みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

鳴門・高松旅行記・33 (浅っ!)

2005年11月20日 22時16分07秒 | 日常のあれこれ
ちょうどお昼どきに高速バスに乗っていたせいで食事ができず、少し遅いお昼ご飯になってしまいました。友達は一人でビールを飲んでいます。今は午後3時ですが、お茶じゃなくてビールを飲んでいます。

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このちらしずし、上品な味でおいしいのですが、見た目のお重の深さに反して中はかなり浅くなっています。

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ほら、箸がここまでしか届かないの。浅っ! 運ばれてきた直後は底が見えず、もっとお重が深いと思って箸をご飯に勢いよく挿してしまい、カツンと大きな音がしてお重の底にはね返されちゃったくらい。

友達は相変わらずビールをぐびぐび。



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鳴門・高松旅行記・32 (讃岐のため池)

2005年11月19日 22時27分38秒 | 気ままにお出かけ
今回、高松から大阪までの移動に利用する高速バスは「さぬきエクスプレス大阪」号です。

tabi0164.jpg: 高速バス「さぬきエクスプレス大阪」号

車体には、高松の新しいシンボルとなったサンポート高松の近代的な姿が、すくっと立ったシンボルタワーを中心に色鮮やかに描かれています。

これから高松を出発して、大阪の友達に会ってから家に帰ります。旅も最終日を迎えましたが、まだ友達に会う楽しみがあります。

バスが高速道路に入ってしばらくすると、雨が降り出してきました。

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バスの車窓から瀬戸内海の島々を望めますが、せっかくの景色も雨に霞んでしまっています。今回の四国旅行は最初から最後まで雨と隣り合わせの旅でした。

非常電話の置かれた停車帯にバイクを止めてカッパを着込むライダーの姿があっちにもこっちにも見られます。

でもね、高速バスの停留所にバイクを止めちゃダメだよ。高速バスの停留所は1車線分広くなっていて、そこにバスの車体が完全に入って止まれば、走行車線を猛スピードで飛ばす他の車を邪魔することはありません。でも、停留所にバイクを止めてカッパなんか着込んでると、バスの車体の一部が走行車線にはみ出す形で停車せざるを得ないので、バスにとっても後続車にとっても大変危険です。せめて非常停車帯に止めようね。

中学校で地理の時間に、讃岐の地は昔から雨が少なく、農業用の水が不足していたことから、農民がため池に水をためるようになったと教わりました。

確かに、高速道路沿いにため池の多いこと多いこと。

tabi0154.jpg: 讃岐のため池 tabi0155.jpg: 讃岐のため池

tabi0156.jpg: 讃岐のため池 tabi0157.jpg: 讃岐のため池

tabi0158.jpg: 讃岐のため池 tabi0159.jpg: 讃岐のため池

大きなため池、小さなため池、あっちにもこっちにも、たくさんあります。

鳴門に近づくにつれ、だんだん山の斜面が急になってきました。

tabi0160.jpg: 段々畑

山間の急な斜面にも段々畑が開かれています。昔の人が農地を切り開いた努力の一端がしのばれます。

tabi0161.jpg: 段々畑 tabi0162.jpg: 讃岐の山あいの農地

畑の緑は青々としています。この地での農業は決して楽ではないでしょうが、豊かな恵みが得られるすばらしい土地です。

小鳴門橋を渡り、大鳴門橋を渡り、淡路島に入りました。

tabi0163.jpg: 淡路島の漁港

四国ともお別れ。



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鳴門・高松旅行記・31 (高松駅前の夜景)

2005年11月18日 23時19分40秒 | 光と空間
高松港に停泊している大きな船を横目に見ながら、香川レインボー映画祭の会場に向かいます。

てくてくてく……

高松港から道路を挟んだ側に、人の背丈ほどもある大きないかりが鎮座していました。

tabi0148.jpg: 宇高連絡船讃岐丸の錨

いかりは、四国と本州を結ぶ海の玄関口として発展してきた高松の歴史をにじませて、静かに船の往来を見守っています。宇高連絡船讃岐丸のいかりだそうです。この大きな鉄の塊で船を止めるのね。いかりが大きければ鎖も太い。布団ばさみほどもある大きな輪を連ねて造られています。

