フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

バッハ♪

2008年01月23日 | 恩師 増永弘昭先生
先生が亡くなった後で、
形見に何冊か楽譜を頂いた.
先生のメモが書いてあるものを少し。

その中にはコピー譜の
ブランデンブルグ協奏曲第5番も含まれていた。

少し黄ばんだ楽譜にはメガネの絵が書き入れられていて、
ああ、ここは気をつけないといけないんだな・・・
と教えてくれる。

この曲を来月演奏することになった。
恩師の触れていた楽譜で本番を迎えるのだ.
古い印刷が刻んだ時を感じさせ、

すぐに師匠のバッハを思い出す。
豊かな深い響きは哲学的であり躍動的だった。

バッハは一生かけてゆっくり勉強しようと
じっくり自分で楽譜を読み込んでから
先生にレッスンを受けようと思って、
後回しにしていたのだけれど、

気がついたら間に合わなかった。

今は、自分で考えるだけの知識が
蓄積されているのが分かるから

これは天国からの宿題なのだなと思っている.


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