漢検協会の多額利益問題- 「日本漢字能力検定協会」(京都市)が、公益事業では認められない多額の利益を上げていたことが明らかになったということで、新聞テレビで連日騒がれていたが、ついに決着が付いたようである。
文部科学省はしきりに漢検は儲け過ぎていると非難しているけれど、漢検の検定料と、英検の検定料を比較してみたところ同じレベルで、どちらかというと英検の検定料のほうが高いくらいである。
漢字検定検定料 1級・・・5,000円
準1級・・・4,500円
2級・・・4,000円
準2、3、4、5、6、7級・・・各2,000円
8、9、10級・・・各1,500円
英検 検定料(税込み) 1級 :7,500円
準1級:6,000円
2級 :4,100円
準2級:3,600円
3級 :2,500円
4級 :1,500円
5級 :1,400円
以前英検が受験に英検の結果が採用されている学校の受験に有利なように、点数操作をして問題になった事があったけれど、その時でさえ今回ほどマスコミが連日しつこく追及することはなかったと記憶する。
漢検の場合、漢字に対する関心が上がってきた為に、急に利益が増えたのだろうけれど、
英検と比べて特に高額の料金を設定しているわけではない。
多額の収益を上げているのはけしからんと文化省は言っているようだけれど、
儲けの一部を、文化省に還元しなかったのが怪しからんと言っているのではないだろうか?
漢検は京都市に本部を置いており、京都の僧職の人に色々助言をもらっているそうで、寺院への寄付はしているのだろうけれど、東京にある文部省への付け届けは怠ったのかも知れない。
文化省の天下り先にしたら、天下って来た者に多額の給料や退職金を払う事になるから、今ほど収益は上がらない。
「それが健全な経営である。」と文化省は言いたいのだろうか。
「文化省が認定してやっているから、こんなに儲けることができているというのに、全然文化省に還元しようとしないとは怪しからん!」と文化省は怒っているのではないだろうか?
同じような料金を取っていても英検は責められないのは、
もしかしたら文化省に充分冥加金を払っているから、
儲けがそれほど多額にならないだけなのではないだろうか?
近頃マスコミが正義ずらして、誰かをしつこく攻撃し続けるときは、眉につばをして見なければならない!
菅直人さんが「マスコミ報道」という一文を書いておられる。
菅さんが民主党代表だった時の年金未納事件のときの事である。
マスコミは菅さんが代表を辞めると表明するまで、
毎日毎日年金未納問題で菅さん叩きを続けていたけれど、
代表をやめると表明されたら、ぱったりとこの件に関する報道が無くなり、
社会保険庁が菅さんに謝ったという事については、
ほとんど報道するマスコミ機関は無かったそうである。
今やマスコミの目的は、国民に真実を知らせる事ではなくて、
権力者の要望達成を助ける事と、変わってしまったのではないだろうか?
たいした問題とも思えないようなことでも、
権力者がその報道を求めている時には、大きな字で毎日毎日書き続けるけれど、
権力者の好まない事に関しては、一切書かないか、書いたとしても目立たないコーナーに、目に付かないように配慮して、記入しているようである。
こんな新聞が、毎日国民を誘導していく先には何があるのだろう?
この件に関する記事はヤフーニュースだけでも下記のように載っている。改善困難なら漢検中止=5月中の対応求める-塩谷文科相
財団法人日本漢字能力検定協会(京都市)が6月に予定している次回の検定について、塩谷立文部科学相は21日の閣議後の記者会見で「関係企業との取引などを速やかに改善してもらうことが大事。5月中に明確にすることが難しければ中止してもらうことになる」との考えを示した。(時事通信)
・ 漢検協会の改善、5月中に困難なら次回検定中止を…文科相 - 読売新聞(4月21日)
◇検定料に関して外部調査委は
・ <漢検>検定料900円値下げ可 不透明取引一掃で - 毎日新聞(4月18日)
・ 漢検問題に関する動画ニュース - Yahoo!ニュース
◇前理事長と協会のカネに関する問題が次々露呈
・ 漢検、前理事長宅の警備費を6年半も負担…今月まで継続 - 読売新聞(4月21日)
・ 漢検前理事長ら一族へ協会と親族企業から年間3億円超 - 産経新聞(4月21日)
・ 漢検前理事長に退職金=5300万、在任中の07年に-京都 - 時事通信(4月21日)
文部科学省はしきりに漢検は儲け過ぎていると非難しているけれど、漢検の検定料と、英検の検定料を比較してみたところ同じレベルで、どちらかというと英検の検定料のほうが高いくらいである。
漢字検定検定料 1級・・・5,000円
準1級・・・4,500円
2級・・・4,000円
準2、3、4、5、6、7級・・・各2,000円
8、9、10級・・・各1,500円
英検 検定料(税込み) 1級 :7,500円
準1級:6,000円
2級 :4,100円
準2級:3,600円
3級 :2,500円
4級 :1,500円
5級 :1,400円
以前英検が受験に英検の結果が採用されている学校の受験に有利なように、点数操作をして問題になった事があったけれど、その時でさえ今回ほどマスコミが連日しつこく追及することはなかったと記憶する。
漢検の場合、漢字に対する関心が上がってきた為に、急に利益が増えたのだろうけれど、
英検と比べて特に高額の料金を設定しているわけではない。
多額の収益を上げているのはけしからんと文化省は言っているようだけれど、
儲けの一部を、文化省に還元しなかったのが怪しからんと言っているのではないだろうか?
