介護はイヤだ

両親への積極的な介護をしていなかった(両親は平成24年度に相次いで死亡)、ダメな子供の戯言を書いています。

新盆

2012-08-16 18:25:05 | 日記

今年は曜日の関係で、11日~15日までが夏季休暇。
ということで、今日から仕事です。
私の住んでいる町では8月13日[迎え火]~15日[送り火]がお盆なので、夏季休暇=「お盆休み」と考えれば何も支障は無いのですが、東京から地方(東北、中国・四国)へ帰省している社員にとっては不満があるようで、今年に限って『地方の風習だから』と言う理由を人事部長(兵庫県民)が承認したので、社員及び派遣社員の過半数は17日まで(土日は休みなので実質19日まで)有給休暇中。そして本日、休みを取っていない男性社員のうち何名かは社長が企画した接待ゴルフで不在。
日ごろから「忙しくって他部門へ渡す仕事を納期までに終了させるのは苦労しています」と言っている部署は派遣社員1名(都内在住)だけとなっておりますが、これで仕事が回ると言うのだから、歴代の人事部長はどうしてあの部署だけ増員を考えているのかが不思議で仕方有りません。

また、愚痴が先行してしまいました。

結果から。
この5日間、父のところへはいけませんでした。

8/11(土)
 天気予報では高い確率で雨となっており空模様もおかしかったので、母は出かける気がゼロ(この日は雨は降りませんでした)。
 それでいて、お盆の支度をするために「最初に花屋に寄って、花とマコモとオガラ。牛と馬があればそこで買って・・・スーパーでキュウリとナスを買って牛と馬を作って(ダブってますよ~)、迎えの団子は白玉粉で・・・」とぶつくさ言っておりますので、私が代わりに買い物してこようと言うと、自分の思っている物(特に花)を買ってくるのかが心配なので嫌だと。
 結局、二人して「早く雨が降って、青空にならないかね~」と空模様を見ながら1日を無駄に過ごしてしまいました。


8/12(日)
 いよいよ明日に迫ったお盆。少し西寄りの風が強かったのですが、買い物をするために9時30分に家を出ました。この時点で私は不満が発生。だって毎回のことですが、訪れるスーパーの商品がそろうのは10時過ぎですし、今回寄るであろう花屋も10時開店。ですら10時に家を出ると言ったのは母の方。それなのに、「早く出かけないとダメだからサッサと支度して」と私を急き立てる。その上、どれだけの荷物を積む心算なのか、ビニール袋を5枚と荷縄まで用意しています。
 荷縄のことは知らんぷりして、いつものように母を自転車の後ろに載せて『お父さんのところへ寄るよね』と尋ねると、「せわしないから、寄らない」との返事。その上、昨日つぶやいていた花屋には寄らなくていいとの事。
 いつものスーパーに到着すると、予想通り商品の搬入で出入り口前は大混雑しており、店内には商品がガラガラ。そんな状態に文句を言いながら母はカートに思いついたものを片っ端から詰め込んで約1万円のお買い物。レジに進むと脇(出入り口のすぐ目の前)にマコモなどのセットが1組だけあるのを見つけて、私に持ってこさせて(それはいいのですが)急いでカートに載せたので、買い物が1箇所で完了して母はご満悦。
 でもね~だんだんと週末の買い物の量が増えてきていますし、買っている物は殆どが食品でありホボ固定化しております、ですから、毎日、私が最寄り駅から電話を入れた際に言ってくれれば買う事が可能です。昨日今日になって急に切れたのであれば仕方ありませんが、これでは態々電話を入れる意味が無いので頭に来てしまい、母の思惑に反して、自転車の前かごに無理やり物を詰め込み、いつものようにかごに乗らなかった商品をつめたビニール袋を2個、ハンドルの左右にぶら下げて母がスーパーから出てくる(利尿剤を飲んでいるので、スーパーのトイレを毎回利用している)を待っておりました。
 スーパーから出て来た母の「何でダンボール箱を使わないの」の一言に、出掛けから少しずつ積もってきた私の不満が爆発して『最初から前かごに載らないほど買う心算だったの?だったら毎日公衆電話から電話してまで買う物を聞いているのは電話代が無駄だから、二度と電話なんかしないからね』と他人が居る場所で文句を言ってしまいました。
 家に着いてもイライラが収まらないので、母が頼んでくる仕事はせずに、黙ってお盆の準備作業等をしてしまいました。
 後で考えると、母の大量購入は老化現象による記憶力の低下によるためではないかと思うのです。

