相台万朗Sodaiブログ

和歌山からきて今は千葉県人に、東京銀座でウエスタンバンジョーの店を36年間やらせていただき、もっかしたずみしてます。

こんにちは! (連載ー413)

2022年07月27日 | 経験・体験
 私は山育ち、娘に言わせれば,とんでもない山奥らしい。お父さんは、おとぎの国の田舎もの、

岩の上からドブーンと飛び込んで川遊び。
夏は学校からもらう肝油(栄養補助食品)をもらう頃には、川開きで家にカバンを放り投げて川に走った。
 山に囲まれた、まるで原始人のようだ。

 低い山には登ったが、海抜1000mの以上の山には登ったことがない。ちょうど高野山が約1000mらしい。
春先で車で行ったことがあるが若い坊さんが鼻を真っ赤にして🤧をしていた。

 義理の兄と姉が登山家で日本のいろいな山に登ったらしい。
 尾瀬に行く誘いしてくれた。

義理の母(昔に亡くした私の実母代わりの母)が夜の暗い内から、おにぎりを握っていた。それは、それはでっかい。
 兄と姉について行くのが精いっぱいで何とか妻と尾瀬に着いた。 

こんにちは!
 山に登って、向こうから歩いてくる人みんなが「こんにちは」とあいさつをしてくれる。

 こんにちは、と言われれば、私だって「こんにちは」、と返す。
 それはそれはとっておきのスマイルでね。

慣れないから、恥ずかしくて、出来れば人に合わない方がいいのに、こんな時に限って対向者とよくすれ違う。
 町で合う人とは同じ人に見えるのにみんなあいさつをする。

こんにちは、こんにちは、こんにちは、いたるところから聞こえる。うるさい!

こ・こ・こ・こ・・こけっこ。
幼いころ、同じ屋根の下で鶏を飼っていたことを思い出す。

 毎朝起きると、妻に「おはよう」と元気な声をかける。もちろん「おはよう」と返ってくる。
 これが我が家のスタートだ。朝飯も美味しくいただくし人生バラ色だ。

「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」夫婦喧嘩で、平手で殴られたり、物を投げられたり、巷では「モラハラ」と言われ、された覚えのある夫のみなさん。

された私の方がグジュぐじゅ引きずるタイプらしいのはわかっているが、翌朝まで引きずらないようにスイッチを切り替えている。

 誰かが、「明日、会えるといいね」
「今日、会えてよかったね」と交わして一日を大切に暮らしたと。
 
挨拶は強制されるものでもないし、相手の湯加減を知る口実にはモッテコイ。背中にそっと手を添えるのもいい。

 おはようは、その日一日のはじまり。こんにちは、出会いのはじまり。

♪「こんにちは、こんにちは西の国から、こんにちは、こんにちは東の国から、・・・」
 こんな歌も歌った。

山の上で、すれ違う人に先の危険があれば知らせることもあるようだ。木が倒れているとか、木が腐って足場が悪くなっている。
 
 山では素直にこんにちは、と言えるのに、町では素直になれないのか、考えたら夜も寝られないから私も素直じゃないようだ。
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