マンション管理のお勉強日記+スピリチュアルなブログ:飯田史彦教授 江原啓之氏 坂本政道氏等の精神世界の書籍を読んで

先立った最愛の彼女といつか必ず逢いたい…彼女が枕元に置いて逝った江原啓之氏の書籍…Spiritualな世界の存在を信じて

東電社長に土下座までさせたのは、やらせ過ぎ、人として酷いです

2011年05月04日 23時59分13秒 | □私の気になる記事
福島第1原発 東電社長、怒りの浪江町民を前に土下座
毎日新聞 5月4日(水)20時54分配信

東京電力の清水正孝社長が4日、謝罪のため、福島第1原発事故で町村外
へ役場機能の移転を余儀なくされた福島県浪江町、広野町、葛尾村の各
災害対策本部などを訪れた。怒りが頂点に達した浪江町民を前に、清水
社長は土下座してわびた。

二本松市にある浪江町の仮役場では、馬場有(たもつ)町長に「事故直後
に町へ通報がなかった」などと抗議された。その帰り際には、津波と原発
事故による捜索活動の遅れで、母とおいの行方がいまだに分からない女性
(50)から「心から謝ってください」と詰め寄られ、様子を見ていた
男性に「土下座しろ」と怒鳴られた。清水社長と同行の社員らは役場の
通路にひざまずいた。

浪江町民らが避難している二本松市の「あだたら体育館」では、約100人
から「早く生活を元に戻して」「原発は安全という説明はうそだったのか」
などと批判された。清水社長は「信頼を覆す事態が起き、心からおわび
します」と謝ったが、補償内容については明言を避けた。

・・・

この状況をTVで見ましたが、
はっきり言って「やらせ過ぎ」です。

画像の使用はいけないことですが、あえて。

・・・

あまりにも酷い仕打ちに、多くの国民の皆さんは、「何もそこまで
させなくても」とドン引きして、この映像を見たのではないでしょうか。

・・・

大地震や大津波を、東京電力が引き起こしたというのなら
地べたに頭を下げてまでも謝らないといけないことです。

しかし、発端は、自然災害なんです。
それなのに、対応が遅い、悪いと言い、土下座しろ!ですか。

「では、あなた(土下座をしろと言った人,土下座をするのを目の
前で見ていた人)が、東京電力の社長だったとしたら、今以上の
対応が出来ましたか?」と、土下座を要求した人、土下座を見ていた
人に、そう言いたい。

・・・

また、この土下座しろと言った人、土下座して頭を下げるのを
黙ってみていた人は、震災の津波で影響を受けた原発を食い止める
能力を持っているのかと言いたい。

・・・

大手企業で社長をやっている高給取りに、現場を知らないだろ!
どうしてくれるんだ!と頭ごなしに言いつめて、頭を下げさせた
ことに、何の解決があるのかと、私は強くそう思いました。

・・・

零細企業が大事故を起こして、弁済もしないで会社を潰して逃げて
いる例だってたくさんあります。

東京電力は、少なくとも逃げも隠れも出来ない公共性の強い企業で、
その企業が大津波という、企業自体も想定出来なかった出来事に対し
てでも、何とか住民の皆さんに弁済していこうとしているその姿は
見ずに、「失った怒り」を逃げ出せない東京電力に当たり散らして
いるだけだと感じました。

想定できていたなら、1万人も超す死者だって出ませんよ。
危険だとは言われ続けていても、いつ起こるか分からないことに
住民の皆さんだって、まさかの出来事だったはずです。

怒るなら、海へ行って「波」と「地層」に怒ったら
いいのではないですか。

東京電力の社長に土下座を要求するなんて・・・

「醜い姿です」

とてもがっかりしました。
人として最低の行為です。

じゃあ、震災の津波で両親を亡くしたお子さんや、最愛の妻や
夫を亡くし、家まで流された人のやり場の無い怒りは、どこへ
ぶつけたらいいのですか?

