介護はイヤだ

両親への積極的な介護をしていなかった(両親は平成24年度に相次いで死亡)、ダメな子供の戯言を書いています。

失礼な人。そして有り難い人

2014-03-24 18:57:12 | 日記
プログの更新をサボっていた期間中に起きた事なのですが、人の性格と言うものは治らないものなんですね。

某日、勤務中に「だぁれだ~」と変んな内線電話が入りました。
どこかで聞いた声なんだけど・・・思い出せない。
なかなか名前が出てこないので、先方が名乗ってきましたが、前社長(親会社に戻って、現在は代表権付きの取締役)!

「元気でやっているか」と聞いてきたので、『はい、元気にやっております』と返答。
その次からが『あんた、何様なの!』と言いたくなるようなダメダメな会話[脚色している心算はありません]。
 「ご両親は未だ生きているのか?」
   ↓(未だ生きているのかって、どういう意味なの?)
 『1年前に相次いで死亡しました』
   ↓(親会社の人事には連絡しているけど、元部下の慶弔情報は見ていないの?)
 「そりゃ~よかったな」
   ↓(この人、まともな会話できるの?)
 『・・・(無言)』
   ↓
 「面倒な人間が居なくなったから、やっとまともに仕事に専念できる」
   ↓(アナタに下に付いた時から可笑しくなっただけです)
   ↓(母が急病でも信じなかったけど、今でも信じていないんですか?)
 『そうですね。天涯孤独になったので気兼ね無く徹夜も出来ます。』
 [以下、割愛]
まったく持って失礼な言動をする人は、人の不幸に対しても関係なく失礼極まりないのですね。もしかして、こんな人だからこそ、人事担当役員を経て、代表権付きの取締役(社長では有りません)になれたのかな?


そこで思い出すのが、8ヶ月ほど前に読んだ有る記事に載っていた「遺族が傷つく言葉」。
※リストは毎日新聞2013/7/28朝刊[http://mainichi.jp/shimen/news/20130728ddm041040063000c.html]よりコピペ。
※【】内は私のコメント

◇遺族が傷つく言葉
 (回答が多かった順)
(1)興味本位のせんさく
 「一緒に住んでいたのに(病気に)気づかなかったの?」
   【今でも、「何であの日は寝てしまったのだ」「どうして母屋に来た段階で異常に気づかなかったんだ」と言う気持ちがぶり返します】
 「がん家系なの?」
 「健康診断は受けていたの?」
(2)無理して頑張っていることに気づかない言葉
 「意外に元気ですね」
   【立ち止まっていますよ。でも、葬式や法事をしなければダメだと思うから皆さんをお呼びして明るく振舞っているんです】
 「もうそんなことができるくらいになった(悲しみが癒えた)のね」
   【1年ではマダマダ癒えていませんよ。今でも布団の中で「今すぐ、お迎えが来て欲しいな~」と思う事が多いです】
(3)価値観を押しつけるような言葉
 「もっと大変な人がほかにもいます」
   【これが一番役に立たない励ましでしたね。】
 「つらいのはあなただけじゃない」
   【自分だけだなんて思っていませんが、辛さは人それぞれなんです。】
(4)死別による「よい面」を強調する励まし
 「自由になったね」
   【心に大きな穴が開いてしまったので、本音を言えば何もする気にもなれません】
 「旅行にも行けますよ」
   【旅行には行っていませんが、「両親もここに連れてきたかった」「あの時は元気だった」と思ってしまいそうです】
(5)金銭面の質問
 「保険金はもらえた?」
 「遺族年金はいくらぐらい?」
   【勉強不足ですね。全員が全員もらえるわけではありません。】
 「生活費はどうしているの?」
   【だったら、生活費として使えるように「香典」置いていけよ】

このリストは、ガンで家族をなくした遺族の方が、回りからかけられたどんな言葉で傷ついたかを調べたものなので、私の場合には該当しない部分が多々ありますが、これらに近い言葉は確かに傷つきましたね。

逆に嬉しかったのは
 ・黙って肩を叩いて励ましてくれた。
 ・母の死後、ご近所のスーパーでやっと話す機会に恵まれた90歳になる顔馴染みのお婆さんが「あんたはよくやったよ」と泣いてくれた(ご自身も家族を全て失っており、更に子宮がんで入院していた)。
 ・食事がママならないのではないかと何度も食材を届けてくれり、休日には忙しいのに態々食事に誘いに来てくれる。
 ・何かにつけて墓参りに来てくれる。
こんなところですね。
  


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