逆手に取る戦略

2006年度のエネルギー白書について書こうと思いましたが、それはまた次にします。

連日マスコミでは安部総理辞めろキャンペーンがはられています。それを逆手に取った戦略でしょうか、40人台を下回ったら総理辞任のシナリオが事前にあったという情報が出てきました。

その会合には幹事長、元総理、参議院会長が出ていたといいます。いったい誰がこの情報をマスコミにリークしたのでしょうか？安部総理周辺からでしょうか、それとも反安部側からでしょうか。

人事は事前に漏れるとつぶされるといいます。ですからつぶしたい人事は事前に意図的にリークするというのが自民党の常道です。

この理屈から行けば、惨敗ならば安部総理辞任のシナリオがあったという情報リークは、人事が事前に漏れているとも解釈できます。ご丁寧にも次の総理は福田さんということまで公に言われています。人事が事前に漏れるとつぶる。

次は福田さんという情報が漏れれば福田さんの人事はつぶされる。となれば安部総理辞任もなくなる、と考えた総理周辺が盛んにこの情報をリークし煽っていると考えるのが普通です。

人事は事前に漏れるとつぶされる。それゆえ、小泉首相の人事は天才的でした。

でもつぶされるのはこれから就任する人の人事です。辞める人、辞めろといわれている人の人事はつぶれることはありません。福田さんがだめでもほかにいくらでも総理候補はいるはずです。総裁選に立候補した人から選べばいいのですから。