もっと遡ると・・・
第二次世界大戦のときに、空爆や戦地で死んでいった人のご本人
やその家族の怒りは?戦争こそ人災ですよ。

・・・

私も何件か義援金の募金をしました。

しかし、そのお金は両親やご家族を大津波で亡くされたご遺族の
方に渡して欲しいです。

こういう、他人への不条理な仕打ちをする原発被害者には
渡して欲しくない。

・・・

ただ「津波」という自然に当り散らすことが出来ない分、
東京電力のお偉いさんに当たっているだけにしか見えません。

確かに、思い入れや思い出、そして住み慣れた街は放射能の汚染
で返って来ないと言われれば、そうだろうなぁとも思います。

でも、人を踏みつけるような行為は、私は断じて許せない。


・・・

この「土下座」を要求した者
この「土下座」を見ていた者

は、自分自身は、土下座というものをしたことがあるのか?!
と、私は言いたいです。

私は、今の会社に入って、1度、社長3人の前で
土下座をしました。

私に間違ったデータを送ってきた社員(女性)がいて、
それで支払額を3社に対して間違ってしまい、大変怒られました。

その社長の1人が、なぜ間違ったのか?
どういう経緯で君が支払処理をしたのか?
私の会社が出した請求書を出して説明してくれ、
と言われ、そのデータを見せて、話をすると

「これでは、この請求書を出した私(私の会社)でも間違う。
君が謝ることではない」

と言ってくれました。

でも、私は土下座をしたとき、涙が出ました。
悔し涙です。勤め先の偉いさんからそのくらいしないと・・・
のような言い回しで、社長3人に会う前に言われたので
土下座しました。まだ契約社員のときにです。

私は、女性社員が間違った数字を伝えてきたから
こんな支払額になってしまったなんて、
一言も言いませんでした。

言い訳はしなかった。

それは、データを見れば誰でもわかることですから。
それでも、その女性社員まで引きずり出して社長3人に
謝らせるのは・・・という雰囲気があり、私もその女性
を詰める気持ちも無かったので、全ては自分がいけない
のだと言い聞かせて、私が謝りました。

当然、その支払一覧には上司だけでなく、さらに上の人の
印鑑もありました。
みんな適当に印を押しているだけということです。

その印は全て消して、私がやった(ミスした)ということで、
私が謝ったんです。

だから、悔し涙が出ました。

社長3人は、会社で詰められてきつかったんだねと
言っていましたが、そうではありません。

「何もかも、ごちゃ混ぜで、契約社員だった私に
罪を着せた周りが憎たらしく、そして自分自身が哀れで、
涙が出た」んです。


私の職場のトップがそれ(土下座)も仕事だと
いうようなことを言ってきたので、やらざるを得なかった
自分が情けなかった。

・・・

ですから、東京電力の社長(職員へも)に、土下座をしろ!
と叫んだ者、そして、その場にいて土下座を見ていた者
私は、いかなる事情があるにせよ、そのようなことを強要
した輩のほうこそ許せません。

「言ったお前こそ、人生の中で、涙を呑んで土下座したこと
あるのか!!」と言いたい。

この画像に映っている東京電力の社員のご家族は泣いて
おられることと思います。。。
お父さんが・・・息子が・・・と。
ご本人もさぞや悔しいことと思います。
世間の目に押されてというだけでなく、懸命にやっている
からこそ、現場に来たものと私はそう思います。

だいたい、
ゼニ・カネの問題ではないんですよ。土下座は。
その人の全て(人格や誇り)を踏みにじる行為なんです。


ブログ内にも書きましたが、
「役員報酬50%減ではなく、無給」などの処置のほう
こそ、妥当です。

だから、私は、今後浪江町の原発事故に絡む義援金は
一切しません。
このような映像を見たあとに、する気になれるわけがない。
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25 コメント

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no will (noga)
2011-05-05 03:10:50
「下士官兵は優秀、下級将校は普通、上級幹部は愚劣」

日本人には意思がない。
だから、意思決定ができない。
神の意思による災害は天災、人の意思によるものは人災。
意思という概念がなければ、天災と人災の区別も定かではない。
人の行動を納得できるものに改めることも容易ではない。