8/13(月)
 17日の朝に完了させなければならない仕事が終わらないので、ほぼいつもどおりに起きて朝食を済ませて会社へ。
 ほかにも積み残している仕事(給料計算[17日まで]、20日付の振込み手配と短期資金繰り[18日AMまで]等など)は有りますが、嫌々仕事をしていたのでとりあえずの目処がついた15時に仕事は終わり。
 その後、多分20年ぶりに東京駅地下街にある「香十」【http://www.koju.co.jp/】と言う店に寄りました。目的は回向(妹の33回忌)もまともに行えない不信心を詫びる意味も含めてお線香の購入。女性店員に『お線香を買いたいのだけど。昔、こちらで買ったのだけど商品名を忘れてしまいました。確か白檀のお線香だったとおもうのだけど』と話しかけると、5種類の商品を出して匂いを嗅がせてくれましたが・・・店舗が縮小しており、以前よりも香りが充満しておりますので、嗅ぎ分けがうまく出来ません。なんとなくこれだったかな~と言う物を買う事にいたしました。これは信じない方からすれば世迷い事でしょうが、「香十」の手提げ袋から微かに香る匂いは、ご先祖様たちが私の近くに来られたサインのように感じられ、帰りの電車の中ではとても気分が良かったです。
 昨日は二度と電話をしないといったのに、いつもの癖で、最寄り駅に着くと母に電話を入れてしまいました。電話に出た母は「朝からの強風で家の中が砂埃だらけになっており、掃除をしていたから何も出来ない」というので、話は帰ってから聞けばよいと思い、線香を買った旨と以前から頼まれている掃除用具をこれから買って帰る旨を述べて電話を切り、帰宅。
 家に着くと母が部屋の真ん中で横になっており、「廊下が終わらないの」と言って呆然としていたので、母の脇に鎮座している掃除機で改めて家の掃除。その間に母は私が買ってきたお線香の香りをかいでご満悦の様子ですが、箱をよくみたら「日本香堂」様の商品。別に「日本香堂」様の商品が悪いという訳ではありませんし、実際に使いましたが仄かに香りが漂い満足しておりますが、約20年前に買ったのは「香十」様のオリジナル品だったと記憶しているので、もしかしたらサンプルとして付けてくれた『井泉』【http://www.koju.co.jp/shop/products/detail.php?product_id=645】だったのかもしれません。店員さん、いい加減な選択をしてごめんなさい。


8/14(火)
 早朝の墓参りで23年ぶりの金星食が見られると3時前に起きたら曇天で見る事が出来ませんでした。
 昔は「暗い内に墓参りに出かけないと恥ずかしい」「こちらの人たちは何で6時過ぎても墓参りに行かないのか理解できない」と言っていた母ですが、数年前からは足元があぶないので4時を過ぎないと墓参りに行こうとしません。ですので、わたしは1時間チョットの二度寝を敢行。と言うことで今年も4時過ぎに家を出て墓参りに行ったのですが、誰かが念入りに墓掃除【注】をしてくれており、お墓用の香炉も新しい物が設置されていました。未だ確認していない心当たりは2箇所ありますが、勝手に墓地をいじられて母は不気味がっております。
 夏休み前に立てた予定では今日も朝から会社に行く心算でしたが、本日はご住職が来られますし、一時的に強いにわか雨が降り始めても居りましたので、一先ず午前中は家にいることしました。『今日は火曜日だからヘルパーさんが来るの?』「お盆だから来ないんじゃないの?」なんて会話をしていたら、ヘルパーさんが10時チョット過ぎに来てくれましたので、私は邪魔にならないように自分の部屋[別宅]に移動。ウトウトしていると、リンの鳴る音がするので母屋に戻るとご住職が来られていたので、慌てて後ろに座る事になってしまいました。
 午後はだるいので、昼食後は午睡。
【注】
 町会からの回覧板では7日に「各家から人手を出して墓掃除」となっておりましたが、我が家は無理なので5日に墓掃除(草むしり)をしております。
 今年は除草剤の購入を忘れたので、7日に誰かが草むしりをしてくれたとしても1週間も経てば多少は草が生えるのですが・・・まるで昨日、草を取ったかのようにきれいです。

