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嫁ブロックで転職取り止めの時代

2016年01月01日 20時56分00秒 | □私の気になる記事
男の挑戦くじく「嫁ブロック」とは「妻の反対で内定辞退…」

産経新聞 1月1日(金)13時47分配信

「妻が反対するので内定を辞退します」-。夫の転職や起業が
妻の鶴の一声でご破算になる「嫁ブロック」という言葉が浸透
しつつある。

終身雇用の崩壊に伴う転職市場の拡大によって、夫婦の形も変化
を余儀なくされている。転職にロマンを求める夫に対し、肩書や
収入をシビアに見つめる妻の目線。妻はなぜ反対するのか。
その本音に耳を傾け、背景を探ってみたい。

■転職市場の拡大で業界用語が一般化

「嫁ブロック」はもともと、企業の採用担当者が使っていた業界
用語。妻の反対で採用が失敗に終わることを指していたが、ここ
数年の転職市場の拡大により、一般にも知られるようになってきた。

人材派遣大手、インテリジェンス(東京都千代田区)によると、
転職希望者数は平成22年1月から今年11月までの間に約3倍
に増加している。

もっとも大きな要因は、東京五輪に向け建築業界が求人を大幅に
増やしていることだ。これまでは経験者の中途採用が多かったが、
人手不足のため設計や企画などの分野で未経験者にも門戸を開いた。

また、市場拡大が続くIT業界では、技術に見合う報酬を求めて
転職を繰り返すケースが珍しくない。

価値観が多様化し、安定した大手企業から、長年の夢の実現や仕事
のやりがいを求めて地方移住を希望する若い世代も増えている。

■夫のロマン、妻のプライド
転職にロマンを求める夫にストップをかけるのは妻たちだ。今月上旬
には東京・目黒で妻たちによる座談会が開かれた。

「夫の転職をどう考えているのか」をテーマに妻たちの本音を
探ろうと、転職クチコミサイト「転職会議」を運営するリブセンス
(東京都品川区)が主催した。首都圏の母親サークルに募集をかけ、
28~40歳の既婚女性21人が集まった。

長男(6)を連れて参加した主婦(40)=大田区=は「どこに
勤めているかで周りの人の見方は変わってくる。夫が転職を言い
出したら反対する」と言い切る。

夫(40)は大手メーカー勤務だが、社内で転職者が相次いでいるため、
夫が「仕事を変えてみたい」などと言い出さないか、ハラハラする毎日
だという。

反対の理由はママ友との交際関係だ。「大手企業勤務」という夫の
肩書は一つのステータスになる。「直接、友人たちに夫の勤務先を聞い
たりはしないが、会話の中で自然と伝わってくる。勤め先から生活水準
が想像でき、相手によって一緒に食べるランチの値段は変わる」と
本音をもらす。

地方移住を伴う転職に難色を示すのは2歳の子供のいる共働きの30代
の女性。

「共働きだから今の生活を維持できている。東京を離れるなんて考え
られないので、どうしても移住したいというなら、単身赴任してもらう」

■夫の収入に依存? 転職反対の真の背景
リブセンスが11月に公表した調査結果でもこうした妻の言い分が浮き
彫りになっている。調査対象は20~30代の転職を希望する既婚男性
会社員1800人。

妻の反対によって、希望企業への転職活動を断念したり、内定を辞退
した人は32%に上り、約3人に1人が嫁ブロックに遭っていることが
判明した。

妻に反対された理由については「年収が下がる」(37%)が最も多く、
「勤務地が自宅から遠い」(28%)、「現職の福利厚生が充実している」
(21%)と続いた。

リブセンスで顧客サービスを担当する石渡崇之さんは「最近では、本人
だけではなく、妻ら家族向けの採用説明会を開く企業も現れるなど、
嫁ブロックが企業側の採用手法に影響を与えつつある」と説明する。

採用の最終盤まで妻に転職活動を明かさず猛反対される例が目立つため
「妻の意向をくんだ上で、自らの希望も反映できるよう、活動を始める
前段階で妻と十分に話し合っておくことが必要だ」と助言している。

嫁ブロックが広がる背景には社会の変化がある。

ニッセイ基礎研究所の松浦民恵主任研究員は「団塊世代と異なり、働く
女性が増えた30~40代は、家庭での夫と妻の発言力が均等化して
きた可能性がある」と分析する。

ただし、妻が夫の収入減を理由に転職に反対するのは「家計が男性の収入
に依存している現状を示し、女性に対する就労支援が不十分であることの
裏返しでもある」と指摘している。

・・・

まぁ、女性の発言力が強くなったというよりも、依然と比べて、更に
安定志向、無難な生き方、今ある生活の維持を重要視している傾向が
高くなっているということでしょう。