指導力は、指導者の社会意思の決定力である。
意思そのものがなければ、社会問題は指導者による解決を見ない。
「首相はオーケストラの指揮者だが、誰も指揮者を見ていない」ということは、一個人の意思に構成員が意識を集中できないことを意味している。
問題を解決する能力のない人たちが、事態を台無しにする力だけを持っている。だから、世の中は難しい。
問題を解決しようとしても、先送りと積み残しに終始する。なりゆき任せになる。
「そのうち、何とかなるだろう」ということか。

未来の内容が定かに考えられないと、起こる事態は想定外のことばかり。
目の前に事態が現われてからでは、その対策は後手後手に回る。
未来のことは、未来時制の構文の中で述べられる。
日本語には、時制がなく、未来時制もない。
だから、その計画も場当たり的というか、行き当たりばったりになる。主体性がない。

日本人は、拙速主義である。場当たり的なトントン葺きの家づくりが得意である。
大ブタさんのわらの家をつくる。災害に強い小ブタさんの煉瓦の家は作らない。
作る暇などないからである。
日本人は、過去と未来に挟まれたごく狭い時空の中にあくせくと生活している。
精神を集中すると、その刹那も永遠に見えてくる。
前後の見定めのない自分の話が永遠の真理を話しているような気持ちになるところが不思議なところである。

http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://page.cafe.ocn.ne.jp/profile/terasima/diary/200812




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無抵抗と知って蹴り倒す (頑張る日本)
2011-05-05 10:46:28
安全だ安全だといわれた原発の事故、想定外でしたと言われても「ああそうですか」と納得できるわけがない。そりゃあそうだろう。仕事や家を捨てて避難させられるんだからね。怒れるのも至極当然のことだ。そんな中へ東電の社長らが行ったからたまらない。ついに土下座までさせられた。しかし、どうだろうね。怒号を受けて万座の中で、国民注視の中で土下座させられる東電社長らのテレビ画面を見て、正直嫌な気分になった。なんか無抵抗でおののいている者を容赦なく蹴り倒すような場面だ。もちろん東電社長らを擁護する気持ちはない。だが、こんどの場合は人間として土下座までさせてはいけなかったのではないか。怒りは当然だが、だからといって怒りにまかせてなにをやってもいいとはいえない。土下座させられたことは人間性までも否定されたことであり、そのレッテルを貼ることは安易になされるべきでない。 
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Unknown (あい)
2011-05-05 16:44:54
被災された方の気持ちは、わかります。ただ、人として土下座を強要する姿は見たくない。気分を害します。早く終息する事を願っています。
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本当に東電だけですか? (欧州のマイク)
2011-05-09 06:03:58
日本人よ!東電を悪く言いますが、彼らも被害者です。原発誘致の際なぜ反対しなかったのか?原発県市町村が多額の資金が政府・東電から皆さんに入ってます。政府はどうですか?保安院は何のためにあるのですか?現在欧米で仕事中ですが、この写真を見て見下ろしている女性は非情に人間性を疑います。日本人は民度が高いはずなのに・東電大企業幹部へのやっかみでしょう。まぜその怒りを官政権に向けないのですか?
今官邸には我ら米国政府・企業人が10人も入り、そこから会議していますよ。仙石・枝のや官は英語がわからないのできつく言うと動転しまくりです。
官に土下座ですよ!させるのが筋です。それに英米に意義申してなさい!
返信する
同意 (ハル)
2011-05-12 10:59:45
本当にそう思う。あの人たちだって同じ被災者なのに。
責めるばかりでなく、どうして応援してあげられないのだろう。
本当に八つ当たりにしか見えない。
地震が起きなければ、津波さえこなければ。。。
今も現場で戦っている人の孤独を思うと、胸が痛くなる。
こんな責める声ばかりじゃ、彼らも心細いと思う。せめて、応援している声を届けたい。
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Unknown (管理人)
2011-05-15 16:14:38
nogaさん、頑張る日本さん、あいさん、ハルさん、コメントありがとうございます。