8/15(水)
 昨日、会社に行かなかったので『今日こそは』と思って、朝4時に起きたのですが・・・ご近所(自宅から徒歩2分。先方の地所を通れば徒歩1分)が新盆で、午後5時には先方宅を訪ねなければならないことを考えると、出かけるだけ疲れてしまうのでまたまた家でゴロゴロする事に。
 午後4時30分になると出かける準備を整え、過去の失敗(お呼ばれされた時間5分前に着いてみたら、私が一番最後)から午後4時45分頃に先方宅を訪れると・・・私が一番乗り。所在無く待ちながら、用意されている席の数を大まかに目で数えてみたら、6名用の長テーブルが8卓で、座布団が4人分の箇所もあるので40席強。5時チョット前になってやっと2名到着したので私を含めた3名で焼香を済ませて腰を下ろしたら、バラバラと町内の人がやってきました。
 町会の風習で、とにかく料理が大量に出て来るわ、1テーブル毎に瓶ビール1ダースと日本酒1升がノルマだわで、午後8時近くまで飲み会。私は父が大酒のみである事と、なまじ家がすぐ近くだから、ノンアルコール(麦茶やウーロン茶)は認めてもらえないので、もっぱらビール消化係。午後7時には私の幼馴染や年下連中[婿様を含む]は完全に出来上がっており、私に日本酒を飲むように強要。最初は回りも理解を示していたので断れましたが、最後はしらふの人間が私のグラスに日本酒を注ぐ始末。
 やっと午後8時チョット前に墓参りに向かう事となったけれど、「私の靴がない」と騒ぐ人が数名。どうにか靴の件が収まったけれど、なかなか歩きださないので庭先で待っていると、出来上がった一人(町内の葬儀では何度も顔を合わせている、どこかの家の婿さん。)が私の横に来て「なにをもっていけばいいんですかね~」と聞くから『塔婆、提灯1張り、線香の3点セット』と答えたら、「お線香ですよね。そうそう、お線香。大丈夫ですよね」と完全に出来上がっている状態。何とか歩き始めると、田舎道なので道中の後半は街灯が無く、ギャースカと騒ぐ子供と酔っ払い[地元育ち]が大量発生。墓参りの後には風習で新盆の家はお寺に必ず行かなければならないので移動を開始しようとすると、この町内で生まれ育ち現在も住んでいる者を含めて数名が「どこにいくの」と理解していない。わが幼馴染に至っては、「おれ、こんな道しらねえ~よ」と言う始末。私が『お祭りでみこしを担いでこの道を何度も歩いているでしょう』と言っても知らぬ存ぜぬ。
 お寺に着いたら着いたで、焼香を済ませて外に出るのが決まり毎なのに、堂内で座り込んでしまいなかなか焼香が終わらない。
 施主が婿さんだから勝手が判らないのは仕方ないけれど、実質取り仕切っていたのは長老連の一人なのだから、もう少し手際よく出来たはずなのに・・・何れは我が家でも新盆は行わなければならないので、いい教訓を得ました(それまで覚えていられればですが)。



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