明けまして、おめでとうございます。
年が明けて大分経ちましたが、私から今年始めの
ブログでのお便りです。
今年も事務局の便りのほんのひと時を受け持って、綴って
いきますのでよろしくお願いいたします。
インフルエンザ(A香港型)が大流行の一歩手前まできたようです。
うがいと手洗いは励行して、かからないようにいてください。
話は又お寺のことですが、昨年奈良にお寺巡りに行った法隆寺の
帰り路に私の好きな薬師寺をとうりすがりに見ました。
今回は寄れませんでしたが、傷みの激しい薬師寺東塔の修理が
始まっていて大きな覆いがかぶせてありました。
この伽藍の西塔を再建する時、再建の参考に東塔を当時の棟梁の
親方の故西岡常一氏は弟子の小川さんと徹底的に調べましたようでした。
そのことなどをNHKテレビの特集で放映した番組の再放送を2日ほど前に
見ました。
弟子の小川さんが話していたことに驚きました。
1、300年前の大工は塔の柱を真っ直ぐ見せるため、柱を垂直に立てる
野でなく、21mm内側に絞り込んでいるのですと言っていました。
まっすぐ立ててしまうと塔の外側の空間との関係で、外側に開いて見える
のだそうです。
また水滴を弾くヤリガンナの話もしていましたが、機械で真っ平に削った
表面でなく、陰影が日の光で映し出される技などなど驚愕しました。
家づくりはもとより、今に伝わる色んな分野の技は日本の文化として守る
事が大事ではないでしょうか。
ものづくりに人間の味が漂う品を私たちの前から消さないでと願う今日この頃
です。
御機嫌よう さようなら 事務局でした