発言力は、その女性の性格や考え方によって、専業主婦であっても共働き
であっても「ダメなものはダメっ!」ということをはっきりという女性は
言うでしょう。

稼いでいるから発言力が増す、というよりも、奥様の危機意識、危機感
の度合い、奥様の価値基準、そこが夫の転職を止めているのでしょうね。

確かに、家庭もあり、子供も居て、別にリストラに遭いそうなわけでも
ない夫が「転職したい」と言うと「無謀」だと捉えられることでしょうね。

今、勤めている会社が賞与も無く、将来性もなく、退職金など支払われる
かどうかも分からないような会社に勤めていた場合は、「転職大賛成」と
なることと思います。

夫に対して、
月50万円の給料が無いと「普通」とは思えない奥様もいるでしょうし、
月30万円の給料があるのだからそれで良い。これが「普通」という奥様
もいるでしょう。

そして、月20万円前後の手取りしか無い夫が、給料面で条件の良い会社
から内定をもらったので転職するよと言ったら、喜ぶ奥様もいるでしょう。

ですので「転職=世の中の奥様、全員が反対」というわけではない
ということですね。

<転職を妻に反対された主な理由>

1位:37%:年収が下がる。

これは、月給は同額あるいは、数万円上がったとしても、やはり勤務年数
による賞与額が、転職となるとガクッと下がるので、「年収」で見ると
所得が減る場合が多いかと思います。
ヘッドハンティングの場合は別として。
ただ、転職先が相当に良い会社(有名企業)であれば、数年後には今より
収入が増えるのでOKが出るかも知れませんけどね。

2位:28%:勤務地が自宅から遠い
今、持ち家だったり、親元だったりすると、どうしても「この場所から
動きたくない」と思うのが人間の心理でしょう。

また、共働きの場合も生活圏内で仕事を探して働いていることでしょう
から尚更ですよね。

あとは、子供が小さくて、親に面倒を見てもらっている、その援助があって
生活できているので親元近くが良いという場合も多いようです。

3位:21%:現職の福利厚生が充実している
家族手当や住宅手当、交通費などが手厚い。有給消化が出来る職場等、
要は「今、夫が勤めている会社は、そこそこ居心地が良い」と感じている
奥様は反対するでしょうね。

4位:18%:転職先の企業や業界に激務という噂がある
やはり、夫には職業を転々として欲しくない、安定した生き方を求めて
いるということでしょう。
いくら大手企業、上場企業での中途採用であっても、毎日ノルマや業績に
追われて、家庭でイライラされるのは嫌、そこまでハードなら、家庭を
大事にしたいので、それほどの高給は要らないので、ゆとりを持って
働いてほしいという思いが出ている結果ですね。

「稼いでほしい」でも「家庭が冷めるなら、そこまでは望まない」と
いう相対関係が強い押し留めの考え方ですね。

5位:13%:やりがいを感じられなさそう
そもそも働くのは夫自身ですが、夫の性格から「向いていない」と奥様
が直感でそう感じるということでしょうかね。

ただ、3組に1組が離婚する世の中ですので、本当の旦那の適性が見切れ
ているか否かは分かりませんよね。
しかし、「何か不安を感じるので、今の生活を壊さないで欲しい。転職
しないで欲しい」ということであるのは分かります。

6位:13%:ベンチャー企業だから
ベンチャー企業=新しい会社・企画=ダメ、というよりも、これだ!と思い
立って、数名で会社を立ち上げて事業をする、あるいは、そのような会社
に勤めるというのは不安定ということでしょう。

ベンチャー企業でも、商社、伊藤忠や丸紅、住友商事等が出資して立ち
上げた従業員数もそこそこいる基盤のしっかりしている新会社なら、夫が
勤めている今の会社が中小零細企業なら止めないことでしょう。

7位:12%:残業が減らなさそう
これは、「会社」というものは外見だけでは分かりませんので、実際に
入社して見て、自分自身で実体験して見ないと、なかなか分からない&
掴めないものだと思います。
ネット等でよく「大手企業ですが、残業がある会社ですか?」「どの
くらいありますか?」と聞いている人もいますが、社内においても部署が
変われば、休みがなかなか取れない、残業も多い、という部署だって
あります。

私の勤める会社でも、年末年始は、日曜から日曜まで長期連休という正社員
もいれば、経理職の正社員は、12月30日の銀行営業最終日は、何か
トラブルがあってはいけない(入金が無いのですが・・・という問い
合わせ等)ので出勤しています。


反対された理由を見ますと、キーワードは
「安定」「無難」を求めており、「冒険(挑戦)」「先行き不透明」な行動
は止めて!ということでしょう。

ただ、これらは、極々普通の中流階級にいる庶民の家庭の意見ですね。

「夫の給料が安くて生活が苦しい」「私もパートで働きっぱなし」という
家庭の奥様の意見は繁栄されていないと思います。

また、相当に能力があり、今も年収1000万円以上で、預貯金も数千万円
あるいは億もあり、持ち家のローンなど若い時に5年で返済した等の超やり手
の夫の奥様の意見も見えてきていません。

まぁ、どちらの生活層の奥様も、このような「座談会に参加する」ということ
はしないでしょうから、無理もありませんけどね。

ですが、理由・アンケートを取るまでもなく、多くの奥様達は「ごく普通の生活」
「安定した収入・安定した仕事を夫に求める」「不安、不安定な行動は慎ん
でもらいたい」そう思うのは、至極当然のことでしょうね。

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