沖縄での一人暮らし

延べ8年間、沖縄で一人暮らしをしました。歴史・自然・文化を伝えます。

大宜味村 田港(たみなと)

2010-03-03 | やんばる4村(国頭・今帰仁・大宜見・東)
大宜味村を走行していると、「ぶながや」というかキジムナーが描かれた地図を発見。
近くに「展望台」があるらしい。

ちょっと険しい急な坂道を登っていくと、展望台らしき休憩所に出ました。

”らしき”の意味は、下にある木々が成長し過ぎて視界を遮っているから。
でも立地はいいので、周辺をちょっと散策すると、見事な景色が広がっていました。

手前が塩谷湾、遠くに見えるのが奥武島と屋我地島。
なかなかいい眺めです。

さらに、国土地理院の地図を広げると、田港御願の植物群落(史跡名勝天然記念物)が近くにある。
位置関係は、この果樹園の下あたり。

果樹は、たんかんかな。ちょうど収穫している最中でした。
たんかんは、ポンカンとオレンジの自然交配らしい。おいしそうです。

作業している人がいたので、尋ねてみました。
「すみません、ちょっと教えてください。地図で見ると、田港(たこう)の御嶽(うたき)が近くにあるようなのですが、どこですか?」
「たこう?何かの間違いだね。」
「田んぼのたに、みなとですけど。」
「ああ、それは、たみなと(田港)。塩谷湾沿いの集落にある御嶽だよ。」
言われてみれば、ごもっともだった。地図がおかしかった。読み方の間違いはともかく、こんなに道が険しいところに集落の御嶽があるはずがなかった。
「ありがとうございます。」

塩谷湾まで戻って御嶽に行くことも考えたが、もっと気になることがあったのでした。