漢検は京都市に本部を置いており、京都の僧職の人に色々助言をもらっているそうで、寺院への寄付はしているのだろうけれど、東京にある文部省への付け届けは怠ったのかも知れない。
文化省の天下り先にしたら、天下って来た者に多額の給料や退職金を払う事になるから、今ほど収益は上がらない。
「それが健全な経営である。」と文化省は言いたいのだろうか。
「文化省が認定してやっているから、こんなに儲けることができているというのに、全然文化省に還元しようとしないとは怪しからん!」と文化省は怒っているのではないだろうか?
同じような料金を取っていても英検は責められないのは、
もしかしたら文化省に充分冥加金を払っているから、
儲けがそれほど多額にならないだけなのではないだろうか?
近頃マスコミが正義ずらして、誰かをしつこく攻撃し続けるときは、眉につばをして見なければならない!
菅直人さんが「マスコミ報道」という一文を書いておられる。
菅さんが民主党代表だった時の年金未納事件のときの事である。
今回の小沢代表の秘書の件に関する検察とマスコミ報道を見ていて、2004年の私の「年金未加入による未納」報道を思い出す。私が民主党代表をやめると、それを待っていたかのように数日後、社会保険庁に出先である武蔵野の社会保険事務所から「未加入」の扱いが間違いであったので訂正するという知らせが届いた。(以下略)
マスコミは菅さんが代表を辞めると表明するまで、
毎日毎日年金未納問題で菅さん叩きを続けていたけれど、
代表をやめると表明されたら、ぱったりとこの件に関する報道が無くなり、
社会保険庁が菅さんに謝ったという事については、
ほとんど報道するマスコミ機関は無かったそうである。
今やマスコミの目的は、国民に真実を知らせる事ではなくて、
権力者の要望達成を助ける事と、変わってしまったのではないだろうか?
たいした問題とも思えないようなことでも、
権力者がその報道を求めている時には、大きな字で毎日毎日書き続けるけれど、
権力者の好まない事に関しては、一切書かないか、書いたとしても目立たないコーナーに、目に付かないように配慮して、記入しているようである。
こんな新聞が、毎日国民を誘導していく先には何があるのだろう?
毎日、読むのが楽しみです。 林 俊成
国民の汗の結晶を、アメリカに差し出す郵政民営化や、さらに血そのもの(軍隊)を差し出す、ソマリア派兵、そのための安保大改訂(憲法破壊)を推進するために、どうでもよいようなことに焦点をあてているのでしょう。
昔も重大な法案が審議されている時期に、おばさまタレントの喧嘩やら、白衣の渦巻きマーク宗教集団の話題などのことばかり報じていました。
孫先さんの本の話題でも大きく報じればよいのですが、それは大本営報道機関の業務ではないでしょう。
毎日期待していただいていると思うと、
嬉しい半面、ちょっと怖くもなります。
何の素養も無い者が、思いついたことを書きたい様に書いているだけですので、
私の意見は、あくまでも一つの見方として捕らえていただけると助かります。
アンケート結果というのは、
マスコミの影響力の効果発表なのかも知れませんね。
お得意様への一種の営業活動かも。
「我が新聞はお得意様のご要望にお答えして記事を書きまして、この通りの成果が上がっておりますので、今後とも宜しく・・・・」とかなんとか?
