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鳶にあぶらげ

2009年02月21日 07時48分51秒 | 政治

再議決欠席表明「筋通らない」 小泉氏に閣僚から批判 
自民党の小泉純一郎元首相が定額給付金財源法案の衆院再議決を欠席する考えを表明したことについて20日午前の記者会見で、閣僚から小泉氏に苦言を呈したり、批判する発言が相次いだ。一方、河村建夫官房長官は閣議に先立ち、小泉氏に対する「過剰な反応」は控えるよう各閣僚に要請した。

 塩谷立文部科学相は「(1月の衆院採決は)賛成だったのに筋が通らない」と反発。石破茂農相は「党員である以上、党の方針に従うべきだ。党の中がゴタゴタしているのは、一般の方々から見れば一体何をやっているのかということになる。決していいことではない」と批判した。

 舛添要一厚生労働相は「意見があれば政策決定の過程で出すべきだ。ツーレイト(遅すぎる)」と指摘。中曽根弘文外相は「元自民党総裁だから特に党の方針には従ってもらいたい」と自制を促した。

 鳩山邦夫総務相は「立派な先輩として心から尊敬していただけに残念」とし、公明党の斉藤鉄夫環境相は「政治家としてぶれのない行動をすると信じている」と語った。

2009/02/20 11:53 【共同通信】


小泉総理の威力もかなり落ちている模様である。
小泉元総理に従って、党議違反をしようとする者は、殆ど無かったらしい。
それにしても、嘗ての郵政民営化に反対の投票をした議員を、
党議に反したと言って除名処分にしたうえに、
総選挙の時には刺客まで送るという、強引極まりない事をしたのに、
自分は平気でで党議に反すると宣言できるのは、
独裁者の才能という事なのだろうか?

小泉元総理が、2兆円の給付金にこだわったのは、
郵政民営化にクレームをつけられたので、怒って麻生政権にけちをつけたいからだろうというのが、大方の見方であったけれど、
「反戦な家作り」さんがエージェント失格の小泉純一郎だが・・・・・にユニークな見方をしておられた。
小泉元総理の今回の定額給付金財源法案に反対されたのは、
郵政民営化を見直すような動きを麻生政権が始めたからと、一般には見られているけれど、本当は定額給付金の2兆円というお金を、国民にばら撒くことを阻止したかったのではないかというものである。
とことん金策に困窮しているアメリカにしてみたら、
国民が反対している2兆円もの金額の定額給付金を、ばら撒くなど正気の沙汰には思えないことだろう。
そんなお金があるのなら、アメリカに回せと言いたくなるであろう事は想像に難くない。

そこでエージェント小泉純一郎にお声がかかったということなのだろうという訳である。
そうかも知れないという気がしてきた。
定額給付金に反対して、そのお金をそのまま、アメリカに毟り取られるくらいなら、例えばら撒きでも、日本人の懐に落とす定額給付金の方が何層倍国民のためになるか分からない。
そのお金を、国民の福祉のためにと、地方の困窮した財政援助に確実まわされる見込みは少ない今となったら、定額給付金に反対するなど、愚の骨頂かもしれない。

「鳶にあぶらげ」を進呈するようなことに同調させられるのは真っ平御免蒙りたいと思ったのだった。


今日は弘法大師のご縁日だったので、立木さんにお参りした。
山上の休憩所で、柚子湯を頂きながら考えていたら、
巧くまとまらないでいた短歌のしめの言葉が、ふと浮かんできた。
その「民草いとえ」のフレーズが浮かんだ時、”いとう”という言葉は嫌うという意味ではなかったかなと心配になって、家に帰って国語辞典で調べてみたら、
大事にする、かばうという意味があることが確かめられた。(体をいとうなどの使い方をする)
なんだか「民草をいとえ」との弘法大師のお思いを頂いたような気がしてきてた。
今日からテンプレートにのせることにする。


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6 コメント

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Unknown (ejnews)
2009-02-24 11:53:26
ヒラリークリントンは中国で『中国は中国の為(輸出)にアメリカの国債を買った方が良い』と言ったそうですから,小泉もその様な方向でアメリカの為に働いているのでしょうね。
然し、私の疑問は如何して小泉は非国民と呼ばれる様な事までしてアメリカの為に働いているのでしょうか?中央情報局にお金を貰っているのでしょうか?其れとも俗に言われるGHQ時代から続くGHQ,ヤクザ、小泉家と言う関係の延長なのでしょうか?不可解です。
処で“いとう”と言う言葉は“いとおしい”と一緒なのでしょうかね?“いとおしい”と言う言葉は古典文学の中でしか聞かれない言葉になってしまいましたね!
 
