相台万朗Sodaiブログ

和歌山からきて今は千葉県人に、東京銀座でウエスタンバンジョーの店を36年間やらせていただき、もっかしたずみしてます。

「知恵のかなしみ」         (連載―464)

2023年04月05日 | 経験・体験
世界を渡り歩き、釣りをしたり、美味しい物を食べ歩いたようだ。ようだ。というから詳しくはわかっていない。
ただ、「知恵のかなしみ」の言葉に引き寄せられた。

開口健さんは大阪に生まれ、茅ケ崎に住み、30年ほど前に亡くなり、お墓は鎌倉の円覚寺に埋葬されているそうだ。

円覚寺は鎌倉時代に創建された禅宗(臨済宗)寺で、写真を見た感じでは、北鎌倉の山寺でモミジとこけが合いそうな静かなたたずまいだ。

この寺で座禅をすると、すぐに無になれそうだ。座禅は目を開けてすると聞いたことがあるが、私のような邪悪のかたまりの人間には相応しくない。

開口健(かいこうたかし)と読むらしいが(かいこうけん)の方が健康的だ。野ネズミの大発生を題材にした「パニック」でデビユゥー作で「裸の王様」で芥川賞を受賞なされていた。大学時代に洋書の輸入会社にいたこともあったんだろう、チェーホフ、サルトルなどの本を読んでいたらしい。
さすが、世界を渡り歩いた小説家だ。

25年ほど前、銀座の飲み屋で一度だけお目にかかったが、鋭い眼さばきであった。
ご自分で書いた分厚い釣りの本、てっきり釣り人かと思った。

 開口健氏がいう。いろんなものをいろんなところで食って、どうも近頃あまり美味しくない。 知らんでもいいことを知ったおかけで、世の中がつまらなくなる。
これを「知恵のかなしみ」という。どうもかなしみが舌の先に出て来て困る。
 
よほどうまい食べ物と隠された知識を得とくし過ぎたのか、私など60歳を過ぎて知識を得てるのに、まだ十分な空がある。

ちなみに、私の年齢は今年で72歳だ。開口さんに追いつくには完全に無理そうだが開口さんにも悩みがあったとは?安心した。
 こんなまずいもの「二度と行きたくない店」でもあったらご紹介したいがそんな貴重なところを紹介して喧嘩でもされても私は出入り禁止となる。もう上手い旨いは、あきたケン。

  開口健さん「知恵のかなしみ」ふと、思い出したように今昔の世を振り返る。

一昔は10年と把握していたが、現代は何年だろう?5年かなあ。
昔はよかった。昔はよかった。と昔の人の口からよく聞くが、昔の人は、大半が昔だ。
今の人は昔を知らないのが当前。だから、昔を知るには昔の人から聞くと具体的にわかる。それが、時代の移り変わりも速く昔の人も、わからぬことが多々ある。それでも。PCで検索したらすぐわかる。

だったら、最初から尋ねればいいのだが、あえて聞いてあげれば昔の人は喜ぶ。
大リーグでも、シフトをかえたり、ピッチング速度を早くルールを変えたりゲームのスピードアップを図り観客増員を試みている。
人間も今昔の2種類のタイプがいる。血の循環もよくすれば、プラスアルファ―のことが起きる。宇宙人も喜ぶ。
 外国で、昔の人と現代の人が共同生活してお互い刺激し合っているのを見て、おばあちゃんを思い出した。喧嘩はよくしたが今にいい思い出と、ためになっている。

核家族は「夫婦のみ」「夫婦と未婚の子供」「父親また母親とその未婚の子供」の世帯をさす。
かつては結婚した子供世帯と親世帯が同居する大家族の形態が見られました。
都会では子育てが大変だ。住宅事情もあって親と一緒に住めなくなっている。今年の入社式での若者見ても、みんな賢そうでしっかりしてそうだ。
 21世紀になって、私の入社式とは違っていた。厳しい現実に立ち向かう冷静な眼差しを感じた。「知恵のかなしみ」も体験することもあるだろう。その時が成長の楽しみよ。

鎌倉に源頼朝が鎌倉幕府を開いたと言うが、あの山と海の田舎に鎌倉を本拠地にして関東を制圧した。はじめて、旅した時に、こんな田舎にどうしてだろうと感じた。
 源氏は平治の乱で敗れて、まだ幼かった頼朝を伊豆の北条家に預けられた。時は過ぎ、北条家の昌子と恋仲になり、周囲の反対もあったが昌子と結婚した。頼朝の弟であった源義経が頑張って平家を壇ノ浦の戦いで滅ぼした。頼朝が功績もあった義経を追放して奥州まで追い込んで殺した。同時に、奥州藤原氏を滅ぼした。

頼朝は征夷大将軍(武士の一番偉い人)に命じられて鎌倉幕府の大将になった。
その後、頼朝は落馬で死んだとかいわれているが死んだ。頼朝の子供もいたが暗殺されたようだ。
源頼朝の血筋は断絶され、北条義時が鎌倉幕府の支配者になったとさ。
 (ミニ知識:源の、平の、のが付けば天皇の血筋らしい。源の頼朝は清和天皇の血筋だって)

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