放射性ヨウ素 2日連続高濃度 NHKニュース
東京電力福島第一原子力発電所周辺の環境調査で、2号機の取水口付近で26日採取した海水の放射性ヨウ素は、国の基準の3300倍で、2日続けて前の日より高くなりました。東京電力では「潮の満ち引きの影響もあると考えられるので、引き続き、注意深くデータを評価していきたい」としています。
東京電力によりますと、福島第一原発の2号機の取水口付近で、26日朝、採取した海水を分析した結果、放射性のヨウ素131が、1cc当たり130ベクレル検出されました。これは国の基準の3300倍に当たる濃度で、調査開始以来最も低い値となった24日の730倍から2日続けて高くなりました。2号機の取水口付近は、「ピット」と呼ばれる施設から高濃度の汚染水が流れ込み、今月2日に基準の750万倍のヨウ素131が検出された場所です。放射性セシウムの濃度は、基準に比べてセシウム134が400倍、セシウム137が280倍で、前の日よりわずかに低下しました。このほか、周辺の海水から検出される放射性物質の濃度は前の日とほとんど変わらず、ヨウ素131の濃度が基準を最も上回ったのは、5号機と6号機の北側30メートル付近で2.2倍でした。また、沖合でこの日行われた7か所の調査ポイントで、濃度が基準に対して高かったのは、沖合3キロではセシウム134が2.8倍、沖合8キロではセシウム134が3倍、沖合15キロではセシウム134が1.4倍でした。一方、30キロ以上沖合の海域6か所で、文部科学省が行った調査では、基準を超える濃度は検出されませんでした。東京電力は「放射性物質の濃度の上昇が見られるが、新たな汚染水の流出が確認できる状況でない。潮の満ち引きの影響もあると考えられるので、引き続き、注意深くデータを評価していきたい」としています。
東京電力福島第一原子力発電所周辺の環境調査で、2号機の取水口付近で26日採取した海水の放射性ヨウ素は、国の基準の3300倍で、2日続けて前の日より高くなりました。東京電力では「潮の満ち引きの影響もあると考えられるので、引き続き、注意深くデータを評価していきたい」としています。
東京電力によりますと、福島第一原発の2号機の取水口付近で、26日朝、採取した海水を分析した結果、放射性のヨウ素131が、1cc当たり130ベクレル検出されました。これは国の基準の3300倍に当たる濃度で、調査開始以来最も低い値となった24日の730倍から2日続けて高くなりました。2号機の取水口付近は、「ピット」と呼ばれる施設から高濃度の汚染水が流れ込み、今月2日に基準の750万倍のヨウ素131が検出された場所です。放射性セシウムの濃度は、基準に比べてセシウム134が400倍、セシウム137が280倍で、前の日よりわずかに低下しました。このほか、周辺の海水から検出される放射性物質の濃度は前の日とほとんど変わらず、ヨウ素131の濃度が基準を最も上回ったのは、5号機と6号機の北側30メートル付近で2.2倍でした。また、沖合でこの日行われた7か所の調査ポイントで、濃度が基準に対して高かったのは、沖合3キロではセシウム134が2.8倍、沖合8キロではセシウム134が3倍、沖合15キロではセシウム134が1.4倍でした。一方、30キロ以上沖合の海域6か所で、文部科学省が行った調査では、基準を超える濃度は検出されませんでした。東京電力は「放射性物質の濃度の上昇が見られるが、新たな汚染水の流出が確認できる状況でない。潮の満ち引きの影響もあると考えられるので、引き続き、注意深くデータを評価していきたい」としています。