ホント何年かに一度ぐらい「感動した~。」一本でしたよ~。
(たぶんに、己が病んでいるから、かもしれないが。)
①まず、ギトギトなCG演出。
しつこい、という意見もあるようだけど、あれはゼッタイに必要!!
あの仕掛けがないと、「松子は泣きっ面に蜂でかわいそうなのよ。」
で終わってしまう。
あのギトギトCDで松子の心象を描くことで
松子に対する悲惨感が(オイラは)ほとんど皆無になり、
喜劇の中でのメッセージとして、素直に受け止められた。
(よって感動するのだ!)
②映画のオマージュ(?)
この映画って、原作物なんだけど、
「ダンサーインザダーク」と「フォレストガンプ」の手法を使って、
しかもテーマは同じだけど、
別なメッセージをこめているところが面白かった。
「ダンサーインザダーク」は、
DVでの(意図的に)不味い撮り方をして現実を映し出し、
セルマ(ビョーク)の妄想に入ると、
ミュージカルになるは、人間は人工的な動きになるは、画面が明るくなるはで、
明るい場面を作り出していた。
「松子」の場合、現実世界は、ま、ただの暗い絵なんだけど、
妄想に入ると、蝶は飛ぶは、歯は光るは、月になるは、
ギトギトCGのオンパレード。
そんでもって、ホンちゃんの役者さんが凹むほど、
主人公が不幸であり、演技指導がキツイところも同じ。
でも、「ダンサー」は「意味のある死」を肯定しているのに対し、
「松子」は「無意味でも生」というメッセージがあり、
この2つのアンビバレンスな回答の2つに心動かされる、
わからんちんな私なのでした・・・。
③「フォレストガンプ」
この映画は、フォレストガンプの手法にも手を出している。
過去の映像を組合わせることで、時の流れを表現する。
「フォレストガンプ」だと、「なるようになるさ。」という話で、
トントン拍子で幸せになっていくのだけど、
「松子」は其の逆。
「うまくいかんモノは、うまくイカン。」
でも、「生きることが大切なんだよ。」う~ん、なるほど~。
とにかく、「生きることだけでも、十分幸せ」
でも、「家族や愛に恵まれて生きることは、もっと幸せ。」という、
メッセージが、ストレートにビンビン伝わってきた映画。
ちょっと、家族関連にトラウマのある僕にとっては、
勇気付けられていると同時に、氷の刃を持たされた気分でもあり、
映画館では、涙を湛えて拝見していました。。。
長い映画だけど、特に疲れている人にぜひ見てほしい1本です!!
(たぶんに、己が病んでいるから、かもしれないが。)
①まず、ギトギトなCG演出。
しつこい、という意見もあるようだけど、あれはゼッタイに必要!!
あの仕掛けがないと、「松子は泣きっ面に蜂でかわいそうなのよ。」
で終わってしまう。
あのギトギトCDで松子の心象を描くことで
松子に対する悲惨感が(オイラは)ほとんど皆無になり、
喜劇の中でのメッセージとして、素直に受け止められた。
(よって感動するのだ!)
②映画のオマージュ(?)
この映画って、原作物なんだけど、
「ダンサーインザダーク」と「フォレストガンプ」の手法を使って、
しかもテーマは同じだけど、
別なメッセージをこめているところが面白かった。
「ダンサーインザダーク」は、
DVでの(意図的に)不味い撮り方をして現実を映し出し、
セルマ(ビョーク)の妄想に入ると、
ミュージカルになるは、人間は人工的な動きになるは、画面が明るくなるはで、
明るい場面を作り出していた。
「松子」の場合、現実世界は、ま、ただの暗い絵なんだけど、
妄想に入ると、蝶は飛ぶは、歯は光るは、月になるは、
ギトギトCGのオンパレード。
そんでもって、ホンちゃんの役者さんが凹むほど、
主人公が不幸であり、演技指導がキツイところも同じ。
でも、「ダンサー」は「意味のある死」を肯定しているのに対し、
「松子」は「無意味でも生」というメッセージがあり、
この2つのアンビバレンスな回答の2つに心動かされる、
わからんちんな私なのでした・・・。
③「フォレストガンプ」
この映画は、フォレストガンプの手法にも手を出している。
過去の映像を組合わせることで、時の流れを表現する。
「フォレストガンプ」だと、「なるようになるさ。」という話で、
トントン拍子で幸せになっていくのだけど、
「松子」は其の逆。
「うまくいかんモノは、うまくイカン。」
でも、「生きることが大切なんだよ。」う~ん、なるほど~。
とにかく、「生きることだけでも、十分幸せ」
でも、「家族や愛に恵まれて生きることは、もっと幸せ。」という、
メッセージが、ストレートにビンビン伝わってきた映画。
ちょっと、家族関連にトラウマのある僕にとっては、
勇気付けられていると同時に、氷の刃を持たされた気分でもあり、
映画館では、涙を湛えて拝見していました。。。
長い映画だけど、特に疲れている人にぜひ見てほしい1本です!!