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ejnews様 (和久希世)
2009-02-26 19:29:40
コメント有難うございます。
小泉さんがどうしてあんな売国的なことをやられたかについては想像の域を出ませんが、
多分総理大臣になりたさに、アメリカの要求を呑んだのではないでしょうか。
やくざの世界でも同じですが、ひとつ悪事に加担すると、次は協力しなかったら、世間又は警察にバラスと脅されて、ずるずると深みにはまるという様な話をよく聞きますが、政治の世界にも似たような事が起きるのではないでしょうか。
逆らったら、売国奴として、道も歩けなくなりかねないし、黙って協力していたら、有能な元総理として、栄耀栄華をほしいままにできるとしたら・・・・・・

処で、下手な短歌にお目を留めてくださって有難うございます。
いとうは厭うと書きまして、嫌うというような意味なのですが、辞書で引くと同じ言葉の、2番目の説明に、大事にする、庇うと出ていて、この場合には一般に漢字は使わないで、ひらがなで書くとなっていました。

嫌うのと、大事にするのとが、同じ言葉だなんて信じられないような話ですが・・・・・
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Unknown (ejnews)
2009-02-27 01:23:32
エントリーが暫く無かったのでお忙しいか季節ですから風邪でも引いていられるのかな?と想像していました。小泉の事については色々な話が在る様ですね。父親の時代から或るヤクザ組織の援助を受けているだとか、色々。一番普通の説明はデイヴィッドロックフェラーのトライラタラルコミッション以来世界中の金融組織が国際中央金融システムを創造する様に向かっていて確か1970年代初期に始まったのですが(最初の日本人のトライラタラルのメンバー金融業界の人々の他にはは政治家では宮沢喜一が含まれていたと思います。)小泉も其の延長線上の人間だと言う説明です。彼は郵政民営化の直前にアメリカのPR会社の社長と会っているので郵政民営化を日本人に如何に良い物として売り込むかと言う商談が在ったと思います。アメリカではジグムントフロイトの甥でエドワードバーネイがフロイト等の心理学を大衆扇動に利用したプロパガンダを第一次大戦時に始め、政府内でプロパガンダの為の組織を設立し当時反戦的だったアメリカ人の意見を180度変えてしまうと言う事をしています。(第二次大戦時のドイツのゲッペルス宣伝相はバーネイのプロパガンダを利用したと言われています。)
と言う事で、アメリカでは政権は色々な手段を使い民衆扇動を常にしているので、日本も新聞、テレビ、企業家、政治家は何時もある目的の為民衆に有る意識を植え付ける為に働いていると言う事ではないでしょうか?然し、小泉の様にあからさまになるとプロパガンダの名前が泣きますよね!
 処で、私の所に態々コメントして下さってありがとうございます。英語でも時代によってある単語では意味が全く違っているのですよ。言語も生き物と言われる様に常に変化しているようです。日本語の場合は昔中国での漢字の発音を日本語に当てた利用法が多く、漢字を見ただけでは今では意味が分からない事も日本語の難しさですね。
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ejnews様 (和久希世)
2009-02-27 09:25:37
コメント有難うございます。
ご心配おかけしました。こうやって少しづつパソコンのことが分かってくるのかも,知れません。
処で小泉元総理の郵政民営化への執着の元はそんなにも根が深いことだったのですね。
一般には小泉が郵政大臣だった時に恨みを覚えることが有ったため、敵討ちに郵政をつぶしたがっていたと言われていたようですが、はじめからアメリカの意向を受けていたと考えるほうが自然かもしれませんね。

リクルート事件でさえあれだけ大騒ぎしたのですから、今回のかんぽの宿不正譲渡事件は、疑獄事件になっても当然の悪辣な事件ですよね。
これからどう発展して行きますことか・・・・・
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Unknown (Unknown)
2009-02-28 03:07:50
エドワードバーネイの著書“プロパガンダ”では実際に行われたプロパガンダが説明されています。其の一つに、1920年代殆ど廃れかけていたヴェルヴェット(日本ではビロードとも言う布?)業界を救う為パリの有名なファッションデザイナー達にヴェルヴェットを使った作品を作る様に働きかけ、パリのファッショナブルな人々がヴェルヴェットの服を着ている写真や、意見を使った好意的な記事を同時に雑誌、新聞等で書かせ、パリのファッションショーで作品が発表されると、其のニュースが新聞、映画館のニュースリール、雑誌で紹介され、結果としてヴェルヴェット業界は注文に追い付かないほどの需要を受け業界破綻を避けるだけでなく大きな利益を得たと言う話が在ります。この話は今では“パブリックリレーション”と言われる民衆扇動の初期の例ですが(現在では日常茶飯事で全てのメディアのニュース、雑誌の記事等々は誰かのプロパガンダ“PR”では無いでしょうか?)此処で恐ろしいのは民衆は徐々に有る情報を新聞や雑誌、映画のニュースリール、(現代ではテレビ、ラジオ、インターネット)で聞いたり見たりしていたので、其れまで時代遅れとして見向きもしなかったヴェルヴェットの服を“まるで自分自身から湧き起こって来たヴェルヴェットに対する欲望”の様に感じ、再び流行の先端として買い始めたと言う事です。民衆は何の疑問も持たなかったのです。
 “小泉の郵政省に対する怨みが原因”と言う話も疎の様な人間的な感情の軋轢が原因と言う事にしておくとそれ以上民衆は考えないでしょう?“小泉の郵政省に対する怨みが原因”と言う事は誰が言い始めたのでしょうね?成功しているプロパガンダだと思いませんか?
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Unknown (和久希世)
2009-02-28 07:36:36
本当にそうですね。
テレビ等で、国会議員のだれかれが言っていたように記憶していますが、
この言葉に騙され、小泉純一郎という人を、単純な人と勘違いした部分も,あったかもしれません。
騙しの手は、手を変え品を変えで、しかもどこに隠されているかわからないように、巧妙に仕組まれているから、人は何度でも騙されるというわけなのでしょうね。
くわばらくわばら・・・・・
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