みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

プロのアドバイスを

2010年12月08日 22時17分21秒 | 明日への一歩
ファイナンシャルプランナー (FP) と顧問契約を結びました。

今後は、資産運用についてFPのアドバイスを受けます。

5月にファンドを売却した後は、新規の買い付けは行いませんでした。

何となく相場の波に乗りにくいと感じていましたし、運用資産がある程度の規模になったら、素人 (しろうと) が判断するより、プロのFPにリスク管理を依頼するほうがよいと思ったからです。

FPに相談するまでは、かなり悩みました。

悩んで悩んで、悩みました。

大切な資産の命運を他人にゆだねることが、怖くて怖くて仕方ありませんでした。

法律上、FPはアドバイスをするだけで、そのアドバイスを参考にして私が判断を下すという建前になっています。しかし、現実には投資先や投資額の決定はFPの意見に左右されます。投資先を自分で探し出して研究を重ね、リスクを十分に抑制しつつ必要な収益をあげられるなら、そもそもFPに相談する必要はないのです。そういう意味で、資産の運用方法をFPに相談するということは、資産の命運をゆだねるに等しいと感じています。

5月にファンドを売却した後にFPに相談しようと考えていましたが、結局相談の決心はつきませんでした。

ようやく決心がついたのは、半年後のことです。

FPには、既にポートフォリオ案を作成してもらっています。

怖がりの私のために、リスク (価格変動) を抑えながらも年率7%程度の収益を狙うポートフォリオが提案されました。ミドルリスク資産のウエイトが大きく、全体の6割を占めます。残りはハイリスク資産 (株など) で運用します。もちろん、年収程度の資金を預金などにプールして、生活環境の変化や突然の出費にも備えています。

私は怖がりなんです。

今ある資産を目減りさせることはできないのです。

私の場合、会社に勤めて給料をもらうという選択はできません。

今の会社が行き詰まってしまったら、次に行く場所はもうありません。

普通の人は、資産が多少毀損 (きそん) してしまっても、働けば生活費を稼ぐことができます。

しかし、私の場合は会社勤め自体が困難なのです。

私はもともと男の子の体で生まれましたが、現在は女性として生活しています。いわゆる性同一性障害 (GID) です。戸籍上の名前は変更できましたが、戸籍上の性別は男性のままです。もちろん、年金も健康保険も男性として登録されています。正社員として就職すると、社会保険に加入しなければならず、戸籍上の性別が知られてしまいます。世間にはまだ根強い偏見が残っており、外見上の性別と戸籍上の性別が違うことで周囲との摩擦が起きるでしょうし、上司や同僚が性別のことを理解してくれるとは限りません。

私の場合、会社勤めという選択肢は存在しません。社会保険への加入を避けるにはアルバイトという選択肢もありますが、アルバイトでは十分な生活費を稼ぐことはできません。

何としても資産を守らなければならないのです。あまり大きなリスクは取れません。

しかし、資産を眠らせておくのもまた無駄です。上手に運用すれば、資産が人生を助けてくれます。

今回、FPに相談したことで、十分な収益を見込めるポートフォリオを組むことができました。リーマンショック級の荒波が来ても、損失をポートフォリオ全体の6%以下に抑えられます。もちろんこの損失は一時的なものであり、世界の経済が落ち着くとともに穴埋めされていくはずです。

年7%で複利運用すれば、税金を払っても12~13年で資産が2倍になります。私が年を取る頃には、この資産が私を助けてくれることでしょう。性別という点で社会の中で狭苦しい思いをしましたが、生活に必要なお金は保証されました。大船に乗ったのです。あとは生活を楽しむのみ。小さなことに心を乱されることなく、存分に人生を楽しみましょう。

お金は、心の余裕も生み出してくれました。

運用する資産は、主に私が働いてためたお金です。学生の頃に頑張って勉強したことが、今までの収入につながっています。そして、その能力を授けてくれたのは両親です。

ありがとう。