映画祭の会場に行くと、パンフレットが入った袋を手渡されました。袋の中にはオフィシャルグッズも。

tabi0149.jpg: レインボー映画祭オフィシャルグッズのうちわ tabi0150.jpg: レインボー映画祭オフィシャルグッズのうちわ

オフィシャルグッズと呼ぶような大げさなものではないのでしょうけど、渡された袋にはうちわが入っていました。うちわは、レインボー映画祭を象徴して虹を模した赤から紫までの帯で彩られています。裏側のイラストは、ランニングシャツ姿のマッチョな男性。

tabi0150_2.jpg: レインボー映画祭オフィシャルグッズのうちわに描かれた男性の顔のアップ

イラストに描かれた男性の目元は柔らかく優しげで、口元には穏やかで幸せそうな笑みが浮かんでいます。

このマッチョな男性のイラストは児雷也さんの作。何だかパワーのある絵だな~と思って調べてみたら、Webサイトを見つけました。プロフィールから察するに、ゲイの漫画家のようです。なるほど、それでレインボー映画祭のグッズにこのイラストが出てきたのね。イラストはどれも表情豊かで、今にも動き出しそう。私はゲイではないので、そこから先は遠慮しときます。

映画は4本見てきました。どれもアマチュアが制作した映画です。作品はピンキリ。見てる私が恥ずかしくなっちゃうような映画から、映像専攻の学生が卒業制作として制作した映画までいろいろありました。卒業制作の映画は演技もしっかりしてて、ちゃんと見れます。もう少し時間に余裕があれば突っ込んだ脚本が作れただろうな、と思わせる出来でした。あまり映像作品に造詣のない私は、楽しいか楽しくないか、作品に引き込まれるかどうか、といった次元でしか見れませんでした。ごめんね。

楽しければいいのだ! ヾ(≧∇≦)〃 (←開き直ってる)

会場を出ると、外はすっかり暗くなっていました。

tabi0151.jpg: 夜のサンポート高松エスカレーター棟

サンポート高松のエスカレーター棟が、同心円状の骨格に光を閉じ込めて、灯ろうのように夜空に伸びています。

tabi0152.jpg: 夜のJR高松駅

JR高松駅はドーム型の屋根で覆われ、正面は全面ガラス張りになっています。ドーム天井に並んだ照明がビル4階分に相当しそうな高さの吹き抜けを黄色く染め上げ、ガラス張りになったエントランスを一枚のスクリーンに仕立て上げています。

ずいぶん夜も遅くなっちゃった。明日も朝早く起きなきゃいけないから、急いでホテルに帰って寝ましょ。



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(11月19日追加) うちわのイラストを描いた児雷也さんのWebサイトへのリンクを追加しました。
(11月23日追加) うちわに描かれた男性の表情がよく見えるように、拡大した画像を追加しました。

鳴門・高松旅行記・30 (高松城の庭園)

2005年11月17日 21時56分31秒 | 草木をめでる
tabi0138.jpg: 玉藻公園。披雲閣の前庭 tabi0137.jpg: 玉藻公園。披雲閣の前庭

玉藻 (たまも) 公園の中には庭園が整備されています。

奥に見える建物は披雲閣。披雲閣は一般に開放されており、申し込めば誰でも茶会などに利用できるようですが、中に入れるのは利用者だけのようで、見学はできませんでした。

tabi0139.jpg: 玉藻公園。披雲閣北東側の庭園

披雲閣の北側には日本庭園が広がっています。お城には賓客も迎え入れたでしょうから、風格ある庭園が整備されているのもうなずけます。

東屋で一休み。

tabi0140.jpg: 玉藻公園。披雲閣北東側の庭園

今日は日差しも暖かく、庭園散策日和です。緑が鮮やかに映えます。

大きく立派な松が枝を広げています。松の枝先にこんもりと茂る葉のかたまりは、毛先チクチク系のぬいぐるみみたい。

roba0000.jpg: 毛先チクチクのロバのぬいぐるみ roba0001.jpg: ロバの鼻先のアップ

このロバさんみたいに短くて硬い毛がびっしり生えてて、毛先がチクチクした感じのぬいぐるみがいるでしょ。松の葉がこんもり固まってると、このチクチク毛先を連想します。

tabi0141.jpg: 玉藻公園。披雲閣北側の庭園

竹垣に囲まれた道をざくざくと歩きます。

tabi0142.jpg: 玉藻公園。披雲閣北側の庭園の石灯籠

大きな石灯籠。

披雲閣の周りには、花が咲いたり実がなったり、色鮮やかな世界が広がっていました。

tabi0143.jpg: 玉藻公園。陳列館の北側に咲いてた彼岸花 tabi0145.jpg: 玉藻公園。披雲閣東側の花

tabi0144.jpg: 玉藻公園、陳列館の北側にて。紫の実も tabi0146.jpg: 玉藻公園。披雲閣北側の庭園にも紫の実が

いっぱい実がなってる~! ヾ(≧∇≦)〃

名前は知りませんが、ころころと丸くかわいい、鮮やかな紫色の実です。



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鳴門・高松旅行記・29 (高松城)

