介護はイヤだ

両親への積極的な介護をしていなかった(両親は平成24年度に相次いで死亡)、ダメな子供の戯言を書いています。

16日の出来事-その1(呼び出しから)

2012-10-22 12:21:24 | 日記
暫らくの間、父の葬儀までのことを小出しに書いていきます。

午前10時
 先週書きましたように病院より
  『痰を培養したら悪い菌がたくさん出ている(注)ので、病室を移しました。
   今日と明日は先生が居ないので、先生の指示に従がった点滴を行っています。
   状況を説明したいので今日は何時になっても構いませんから
   一度、病院に来てください』
 というような内容の呼び出しの電話が入る。
[注] 電話で聞いた時点では「菌が検出された」と言う意味に聞こえたが、どうも「菌を排出していて、院内感染の感染源になる」と言う意味ではなかったのかと考える。

午後0時20分
 悠長に昼食を取っていると、社長から早く向かえと急かされたので、病院へ向かうことにする。
 同僚には「病院から電話が入ったら、2時台の循環バスに乗れるように出ている」というようにお願いしておいた。

午後0時45分頃
 地下鉄の大手町に到着。
 病院が出している循環バスの時刻表と、乗った電車の到着予想時刻を見比べたら、当初予定していたM駅の3つ先まで行った方が病院へは早く着けそう。M駅からK駅までの所要時間が約10分なので、取りあえず電車に乗ってから降りる駅を判断することに。

午後13時30分頃
 M駅に到着。K駅まで乗車することにする。

午後13時40分頃
 K駅に到着。
 前回病院から戻る時に使った路線バスはK駅が終点だったので、そのときに降りたロータリーへ向かう。

午後13時50分~
 病院の循環バスが到着予定時刻になっても来ない!
 乗って来た電車の折り返しが14:00だったと思うので、M駅まで戻れば当初予定したバスに乗車可能だけど・・・先ほどから少し先に病院の前を通る路線バスが止まっているので、路線バスで向かうことにした。私が乗車するとすぐに発車したから、躊躇していたら路線バスにも循環バスにも載れないという最悪の状態になる可能性があったと思う。
 路線バスに乗ってから気付いたけれど、M駅には反対側にもロータリーが有り、普通に考えればそちらからの方が病院に行き易い。

午後14時10分ごろ??
 病院に到着。直接、病棟に上がり、ナースセンターに声を掛けると師長が隔離病室に案内してくれる。滅菌した帽子・マスク・手袋・服・シューズカバーをつけさせられたのはこれが多分初めて。
 父は酸素マスクを当てており、呼吸が苦しそう。師長が声を掛けると反応したので、「先ほどまでは何も反応が無かったのだけど、反応が返ってきたから安心ですね。血圧も50だったのが80に上がっていますよ」と状況を説明してくれた。このときに、先ほど書いたように「排菌状態だから隔離した」のだと気付き師長に母の病状を説明したら、この部屋から一般病室へ移るまでは面会に来ない方が良いとのアドバイスを受ける。
 当初の電話で「ご家族の方が揃って」と言っていたことから、『母が来られないのだったら、父の妹達や甥・姪を呼んでだ方がいいの?』と思い至り、師長に『家族と言っても私と母の二人だけですから・・・母が来られないのだったら、叔母とかを呼んでもいいですか?でも、いっぺんにきても入室できませんし・・・急がなくても大丈夫ですよね』というような事を言ったら、師長からは積極的な回答は貰えなかったが、来ても面会が難しいという点だけは同意してくれた。
 別れ際に『先生の丁寧な説明は理解できた心算ですが、結局父の病気は「肺炎」と「軽度の腎不全」ですか?』と師長に問いかけると、「その通りです」との返事を貰う。

午後2時25分~
 病院の循環バス(M駅方面)が出るまでの間に、念のために自宅に電話を入れてみると、母が定期検査から戻っていた。手早く説明をして、父が入所している施設には16時頃に説明に行く旨を伝えるように母へ依頼。
 M駅に到着。思っていた通り、私が待っていたのと逆のロータリー。
 電車の出発までに10分弱有ったので、会社に『父、無事』と連絡を入れる。

午後4時ごろ
 施設に到着。碇さんが不在で、看護士の資格を持つ女性職員が話を聞いてくれた。女性職員によると、父が出している悪い菌とは「黄色ブドウ球菌」ではないかとの事だった。
 施設を後にして家を目指してトボトボ歩いていると、町会の人数名と行き違うが、簡単な挨拶だけで込み入った話はしなかった。
 自宅のすぐ近くに住む従兄の嫁には父の状態を告げたが、親戚に連絡する程ではないと病院は考えている様だと言っておいた。