春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

山茶花の季節到来

2009年11月18日 14時27分56秒 | 日常徒然
昨日から気温が一段と下がってきて、真冬を思わせる寒い日となっている。
道路わきに植えられた、山茶花が赤い花を付けていた。
山茶花といえば
「山茶花山茶花咲いた道 焚き火焚き火だ落ち葉焚き・・・・・」と口ずさみたくなってくるが、山茶花は初冬を代表する花である様だ。

「其処までの 用事に出ての 時雨かな」と書かれた葉書を、掛け軸として表装したものを、父が何かのお礼にと昔知人から貰ったのが、今は我が家に有る。
その俳句の背景に、可憐な山茶花の花が描いてあった。

それは召集兵として戦地に居たその人に、隣組だった方が戦地見舞いとして下さった葉書だったのだそうで、
復員してから掛け軸に表装される程大事にしておられたものを、
父に下さったのであった。
楚々として美しい山茶花の花と、粋な俳句を何気なく書いて送れるその方に、
当時の日本人の素養の深さと、たしなみが感じられる。
昔の日本人には、こんな風流人が大勢居られたのかなと、ゆかしささえ憶えさせられる。

11月も終わりが近づき、年賀状を書かねばならない季節も、もうすぐだなと思うと、気が重くなってしまう私とは大違いである。
ささっと、人が関心するような絵がかけると、年賀状書きも楽しいだろうにな。

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