化学系エンジニアの独り言

時の話題や記事の備忘録

風力発電

2006-02-15 | 再生可能E
トリノオリンピックの選手はがんばっているのだろうが、あまりにマスコミが事前に騒ぎすぎたのでメダルゼロに、マスコミ報道もどーんダウンしている。日本だけでなく、世界の一流選手の活躍を解説して欲しいもんだ。

それにしてもJR北海道はダルビッシュなんぞをポスターに起用せずに、自社のクロカン女子選手を起用すればいいのにと思うのは小生だけでしょうか!

さて米大統領の演説が風力発電を後押しているようだ。

全然関係ないが日本語では風力発電や太陽光発電を含めて自然エネルギーという言い方をするが、英語ではrenewable energyという。自然という言葉からはRenewableという単語は想像できない。Renewableの日本語訳は再生可能ということになる。英語の言い方はEnergyに主体があり、それがどういう類のEnergyかという観点からバイオマスから得るものも含めてRenewableと表現するのだろう。日本語の自然エネルギーといったとき、バイオマスから得る例えばエタノールなどは想像できない。バイオマスを意識した時に再生可能という表現が生きてくるのだろう。

GE社は風車製造会社の一つであるが、エネルギーファイナンス部門も持ちalternative energyに積極的に事業を展開している。この部門は6.3b$の売り上げだそうだが、今後とも伸びが期待でき5年以内には10b$を超えると期待している。この中には4年前にあのエンロン社から買収した風力部門も含まれている。
装置を作っているといろいろな情報がキャッチできFinance事業とは相乗効果があるそうである。

JPモルガンチェースは風力発電分野に250m$の投資をしている。
NPO法人の調査では昨年はrenewable energyプロジェクトに投資に全米で7b$の投資がなされており、今後とも25%の伸びを示すとのことである。中でも風力発電が最も信頼性があり、効率も向上しているとしている。太陽光は慢性的なシリコンの不足により伸びが抑えられ、下水汚泥等のメタン発酵にWall street moneyは興味がないようである。
これに対して、大統領演説で名前が挙がったバイオエタノールには興味がもたれるだろう。

そういえば昨日のTV東京の番組でサトウキビからエタノールを製造するプロジェクトをやっていた。E3ガソリンの給油機にはビール会社のロゴが大きく入っており、ビールが出てくるのかと勘違いしそうであった。