今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

病棟シニアデビュー

2010-01-08 20:02:43 | 臨床留学
明けましておめでとうございます

年明けの初更新です

年末年始は、デンバー(コロラド)でスキーをして過ごすことができました

全米一大きなスキー場に圧倒され、富士山頂に近い標高の空気に苦しみながらも、楽しくすべってきました


さて、今月はチェルシー病院の入院担当です

当病棟は、シニアレジデント1人(2年目)、インターン1人(1年目)、時々医学生Sub-I(4年生)そしてアテンディング1人で運営されています

そしてこれが、私のシニアデビュー戦です

Night Seniorという夜間の担当は経験しましたが、基本的に単独行動が多かったのですが

昼のシニアは、チーム全体をみなくてはいけません

病棟全体の運営と、インターンの教育両方に頭を悩ます毎日です

忙しいながらも、まずまずの1週目が終わりました

患者さんは、
  • CAP(community acquired pneumonia)
  • Cellulitis(cat bite)
  • Osteomyelitis w diabetic foot
  • CHF exacerbation with Afib RVR
  • Anaphylactic shock with ACS
  • presyncope
  • nephrolithiasis(腎結石)
  • co-mangement(整形の術後患者管理)
  • Consult(Head pain unitの患者の胸痛) などなど

特に興味深かったのが、cat biteとアナフィラキシーの患者さん

cat biteは教科書通りのPasuteurella multocida菌

アナフィラキシーの患者さんは、2回目のエピネフリフリン投与後に胸痛をおこし

心電図変化、トロポニンの上昇から緊急カテのため搬送となりました

カテの結果をまだ聞いていませんが、大変気になります