連休明け、仕事が忙しくてコメントが遅くなりましたm(_ _)m

投稿頂いて、やはり、東電の社長や同行して被災地へ訪れた社員の方に、土下座までさせた、あの映像は、その人(浪江町の避難所に訪れた東電の方々)の人格や尊厳までも踏みにじる行為に見えた方々も多くいたんだと分かり、私が思った気持ちも間違いでなはかったんだと感じて、ホッとしました。

最近では、1000年に一度の大地震などと言う地震の専門家がいますが、それが大げさに言っているのでは無いとしたら、余計に東京電力だけを非難することは出来ないと思います。

東京電力に勤める超エリート集団でさえも、さすがに1000年に一度起こるかどうかなんて状況を「想定」することなんて出来ないでしょう。

まして、私たち多くの人は、そこまでエリートじゃないですし、仮に私たちも東京電力に勤めることが出来ていたとしても、一社員が「1000年に一度の地震が起きたら危険なので、もっと設備におカネを掛けて対策をしておきましょう!」と社内で声を上げても、「あいつ、頭がおかしいんじゃないのか?」と言われて、一笑されるだけだと思います。

だいたい、どの住まいも、自分の仕事場も、公共施設も、1000年に一度、いや数百年に一度起こるか起こらないかの対策をしていますか?

1万年でも1億年でも先に起こる可能性があることだって色々と言われていますが、それは対策しなくてよいのでしょうか?

120年前に生きていた人は、何事も無かったわけですが、その時代に「1000年に一度の大地震が起こる,我々が生きている間に我々の税金で対策をしておいてあげよう」と「想定」出来て、何か手を打っていましたか?

大津波が来る以前の防波堤よりも、随分と低い堤防を当時作ってはいたという報道は聞きましたが、結局その程度の処置の施し方しか出来ていないわけじゃないですか。ねぇ。

最近の報道では、原発で故障していた設備があっただの、これだけの自然災害ででも「東電は人災」のように話をもっていき、逃げも隠れも出来ない東京電力に大自然の災害で被った巨額な負債を押し付けようとしています。

とても、呆れる話です。
今回の大地震・大津波は、間違いなく自然災害です。

・・・

被災して死亡された方々の大半が水死の方ですが、死因を見ますと中には、焼死が148名、圧死やモノに当たって亡くなられた損傷死が266名いたという報道があります。

被爆して亡くなった方は何名でしょう。私は報道番組を見ていますが、まだ知りません。

水死なら、あの大津波の映像を見ますと、なぜ水死して亡くなったのか多くの方は想像がつくと思います。

しかし、ご家族が焼死や損傷死をされた方々は「なぜ・・・」と納得さえいかないことと思います。

自宅が燃えて亡くなったのならまだしも、もらい火で亡くなった方だっているでしょう。

損傷死なんて、もっと悲惨なことです。
もしかしたら、津波で流されてきた、どこかの会社の設備や誰かの自動車、船などが頭や身体に当たって、助かる命が亡くなってしまったということも、この死者数を見ますと、必ずあるはずです。では、その死因となった物を持っていた所有者はどうなのでしょう?東京電力以上に「管理責任」を問われるべきではないでしょうか。

何に当たって死亡したか分からないから、見逃すのでしょうか?
管理責任は問わなくていいのでしょうか?

東京電力に当り散らしている浪江町民の方は、管理責任をとことん追及するために、一肌脱いで、この大震災で焼死や損傷死した414名の死因を突き止めに行かれたらどうでしょうか。

管理責任に重点を置く方々なら、それだけ意識も高いわけですから、そのくらいの手助けを亡くされた遺族の方々のためにされてもよいのではないかな。

まさか・・・自分たちの生活と住まい,失ったものを賠償金で取り戻すのためだけに大騒ぎしている・・・とは、私は思いたくありませんから、ぜひご家族が焼死、損傷死した方々の手助けをお願いしたいです。

・・・

そのような亡くなり方をされた遺族から、
浪江町の避難住民で、東京電力の社長,社員の人を土下座させた人たちは、当たり散らせるような相手(東京電力)があって良いですねと言われますよ。