goose様
先日天皇制について書いた記事に、せっかくコメントを戴いていましたのに、
最後尾の記事しか目に入らなくてgooseさんの記事を見落としていました。
大分たってたまたま気が付いたのですが、失礼な事だったと、申し訳なく思っています。
遅ればせながらお返事書いておきましたので、宜しかったらご覧下さい。
漢検叩きには、文化省の欲と同時に、
もっと重要な案件を、報道しないで済ますための、目くらましの意味もあったのですね。
報道の自由とは、マスコミにとって、
営業活動の自由と同義語になっているのかもしれません。
それでも私たちは、毎月お金を出して、
政府資本家様御用達新聞を買い続けるのですよね。
考えてみるとちょっと面白い心理ですね。
さて、拙宅でも、毎月お金を出して、政府資本家様御用達新聞を買い続けていますが、新聞記事を読みたくてではなく、家人がスーパーのチラシを読むためです。記事は、CFRの手先のようなゴミ記事が載っていますが、チラシの値段に嘘はありません。時おり、書いてある値段と違う場合、家人は、断固レジの方と戦って、チラシ通りの結果を勝ち取っています。
それはさておき、孫崎亨著、日米同盟の正体-迷走する安全保障、現代新書も必読書です。テレビも新聞もほうっておいて、是非、こちらを。つまらないというご感想であれば、書籍代を弁償いたします。スーパーのちらし同様、嘘のない画期的な本です。素晴らしいお役人(というより勤め人一般)も、まれにはおられるようです。
gooseさんもブログを書いておられるのでしたら、URLを入れていただいていたら、見に行かせていただく事ができるのですが・・・・
孫崎亨氏の日米問題の正体、これも天木さんがたびたび紹介しておられますね。
良い本だとは承知していたのですが・・・・
私も少しは勉強しなければなりませんね。
ところで、良いお役人も大勢おられるのではないでしょうか。
今の世の中、悪貨は良貨を駆逐するという言葉のままに、
良いお役人は出番を断たれてしまうという仕組みになってしまっているのではないかと思います。
上に立つ者が悪かったら、良質の人は働かせてもらえないのではないでしょうか。
この孫崎氏の本のように。
アメリカに従属している限り、避けられない宿命というところもあるのかもしれません。
日本から少しでも毟り取ろうという国からの要請がが、現在の日本政府の意思より上の、至上命令となっているのですから・・・・・
ですから国民がもっと賢くなって、
誰が国のために働いているかを、ちゃんと見極めて、
まともな政治家を応援しない事には、
喩え心有る政治家が有ったとしても、
数の力にはどうすることも出来ないで、
大勢に流されるままにせざるを得ないということになるのかもしれません。
家庭でも商売でも、順調に運営する為には、
主人はすべてに目を光らせていなければならないと、大抵の人が思っているかと思うのですが、
国のこととなると、民主主義で自分が主人だという事を、
自分が万事に目を光らせて、国の運営させねばならない存在であると言うよりは、
国に仕えてもらえる存在であると思い違いしている者が大部分なのかもしれません。
嘗ての私がそうであったように・・・・・
ですから国民は不平を言うのではなく、
悪いところを指摘して、公務員に直させるというのでなければならないと思います。
そのために政治家を代理に立てているのですから、政治家も公務員が悪い悪いと不平を言うだけでなく、悪いものは排除し、良いものを働かせる意思を持った政治家を選びたいものです。
(公務員が、悪いのは、政治家が怠慢であったせいだということを胸に刻んで働くような政治家を)
劣化してますね。
マスコミも、検察も、官僚も。
そして、自民党も。
ただ彼らの日常は、そうすることしか出来ない。
それを否定すると自らを否定することになってしまう。
だから、違うと思っても、そうすることしかできないんではないか。
やはり、60年続いている慣性の法則なんでしょう。
それを突き破るのは大変ですが、やらなければどんどん、沈没してしまうのでしょうね。
森田実さんの(同じ森田でも、インチキ知事とは大違い)選挙予測(大連立)を読み、あたっている、正論だとおもいながらも、元気をうしないつつあります。
愚劣にも、アメリカと戦うための昔の「挙党一致」から、今度は、アメリカの走狗として戦うための「挙党一致」!
「マスコミに載らない海外記事」は毎日覗かせて頂いていますのに、gooseさんが、その管理人さんだとは全然気が付きませんでした。(失礼しました。)
何方が下さったコメントも、励みになりますので、私には有り難く嬉しいのです。
ですから反対意見でも何でもご遠慮なく、
お気が向かれたらいつでも、
これからもコメント入れていただけたら嬉しいです。
貴ブログにリンクしていただいているのに気づいたたときには、驚いて興奮してしまいました。(思いがけなかったので)
私は貴ブログをどこかのブログでリンクしておられたのを見て、たまたま覗かせていただいて気に入り、早速このブログでもリンク(ブックマーク)に入れさせていた次第です。
長い外国語を翻訳なさるのは、少々の事ではないのではないでしょうか。
これからも楽しみに拝見させていただきいと思っていますので、ぼちぼち頑張って頂けたらと思います。
森田実さんのブログこのところご無沙汰していたのですが、そんな予想になっているのですか?
当たらないと良いですね。(早速後で見に行かせていただきます。)
昔のお坊さんが、
「ぶち当たらせるのも慈悲の道じゃ」と言われたそうですが、やっぱりぶち当たらざるを得ないのでしょうか?
出来るだけ被害が少ない形で、方向転換して欲しいものですね。