・。
写真左から(1)~(5)となっています。

(1)泡盛35%(守禮)、青梅、果糖
夫:菊の露より酸味が強い。フルーティー。
私:すっきりいい香り。梅酒らしい味。

(2)黒糖焼酎30%(奄美)、青梅、波照間産黒糖
夫:黒糖の香りがかすかにしてよい。
私:一番強い酸味を感じる。カラメルの味もする。

(3)サントリーブランデー35%、青梅、果糖
夫:バランスのよい味。ブランデーの甘みと合う。
私:一番まろやか。ブランデーと梅があうとは以外。

(4)泡盛古酒43%、青梅、波照間産黒糖
夫:こゆい味。不思議な味。まさしく黒糖+泡盛!
私:酸味が強い。後味に力強さ、ほろ苦さがある。

(5)泡盛30%(菊之露)、青梅、果糖
夫:梅のよい香り。くせのない味。梅の酸味が心地よい。フルーティー。
私:軽いかおり。花のようなやさしい香り。


果糖を使ったものは一番梅酒らしい味で、でもすっきりした甘さなのです。
黒糖を使ったものは、果糖に比べて甘さを少なく感じるのか、酸味が強く感じられました。でも黒糖の力強い味が楽しめます。熟成も楽しみ!
ブランデーは私にとっては意外なおいしさ。ブランデーと酸味の強い梅ってあわないのでは、という先入観があったのですが覆されました。考えてみたら、甘酸っぱいレーズンをブランデーに漬けたものはおいしいですものね。
今回香りが印象深かったのが菊之露で漬けたものです。
花のような不思議なやさしい香り。菊之露の特徴なのかしら。菊の露を買ってこなくては!


私はこれまでホワイトリカーと氷砂糖という一番普通のやり方でしか漬けてこなくって、梅酒ってなんだかあんまり減らないなあ、と思っていたのですが、お酒、お砂糖をきちんとしたものにすればこんなにおいしくなるのでびっくりでした。
研究不足でした。
来年はこれを参考にさせて頂いて、自分でも工夫したいと思います。

こだわりがある方の作品を頂くと、本当に勉強になります。michiさま、すばらしくおいしい、そして貴重なものを本当にありがとうございました。
コメント (4)
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