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フォンテーヌの家  わたしのつぶやき

横浜市南区で趣味の会[フォンテーヌの家」 

種を明かした手品

2013-06-30 22:31:16 | 日記
6月30日 日曜日 晴れ

大きな旅行用のケースを持った二人の女性
向かい合う席に一つずつ空席ありで、それぞれその座席に座る
二人は友人同士のよう。顔を見合わせてにっこり。

一人は赤、もう一人はボタン色の大きめな旅行鞄を足で上手に押さえ
座ると直ぐショルダーバッグを開けて化粧をし始めた。
二人同時に同じ行動を始めたので、年なのでしょう、驚きました。
そしてふと思いました。

化粧と言う文字の「症」は「装い」で、「化」は「化ける」「変わる」の意味だ。
装いを変える、美しく変わる、のような意味とおもう。
美しくなるための過程を、公衆の前で披露して良いのか、

それと同時に、お化粧は誰の為にするの?ナンのためにするの?
次々といろいろな疑問が出て来てしまった。
わたしの目はひたすら赤いスーツケースで止まってしまっていた。
お化粧をして居る人をじっと見るような不作法な事は出来ない。

肌の化粧は終わっているようで、二人とも目の化粧を始めている。
目の化粧などしたことが無いので、興味津々

若いときは化粧をしていなかったし、外でそれも人前での経験は無い。
よい年になって居るが、今でも朝だけ、うっすら化粧は必ずしている
何処かに出掛ける予定が有ろうが無かろうが一日の始めに化粧はする
口紅をつけるとちょっと元気そうになる。

彼女たちは誰の為に何のためにお化粧をするのだろう。
公衆の面前で化粧(化け粧)をしては、種明かしをしてしまっているようなもの
手品師のように、決して種を明かしては駄目なのだと言うことを知らないのでは
そんな事を思いながら携帯カメラを取り出して大きな鞄をパチリ。

美しく装うことを、人前でしてしまっては種を明かした手品のよう、そんな気がする。

           
コメント
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