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政府は拉致被害者の生存を 本当は信じているのだろうか?

2009年07月17日 17時56分47秒 | 国内情報

「真実を明らかに」 田原氏提訴で有本夫妻会見 
 ジャーナリストの田原総一朗氏が、北朝鮮による拉致被害者の有本恵子さん=当時(23)=と横田めぐみさん=同(13)=を「生きていない」とテレビで発言したことを受け、1千万円の慰謝料を求める訴訟を起こした有本さんの父明弘さん(81)と母嘉代子さん(83)が16日、神戸司法記者クラブで会見した。両親は「本当に恵子は死んでいると外務省高官が田原氏に言ったのか。訴訟を通じ、真実を明らかにしたい」と訴えた。

 訴状によると、田原氏は「朝まで生テレビ!」で「外務省も(2人が)生きていないことは分かっている」などと発言。外務省が死亡を把握しているかのような事実を全国に伝え、精神的な苦痛を受けたとしている。

 会見で嘉代子さんは「北朝鮮の死亡確認書は信用できず、外務大臣も田原氏の発言を否定した。だが、外務省が本音では死んでいると思っているのなら、交渉が進展するはずがない。30年間、生存を信じて闘ってきた。真実が知りたい」と主張。代理人の森本耕司弁護士は「田原氏は発言を訂正していない。世論への影響が大きいだけに、情報源を含め発言の経緯を明らかにしたい」と話した。

 田原氏は「乱暴な表現だったが、外務省高官への取材に基づいた発言だ」とコメントした。(木村信行) (7/16 23:42



外務省が拉致被害者の生命を何よりも第一に考えているにしては、
その対応に私は何か解せないものを感じていた。
拉致被害者の生命を第一に考えていたならば、例えそれが事実であったとしても、
北朝鮮のことを嘘つき呼ばわりして、経済制裁を科したりするだろうか?
北朝鮮は独裁的権力者の国であるということは、知らない人もないことである。
独裁者がつむじを曲げたら、どんな恐ろしい事をするか分かったものではないのに、
いわば拉致被害者の人達を人質に取られた状態に置いたままで、
金正日の神経を逆なでするような事を、
ここ数年日本政府外務省は、平気で続けていたのである。

それなのに口では拉致被害者を、無事に取り返すまでは・・・・・と、誠心誠意対応している様なそぶりをしている、そのギャップに、
何か違和感を感じていた人は多いのではないだろうか?

だからご両親にはお気の毒な事だけれど、田原総一郎が暴露した事は、本当の事なのではないかと私には思える。
ご両親にしても、本当は生存してないと思いながら、助ける努力をしている振りをして、色々利用され続けるのは、本意では無いのではなかろうか?
だから裁判を起こしてでも、真実を知りたいと思われたのだろう。
慰謝料が欲しいからではないと言われる有本さんの言葉が本当であろうと、素直に受け取る事ができる。

政府も外務省も、被害者家族の人々を利用する為に、真実を隠しているのなら、
被害者に更なる犠牲を強いている事になる。
もう良い加減に、事実を知らせてあげて、
もし、有本さんも横田さんも、もう他界しておられるのなら、
ご両親に故人の冥福を祈る気持ちにさせてあげる方が、
人として採るべき道ではないだろうか?

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