同情なんて要らない、ようは保障(おカネ)だとでも言いたいのでしょうかね。

自分たちだけが世の中で不幸だなんて思ったら大間違い。原発事故だけでなく、この度の災害で多くの方々が身内の方を亡くされて、取り戻したくても取り戻せないやるせないさの中で、生きています。

一番辛いのは、亡くなった当の本人です。
一瞬にして、今までの全てが消えてしまったのですから。

また、この大震災の報道の影で、クレーン事故でお子さんを亡くされたご両親の方々など、「やるせない」「本当にやるせない人災の事故」で家族を失った方々だって、人生でかけがえの無いものを失って悲しんでいます。

まずは、震災やその他、色々な事象で亡くなった方々のご冥福をお祈りするのが、まだこの世で「生きている」我々のなすべきことではないでしょうか。

私は、そう思います。

東京電力の社長,そして同行していた社員の方々に、「土下座しろ」と言えるクチを持って、この世に生きていられる身であるなら、もう少し生きている,生き残ったことに感謝すべきでしょうね。

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Unknown (中2のf子です)
2011-07-09 21:43:11
江原さんのブログを毎回見ています
返信する
Unknown (管理人)
2011-07-10 08:41:46
中2のf子さん、コメントありがとうございます。

江原啓之さんは、私が一番はじめにスピリチュアルを知るきっかけになった方で、今でも江原啓之さんは真実を語っていると信じています。

江原さんのコンサートや公演にも行ってみたいですよね☆

最近は、TVに出なくなりましたが、私としては大学などで学生さんにスピリチュアルな話を語る江原さんのほうが素敵だと思っています。

またこのブログにも、引き続き江原さんのスピリチュアルな話を書いていきますので、よろしくお願いします♪
返信する
弁解させてください。 (浪江町人)
2012-05-18 12:03:38
震災当日の原子力発電所の電源喪失や、翌日の退避命令はTVでの情報で町独自の判断で行われました。
立地している街には東電からの連絡が入っているのですが、浪江町はなかったそうです。
もっとしかっりした情報があれば着の身着のまま避難することはなかったと思います。
天災ではありますが立地の場所をコスト面から低くしたり、堤防だって何度も指摘されていたことです。
もっと言えば、安全面よりコストダウン、ネジ1本にしたって安い方。。下っ端作業員がどんなに危険性を訴えても東電さんは机上の数字ばっかりでした。

本題に入ります。確かに土下座はやりすぎです。
そのことで物事が解決するわけではないですから。。
しかし、津波による被害の後、救出されている方も警戒地区以外ではいらっしゃいました。
みんながみんな助からなかったわけではないと思います。土下座をさせた女性とは知り合いではありませんがあの方も海沿いの地区の方だそうです。
家族や知り合いの安否がわからなければ自身で探しに行きたいとは思いませんか?
追い出されるように海から2時間も離れた避難所に入れられ携帯電話は制限のため止められ・・・誰がどの避難所に入ったかさえ分からず、探し回っている方がいっぱいいらっしゃいました。
今年の3月に一時立ち入りで町に入りましたが、あの時のまま。復興というのがどこにもありません。
補償金なんていいから、事故が起こる前にしてください。地震で散らかった家や職場を片づけて、いろんなものを奪っていった海を見ながら悲しみながらも乗り越えて、復興したかったです。
夢も希望も基盤から根こそぎなくなりました。
子供も避難の際、放射線量の高い地域で外遊びをしていますし、これから先どう影響があるか不安でなりません。
事故があくまで天災だとしても、情報公開がなされなかったのは人災です。
子供に何かあったら土下座なんかで済む問題ではないでしょう。
震災から1年過ぎても不安な生活はまだ続きます。
生きている以上、不安はつきものですがどうか浪江町という言葉でくくって見放さないでください。
子供たちだって浪江町人です。

