IAEA 安全対策強化を確認 NHKニュース
原子力発電の安全性の向上を目指して、IAEA=国際原子力機関で開かれていた国際会議は、11日間にわたる日程を終了し、福島第一原子力発電所の事故を受け、国際社会が一体となって安全対策を強化していくことを確認しました。
オーストリアのウィーンにあるIAEAの本部で今月4日から開かれていた、原子力安全条約会議は、日本など72の国や国際機関の代表が意見を交わし、14日、終了しました。終了後の発表によりますと、会議では、福島第一原発事故について、「原子力の利用において、安全の確保がいかに重要であるのかを明確に示した」という認識で一致しました。そのうえで、自然災害に対処するための原発の設計や、最悪の事態を想定したマニュアルを見直すなど、今後、国際社会が一体となって安全対策を強化していくことを確認しました。さらに会議では、福島第一原発事故の原因を詳しく分析し、再発防止に役立てるため、ことし6月にIAEAが開く閣僚級の国際会議に加えて、来年8月に特別会議を開催することが決まりました。IAEAとしては、原発の安全性の向上と信頼の回復に向けた国際的な取り組みを加速させたい考えです。
原子力発電の安全性の向上を目指して、IAEA=国際原子力機関で開かれていた国際会議は、11日間にわたる日程を終了し、福島第一原子力発電所の事故を受け、国際社会が一体となって安全対策を強化していくことを確認しました。
オーストリアのウィーンにあるIAEAの本部で今月4日から開かれていた、原子力安全条約会議は、日本など72の国や国際機関の代表が意見を交わし、14日、終了しました。終了後の発表によりますと、会議では、福島第一原発事故について、「原子力の利用において、安全の確保がいかに重要であるのかを明確に示した」という認識で一致しました。そのうえで、自然災害に対処するための原発の設計や、最悪の事態を想定したマニュアルを見直すなど、今後、国際社会が一体となって安全対策を強化していくことを確認しました。さらに会議では、福島第一原発事故の原因を詳しく分析し、再発防止に役立てるため、ことし6月にIAEAが開く閣僚級の国際会議に加えて、来年8月に特別会議を開催することが決まりました。IAEAとしては、原発の安全性の向上と信頼の回復に向けた国際的な取り組みを加速させたい考えです。