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蜂群崩壊症候群(CCD)

2009年05月14日 20時49分48秒 | Weblog
最近ミツバチが減って、農家の人がミツバチを確保するのに難儀しておられるということは、テレビでも聞いていたのだけれど、原田武夫さんの「ミツバチの激減がもたらす食料価格高騰」によると、ミツバチの激減は世界規模でかなり重篤の状態で広がっているらしい。
アメリカでは06年ごろから、ミツバチが集団でどこかに消えてしまう不可解な現象が起きて、「蜂群崩壊症候群(CCD)」と名づけられているそうで、年間150億ドルの損失をもたらすようになっているそうである。
昨年のイギリスも、ミツバチの減少によって、およそ80億円の損失を蒙って食糧を輸入せねばならないようになったそうである。
昨年は金融危機で、ユーロに対してポンドの値打ちが下がっており、ダブルパンチで大変な状態にあるそうである。

植物の受粉の80%が昆虫によってなされ、その又80%をミツバチが受粉してくれているということで、もしミツバチがいなくなってしまったら、たちまち食糧危機になりかねない状態にあるという。
人類の未来が、一種類の昆虫にかかっているなんて、誰に想像できただろうか?

何十年も前の事、松竹新喜劇で馬鹿な役で有名な、藤山寛美が植木職人役の時、蜜蜂を追い払おうとしている人に腹を立て、
「蜜蜂がいるから、実もなるというのに、蜂を追うなど何と言うことをする・・・・」と、独特の台詞回しで言っていたのが思い出される。
しかしその蜜蜂に人類の食料がこんなにも依存していたとは・・・・・
これから、蜜蜂が減り続けるようなことがないようにと祈るしかないのだろうか?


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