返信する
Unknown (管理人)
2012-05-20 22:11:17
浪江町人様、コメントありがとうございます。

大変ご苦労をされながら、生活されていることとお察しいたします。

情報公開が迅速になされなかったことについては、人為的に引き起こされた人災だと思います。今は、全ての町民の方が、何もかも東電に当り散らしているとは思っておりません。私も被災地域に住んでいましたら、言うべきことは言うでしょう。

ただ、離れている地域に住む私には、賠償金でパチンコ店(私はパチンコはしません)でパチンコをして、仕事もせずに、また給料の安い仕事をすると賠償金や保証金が減らされると言って、定職に就かない者が、特に福島県いわき市に溢れているという話が耳に入ってきます。

だぶんご存知だと思いますが、これは誇大されている面もあるでしょうけど、月30万円の給料を震災前に稼いでいた家族(5人)なら、その前給与分同等額と1人当たり10万円、計毎月80万円もの東電からの賠償金が入っていると言われています。

実際には、そこまでの金額でないとしても、同じ震災被害者で東電と関わりがなかった地域で被災した方々は、どれだけの待遇を受けているのだろう、あまりにも差が有り過ぎるのではないかと考えてしまいます。

ただでさえ不景気な世の中、私の住む田舎(人口10万人程度)では、十数万円の手取りを稼ぐのにも、まともな仕事も無く、正社員の募集も飛び込み営業のような仕事しかなく、生活苦の人々も多いです。

放射能の汚染と言えば、私の住む県でも受け入れを進めています。とある県内の港から桜の名勝を通り、某市街地迄運ぶと聞いています。私の住む街も通過します。ですが、別に反対をしてはいません。お互い様だからと、思っているところが強いからだと思います。そういう県民性のあるところです。日本で住みやすい都道府県で2位になったところです。

子供への影響等、とても心配されるお心はお察しいたしますし、それは心配でたまらないことと存じます。

しかし、被災された地域だけでなく、私の生まれ育った、運よく震災の被害を受けなかった県にもがれきを運ばれてくることも分かってください。

私の勤める会社は、当然民間企業であり営利法人ですから、このがれき輸送の話が来て、受けることを了承しています。

当然、売上のことがあってでしょう。

しかし、社内で推奨する取得資格も変わりました。運行管理者、第一種衛生管理者、そして通関士が社内で推奨する数ある資格の中で、トップ3でしたが、昨年の労使経営会議では、運行管理者、第一種衛生管理者、そしてX線作業主任者に変わりました。

「X線作業主任者」
突然に上がってきた資格でした。今まで、有機溶剤や酸欠・特定化学物質、四アルキル鉛等の作業主任者資格は、多くの現場社員が取得しています。

X線作業主任者の資格取得は、まさに震災のがれき受け入れによって、薦めようと会社側が考えたことだと思います。

じゃぁ、今の会社の考えが気に入らないし、危険だからと仕事を辞めて、(以前は、不動産営業をしていました)不動産会社の営業マンをやるのか、放射能と無関係な仕事に変えるのかと言いますと、そうはいきません。今の会社に入るのにも、今のポジションを手に入れるにも苦労しましたから。

そういう、震災の影響もなく、賠償金も、また将来の保証もない、そういう街にも、船舶で送られてきます。

万が一をと考えるならば、私の住む街(県)も、どうしてくれるのか、将来何かあった際には、どこが責任を取ってくれるのかということにもなります。産廃扱いのものなどは、どこまできちんと除染されているかなんて分かりません。

そういう、無関係に思える遠い街にも、影響があるということです。

以前、不動産会社で働いていたときですが、北海道から、この街に来たのは「住みやすい街に選ばれていたから」という若者が移り住んで来るほどの地域です。

震災から無縁に思える地域でも、否応無く関わることになっていることもご理解ください。

浪江町は、町民の方々が想像する以上に、全国が注目している街であり、震災の被害、そして原発の被害の街です。そこで、あの土下座は、あまりにも、助け合いの精神に水をかけるような行為だったために、驚きと失望を感じた次第です。

震災や災害、そして東電のような二次被害は、いつどこで起きるか分からないと思っています。お互い、同じくこの世で生きているわけですから、助け合って生きていきましょう。

コメントありがとうございました。
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