2005年11月16日 23時48分09秒 | 気ままにお出かけ
今日は香川レインボー映画祭が開催される日です。映画の上映は3回に分かれていて、私が観覧する予定のCプログラムは最後の時間帯に当たります。会場のサンポート高松は高松駅のすぐ目の前。サンポート高松のエントランスホールでは、呼び込みの人が映画祭の看板を持って開催をアピールしています。時間前になったらあの人に聞けば分かるね。

とりあえず会場がどこにあるかは確認しました。上映まで時間があるので、せっかくですから近くをゆったり観光してきましょう。

しこしこ歯ごたえの強い讃岐うどんで昼食をとり、高松駅からほど近い玉藻 (たまも) 公園を散策することにします。

玉藻公園は、高松城の跡地を近代になって公園として整備して造られた公園です。

tabi0127.jpg: 玉藻公園。天守閣前の濠

門をくぐってまず目に入るのがお濠 (ほり)。海沿いの城らしく、濠には海水が引き入れられています。

tabi0126.jpg: 玉藻公園。大きな石垣

濠のわきには、高さ3mくらいの石垣が築かれています。大きな石がいくつも積み上げられて、圧倒的な威圧感を放っています。

tabi0128.jpg: 玉藻公園。天守閣跡とシンボルタワー

かつて、この石垣の上には天守閣が建っていましたが、明治になって老朽化を理由に取り壊されてしまい、今は別の建物が建っています。往時のシンボル天守閣の背後に、現代のシンボルとして新しく建てられたサンポート高松のタワーがそびえ立っています。

天守閣跡をぐるっと回って南側へ。

tabi0129.jpg: 玉藻公園。艮櫓

お城の南東側には艮櫓 (うしとらやぐら) が置かれています。辞書で引くと艮は北東側らしいのですが、このやぐらは南東側にあります。公園として整備するときに移築したのかな?

幅の広い砂利道を背の高い松が囲っています。昔は、この道を歩いて門をくぐった人も多いのでしょう。風格のある道を門に向かって進むと、門番のいない現代であっても、これから城内に入るという緊迫感が高まります。

tabi0130.jpg: 玉藻公園。艮櫓から城内への門

艮櫓から城内へ伸びる道の先には、高さ3mはあろうかという大きな門が待ち構えています。やりを持った門番がここに立っていたら本当に怖いです。

tabi0131.jpg: 玉藻公園。月見櫓

天守閣の北東側には月見櫓 (つきみやぐら) が置かれています。

tabi0132.jpg: 玉藻公園。月見櫓

空にそびえる三重の屋根に、居住まいを正した武士のような誇りと緊張感が浮かびます。

先ほど入場した後に下から見上げた天守閣跡に登ってみましょう。

tabi0133.jpg: 玉藻公園。天守閣に続く橋

濠を渡る橋を渡ります。山形の屋根のかかった木の橋に夕日が差し込んで柔らかい雰囲気。

tabi0147.jpg: 玉藻公園。橋から濠を見下ろす

橋から見下ろす濠は、夕日を浴びて少し黄色がかった木々に囲まれています。

tabi0134.jpg: 玉藻公園。橋から天守閣跡を見上げる

橋から見上げる天守閣は高い石垣の上。

鳥居をくぐり、転げ落ちそうなくらいに急な階段を一歩一歩慎重に上ると天守閣です。

tabi0135.jpg: 玉藻公園。天守閣跡から瀬戸内海を望む

天守閣の北側からは瀬戸内海を望むことができます。今はコンクリートの岸壁が張り出し、瀬戸内海を行き交うフェリーが接岸できるようになっています。この地は今も昔も讃岐の玄関口なのでしょう。

高松城は、400年以上も昔からこの地を我が子のように黙って見守り続けてきた父親のような、何者にも動じない強さを内に秘めています。

tabi0136.jpg: 玉藻公園。天守閣跡の霊廟下の木組み

天守閣跡に建てられた霊廟の縁の下には整然と木が組まれています。そこに柔らかい夕日が差し込み、穏やかな影を作っています。

時の流れを肌に感じながら、ベンチでのんびり。



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(11月17日追加) 橋から濠を見下ろした画像を追加しました。画像の点数が多くなったので割愛しようかと思いましたが、やっぱりどうしても放っておけなかった……。